3. 生活の中の木
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生活の中で木を使う…あんまり考えたことないなぁ。いつもいろいろ気は使っているんだけどね。
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シンタロー
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あらあら、シンタロー君も大変なんだね。
日本人は木を上手に使う民族だよ。一けん家は木造がほとんどだし、神社やお寺は木でできているね。学校や家といった生活の中の木を調べてみよう。
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林 リン子
木の特ちょうとみりょく
木からできるものには、他にはないたくさんの特ちょうとみりょくがあるよ。くわしくしょうかいするね。
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すてきな手ざわり 鉄やコンクリートよりも熱を伝えにくいので、熱すぎず、冷たすぎず、人にやさしい温度のさわり心地です。
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すてきな香り 木の香りには気持ちを落ち着かせてくれる効果があります。

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すてきな見た目 木目は同じものは一つもありません。し外線をきゅうしゅうして目を守ってくれる効果もあります。

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たい久性が高い 法りゅう寺は1300年以上前に建てられました。木は手入れをすれば鉄やコンクリートよりずっと長持ちです。
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しょうげきをきゅうしゅう 木は適度にへこんだり曲がったりするので、ぶつかったときしょうげきをきゅうしゅうしてくれます。
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エコに加工できる 鉄やアルミニウムに比べて少ないエネルギーで加工できます。再使用やリサイクルも進んでいます。
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再生産できる 石油や石、金属とちがい、植えて育てるをすことができるので、育った分を使えばなくなることはありません。
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地球温だん化防止 木は大気中の二酸化炭素を取りこんでいます。木材を長く使えば大気中の二酸化炭素を増やすのを防げます。
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【コラム 木で作ってみよう】 木材は鉄や石とちがって、子どもの力でもノコギリで切ったり、クギを打ってくっつけたりできる材料です。小学校4年生の図工の時間には、木工で作品を作っている学校もあるね。
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デジタル絵本 「この木はどこから?」 札幌市HPへリンク
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どれくらい木をつかう?
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日本人1人は1年間に約0.6立方メートルの木材を使っているよ。 この丸太(直径20センチメートル、長さ1メートル)15本分、お家のお風呂(200リットル)3杯分だね。
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意外とたくさん使っている!
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外国の先進国と比べると、実は少ないんだよ。 (先進地域1.00立方メートル/人、発展途上国0.47立方メートル/人) だけど木材自給率は40パーセントくらいしかないんだ。
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え!残りの60パーセントは外国から輸入しているの?!
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そうなんだ。 日本の人工林の中の木材の量は毎年どんどん増えている。 それなのに外国からエネルギーを使って、木を運んできているんだ。自分の地域の木材を、自分の地域で大切に使って、また次の木を育てる。 それが大切だよ。
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ぼくたちができることって何かないのかな? 考えなくっちゃ!
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【コラム わたしたちにできること】
「木を使って森を活かそう」(動画) 1日を通して、どんな場面で木とふれ合っているか考えてみよう。 その木がどこから来たか、想像してみよう。
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【コラム 木の値段は?】 木がどれくらいの値段なのか考えてみよう。
- 石狩地域でトドマツを50年育てると、平均で幹の太さ20センチメートル、木の高さは15メートルになるよ。
- この木1本の幹の体積は0.28立方メートルです。
- また、山に立っているトドマツの値段は、1立方メートルあたり4,412円(2020年現在)です。
なので、山に立っている50年育ったトドマツ1本値段は0.28×4,412=1,235円
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