2. 森林とかかわる仕事
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森林からたくさんのめぐみをもらっていることはわかったよ。 それなのに、どうして木を切って使うのかな?
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シンタロー
木からできるものには、他にはないたくさんの特ちょうとみりょくがあるよ。 さらに木は、人が正しく植えて手を加えることをくり返せば、石油や石炭とちがって、再生産することができるんだ。
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資げんの少ない日本にとって、木を大切に使うことはとても重要なんだよ。 森林の中の木とわたしたちの生活をつないでくれるいろいろな仕事をみてみよう。
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林 リン子
木を育てる 林業
林業は50~100年のサイクルで木を育てる産業だよ。どうやって育てるか見てみよう。
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【1.植付】1年目 なえ木を育てる畑から運んできた、なえ木を植えます。主に春に2メートル位の間かくで1本ずつ手で植えます。
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【2.下刈り・つる切り】2~15年目位 なえ木がたくさん光を浴びて育つよう、周りの草やじゃまになる木、つる植物をかり取ります。
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【3.枝打ち】15~45年目位 節のない特別な木材を生産するために木の下のほうの枝を切り落とします。(北海道ではほとんど行っていません。)
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 より詳しい林業作業 |
【4.間ばつ】20~40年目位 お互いの成長をじゃましないよう、混みすぎた木を切ります。 切った木はできるかぎり間ばつ材として利用します。
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【5.主ばつ・造材・はん出】45~100年目位 成長した木を1本ずつていねいに切ります。最近は大型の機械を使うこともあります。切った木は枝を落とし、丸太にしてから町へ運び出します。
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【6.地ごしらえ】 次の世代のなえ木を植えるために、地面をきれいに整えます。
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木を育てるにはこんなにたくさんの時間と手間がかかるんだね。
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そう、だからわたしたちが今使っている木は、何十年も前の人が、大切に育ててくれたおくり物なんだよ。 未来の人も、木を使えるよう、この輪をつないでいくのが大切なんだ。
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【コラム なえ木づくり】 林業で植えるなえ木は、野菜と同じような畑で育てます。 種をまく方法と、土にさした木の枝から根を出させて育てる「さし木」の方法があり、1~4年かけて山に植えられる大きさのなえ木に育てます。
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木をとどける 丸太がわたしたちに届くまで
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林業で木を育てるのはわかったけれど、お店で丸太を売ってるの見たことないよ。
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そう、丸太はわたしたちにとどくまでに、いろいろな人がかかわって、運ばれたり、加工されたりしているよ。
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森林のめぐみを活かす いろいろな仕事
【コラム 国有林と森林官】 北海道の森林の55パーセントは国有林とよばれる、国が管理する森林です。そこでは「森林官」とよばれる国の職員(国家公務員)が、いつも森林を見回っています。森林の調査をしたり、地元の人たちと話し合ったりして、森林の持つさまざまなはたらきを最大限に引き出すにはどのようにすれば良いかを考えています。
森林官の動画も見てね!→ 
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