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2014年4月のミッション「特命森林調査隊」(愛称=モリサー)は、森林に係る専門的な知識と調査技術の一層の向上を図るため、北海道森林管理局が管理している技術開発試験地等を活用し、実際に森林内における各種調査を行いながら、職員自ら国民の森林である国有林をどのようにすべきかを考え、森林調査の技術向上を目指しています。 北海道内各森林管理署等から登録があった若手職員主体で構成され、独立行政法人森林総合研究所北海道支所、林木育種センター北海道育種場などの研究機関のご協力をいただきながら、自己研鑽のための汗を流しています。 |
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「夕張広葉樹施業実験林」の成長量調査(栗山町)(2014年4月21~22日実施)
4月21~22日の2日間、空知森林管理署管内の「夕張広葉樹施業実験林」(栗山町滝ノ上国有林)において、平成26年度最初の森林調査を実施しました。 この実験林は、広葉樹及び広葉樹林の特性を解明し、成長量の増大、品質の向上を始めと森林機能を最大限に発揮させることを目的として、昭和59年に設置されました。 これまでに照査法を骨組みとした択伐施業(回帰年8年)を実行し、第三施業期を終了し、現在は第四施業期に入っています。 今回の調査は、次回の伐採を行う前の生長量を把握するのが目的です。
当実験林における調査は、昨年11月に取りかかりましたが、天候等の関係で調査予定の半分程度しか消化できなかったため、未調査で残った約1,500本は今年度に行うこととして準備を進めていました。 現地は背丈を超えるササ(クマイザサ)が密生しており、夏場の調査は困難を極めるため、ササが雪の下になって歩きやすい春先に調査を行おうと考えていました。 しかし、先日、現地の事前踏査を行ったところ、想像以上に雪解けが早いことが判明!。 急遽、隊員を招集し、実施することになりました。
今回は、幹の胸高直径が17センチ以上に生長している樹木を対象として、次のような作業を行いました。
昨年の残務でもあり、この4月に転勤してしまった初代”隊長”も引っ張り出し、起き上がってしまったササと格闘しながら3人1組で、2日間で約600本の調査を行いました。 それでもまだ残り約1,000本…(; ̄_ ̄)ふう 樹木の成長期の分岐点である6月までに、次回は若い隊員を大量投入して一気に片付けたいと思います。
大変な調査でしたが尾根からの眺めに癒やされたのでした。 Posted by 技術普及課 企画官(技術開発) 藤生 |2014.4.25| |
森林整備部技術普及課
担当者:技術開発主任官
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