緑の回廊八ヶ岳
長野県の中部に位置する蓼科山(2530m)から山梨県境に位置する赤岳(2899m)、編笠山(2524m)に連なる稜線(通称八ヶ岳)に位置し、気候的には、気温の年較差の大きい内陸性気候を呈しています。
植生の大部分は、シラベ、コメツガなどの亜高山常緑針葉樹が占めるとともに、ホンドオコジヨ、ヤマネ等の動物や、ヤツガタケキンポウゲなどの「ヤツガタケ」の名前が付けられている植物からなる、貴重な森林生態系が維持されている地域です。また、国有林野の分布状況などから緑の回廊八ヶ岳については、隣接する山梨県有林及び長野県内の民有林との間で、協力して森林生態系の保護・保全や森林施業に努めていくことにより、野生動植物の移動経路の確保など、民・国一体となった取組が進められている地域です。
連結する保護林および民有林
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八ヶ岳縞枯山希少個体群保護林 | 47 |
白駒コメツガ希少個体群保護林 | 183 |
八ヶ岳生物郡集保護林 | 516 |
西岳・フウキ沢ヤツガタケトウヒ希少個体群保護林 | 33 |
山梨県有林 | 818 |
長野県内民有林 | 216 |
面積
約6000ha
延長
約21km
生息する主な野生動植物
ほ乳類
ホンドオコジョ、ヤマネ、ホンシュウモモンガ、ホンドテン、カモシカ、ホンシュウジカ、ヤチネズミ、トガリネズミ、ヒメヒミズ
鳥類
カヤクグリ、イワヒバリ、ホシガラス、メボソムシクイ、ヒガラ、ルリビタキコガラ、ゴジュウカラ、ミソサザイ
蝶類
ベニヒカゲ、クモマベニヒカゲ、クモマツマキチョウ、ミヤマシロチョウ、タカネヒカゲ
植物
ウルップソウ、キバナシャクナゲ、タカネツメクサ、シナノキンバイ、ヤツガタケキンポウゲ、ミヤマオダマキ、オサバグサ、チョウノスケソウ、ヤツガタケキスミレ、コマクサ
区域図
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モニタリング調査結果
設定方針
緑の回廊八ヶ岳設定方針(PDF : 452KB)
お問合せ先
計画保全部計画課生態系保全係
ダイヤルイン:026-236-2612