2-14八ヶ岳生物群集保護林【516ha】
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固有種溢れる豊かな高山植物群落 |
設定目的
八ヶ岳連峰の硫黄岳(2,759m)から赤岳(2,899m)に至る稜線部には、ヤツガタケキバナシャクナゲやヤツガタケキンポウゲなど八ヶ岳固有種を含む豊かな高山植物群落が広がっています。特に稜線の東側斜面は、「八ヶ岳キバナシャクナゲ自生地」として国の天然記念物に指定されています。
これらの貴重な高山植物群落と八ヶ岳一帯の森林生態系の保護・管理を一体的に行っています。
地況・林況
「八ヶ岳」とは特定の一山を指して呼ぶ名前ではなく、長野・山梨両県境にまたがる山々の総称です。 八ヶ岳は独立した連峰であるため、この地域でのみ進化した草本や樹木が見られます。草本ではヤツガタケキンポウゲ、ヤツガタケキスミレ、ヤツガタケタンポポ、ヤツタカネアザミ、ヤツガタケシノブなど、樹木ではヤツガタケキバナシャクナゲ、ヤツガタケトウヒなど、八ヶ岳の名が付くものが数多く生育しています。 また、ベニヒカゲやヤツタカネなど希少な高山蝶も生育しています。
法指定等
水源かん養保安林、八ヶ岳中信高原国定公園、史跡名勝天然記念物、鳥獣保護区所在地
長野県 南佐久郡 南牧村、茅野市お問合せ先
計画保全部計画課担当:生態系保全係
ダイヤルイン:026-236-2612