マダニ・ヤマビル対策
1.千葉県内のマダニ・ヤマビルについて
千葉県内の国有林には、マダニとヤマビルが生息しています。マダニとヤマビル(千葉県ホームページにリンク)
国有林へ入林される方は、長袖や長ズボンの着用や虫除けスプレーを使用するなど刺咬されない対策をよろしくお願いします。
また、夏から秋にかけては、アシナガバチやスズメバチ類の活動が活発となっております。(蜂刺され対策:林野庁HP)
香水や整髪料などの匂いに寄ってきますので、入林をされる方は、着用しないほうが賢明です。
※令和2年3月5日、林内での作業後、作業服に付着していたマダニを粘着クリーナーにより捕獲(PDF : 124KB)しました。マダニの活動が確認できましたので、入林される方は十分注意してください。
2.千葉森林管理事務所のマダニ対策について
千葉森林管理事務所においては、平成30年度に職員がマダニに刺咬され、皮膚科において切開治療を行った案件が2件発生しましたが、幸いなことに日本紅斑熱等に罹病することはありませんでした。国立感染症研究所HPの「マダニ対策・今できること」や林野庁HP「森林内等の作業におけるダニ刺咬対策」をもとに対応をしておりますが
さらなる対応策として「安価で簡単に手に入りやすいもの。」が一番であるとし、完全ではないものの、ある程度の効果が見込まれたため、令和元年度より粘着クリーナーを使用した下記の対策をとっています。
(1)入林する前に虫除けスプレーを塗布
靴だけでなく、腕などに広範囲に虫除けスプレー塗布して、マダニやヤマビルを忌避することを目的としています。ディ-トやイカリジンが配合されている虫除けスプレー塗布をします。
マダニとヤマビル対策のため、足下は特に念入りに!
(2)下山した後や休憩時には粘着クリーナーを使用
家庭用の粘着クリーナーを使用し、身体全体をまんべんなくコロコロすることにより、服に着いたマダニを捕獲。(まれに毛虫もゲット)粘着シートを切り離し、たたんでリュックに入れて、下山後にゴミとして処分できます。
上半身と下半身も念入りに!
マダニが着いているか確認します。
★ 令和2年 1月10日に捕獲したマダニはこちら(PDF : 124KB) 目に見えなかった小さなマダニを捕獲できました。
★ 令和2年 3月 5日に捕獲したマダニはこちら(PDF : 124KB) マダニの活動が始まりました。
(3)事務所に着いたら確認
同僚などに背中などを確認してもらい、マダニが着いていないかを確認します。車のシートをコロコロすれば、なおBest。(4)入浴時にも再度確認
目で見るだけなく、洗いながら触ってマダニが着いていないか確認します。万が一、マダニに刺咬されていた場合は、決して自分で取ることはぜず、皮膚科を受診して除去してもらいます。
なお、関東森林管理局では、小笠原諸島の貴重な自然を守るため、入林する前に粘着シート(通称コロコロ)使用していますが、内地の千葉森林管理事務所では、身を守るために粘着クリーナーを使用しています。
ひとまず安心
お問合せ先
千葉森林管理事務所
担当者:調整官
ダイヤルイン:043-242-4656