「野幌次代検定林」調査(江別市)(11月25日)
11月25日、石狩森林管理署管内の野幌次代検定林における森林調査を北海道育種場の研究者とともに実施しました。
この次代検定林は、精英樹の苗木を用いて、昭和39(1964)年に造成したもので、定期的に遺伝的生産能力を検定し、次代の精英樹選抜を行うための評価を行うことを目的としています。
今回、局内の女性職員3名を含む総勢10名が3パーティに分かれ、予想外に足元が悪い中、普段使い慣れていない「超音波樹高測定器」等を駆使しながら、調査対象木約800本の樹高、胸高直径、幹曲がり、被害状況を調査しました。

雨が降る前に調査を終えるよう頑張りましょう!

調査方法のノウハウを学ぶ

樹高測定も手慣れてきました

樹高測定も手慣れてきました
隊長が迷子になるほどササの背丈が高く、足元に十分気をつけながら、無事調査を終えました。
普段接する機会がない北海道育種場の研究者の知識を吸収することができ、非常に有意義な時間を過ごしました。
Posted by 技術普及課 企画官(技術開発) 藤生 |2013.11.25|
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「広葉樹施業実験林」調査(栗山町)(11月19~22日)
11月19~22日の4日間、空知森林管理署管内(栗山町)において、同署の隊員5名とともに森林調査を実施しました。
この広葉樹施業実験林は、天然広葉樹林における森林機能を最大限に発揮させるため、林分全体を8区画に分けて、回帰年(伐採を繰り返す期間)を8年とし、木材生産の保続と森林生態系の保続を同時に実現させることを目的に設定したものです。
現地は予想以上にササが濃く、林内の移動等に悪戦苦闘しました。
加えて、雨、みぞれが降る悪条件の中、胸高直径17センチメートル上のすべての樹木について成長量の調査を行うとともに、調査木に赤ペンキを表示し、新たにナンバーテープを付けました。

厚いクマイザサ植生にも負けず…

調査木には胸高直径の測定位置を赤ペンキで表示

どしゃ降りの雨でずぶ濡れになりながら…
今回はメンバーが空知署の精鋭若手職員ということもあり、足場の悪さを感じさせないパワーで調査に大きく貢献してくれました。
Posted by 技術普及課 企画官(技術開発) 藤生 |2013.11.22|
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「アオダモ試験地」等成長量調査(11月6~7・11~12日)
11月6~7日に石狩森林管理署・胆振東部森林管理署管内、11~12日に日高南部森林管理署管内で、北海道育種場の研究者とともに、アオダモ試験地、検定林、展示林におけるの成長量等調査を実施しました。
アオダモ試験地(石狩・日高南部署)は、アオダモの産地による成長形質及びフェノロジー(生物季節)の違いを明らかにするため、道内の天然林6林分より採種・育苗した苗を植栽した試験地です。

アオダモ試験地での調査
ミヤコザサと成長を競っているアオダモ植栽木
また、検定林(胆振東部署:アカエゾマツ育種集団林)は、精英樹間の人工交雑によって第二世代精英樹を検定選抜するための母集団として造成したものです。

検定林における調査
更に、展示林(胆振東部署)は、育種場が開発したトドマツ・アカエゾマツの優良品種について、その特徴が実際の現場で見られるよう、成果の普及を図ることを目的として設置したものです。
各調査地において、樹高及び被害状況を調査しました。樹高測定は普段とは異なり2mの「竹尺」を片手に行いました。被害状況については、一部、アブラムシ、野鼠、雪害等による枯損が見られました。アオダモについては下刈時による切損も見受けられたため、植栽木に色テープをつけました。
Posted by 技術普及課 企画官(技術開発) 藤生 |2013.11.12|
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