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近畿中国森林管理局

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    Dブロック(平成28年度)

    低コスト再造林現地検討会を開催(11月10日)

    近畿中国森林管理局では、フォレスター活動を推進するためのケーススタディ地区として神石高原町を設定し、民有林・国有林が連携した支援モデル活動の取り組みを行っています。
    この取り組みの一環として、11月10日 神石高原町において、広島県、広島北部森林管理署、広島森林管理署、神石高原町の共催で、再造林コストの低減につながる施業技術の確立と普及を目指した「低コスト再造林現地検討会」を開催しました。当日は、広島県内の森林組合や林業事業体はもとより、島根県、山口県の行政機関等からも参加があり、総勢89名で実施しました。
    午前中は、三和公民館で座学として、国有林で実施してきている「一貫作業システム」について広島北部署から、また、一貫作業地へのコンテナ苗の植栽効率や植栽後1年経過した林床の状況などについて広島県林業課から説明を行い、一貫作業システムやコンテナ苗について理解を深めました。また、会場内には局森林技術・支援センターから、植栽後3年経過したコンテナ苗の見本が展示され、生育状況等の説明がありました。
    午後からは、通ヶ谷山国有林の一貫作業地に場所を移し、地元森林官から現地の概要や主伐・再造林の事業内容を説明し、その後実際に作業に携わった請負事業体から、作業方法や今後の課題などについての説明を行いました。
    生産請負者からは、「立木伐採前の灌木刈り払いや全木集材することで、造材後の枝葉等が機械で効率的に集積できる」ことなどについて説明がありました。また、造林請負者及び参加者からは、一貫作業システムの課題として、「枝条が多少残った林床で効率的に植栽はできても、下刈作業功程等に支障があるのではないか」との意見も出されました。
    コンテナ苗による一貫作業システム事業は始まったばかりで、今後、灌木の繁茂や下刈の開始時期、作業システムの構築・作業者間の連携などについて検証や事例を重ねつつ、引き続き民有林・国有林が連携して再造林コスト低減につながる取り組みを行っていきたいと考えています。
     
       
    座学 三和公民館(神石高原町) 通ヶ谷山国有林(神石高原町)

    配布資料

    11月10日【広島北部署】

    検討会次第(PDF : 88KB)
    広島県における民国連携の取組について(PDF : 502KB)
    資料1:国有林の一貫作業システムについて(PDF : 903KB)
    資料2:コンテナ苗による一貫作業システム(PDF : 1,003KB)
    資料3:通ヶ谷山国有林概要・事業概要(PDF : 799KB)

    お問合せ先

    広島北部森林管理署
    〒728-0012
    広島県三次市十日市中2丁目5-19
    TEL:050-3160-1000 / 0824-62-2155
    FAX:0824-62-2156