3-25八ヶ岳縞枯山希少個体群保護林【47ha】
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帯状立枯現象”縞枯れ”によって更新を繰り返す森 |
設定目的
縞枯山(2,403m)一帯で帯状立枯現象を示しているシラビソ群落の保護を目的とします。地況・林況
シラビソを主体とし、オオシラビソ、コメツガ、トウヒ等の混交する天然林となっています。「縞枯れ」とは、等高線方向に帯状に樹木が集団枯死する現象で,遠景では立枯れた樹木の幹が白い縞(シマ)のように見えます。
樹木が集団で枯死する原因は、斜面を一定方向に吹き抜ける風に起因すると考えられ、最も風の影響を受ける最前列の立木が列状に枯れていきます。
枯れた部分との境界の樹木が順番に枯死することで,“縞”は時間の経過とともに斜面上方に移動します。
縞枯現象は森林の更新パターンの一つであり,森林が衰退する現象ではありません。
法指定等
水源かん養保安林、保健保安林、八ヶ岳中信高原国定公園所在地
長野県茅野市お問合せ先
計画保全部計画課担当:生態系保全係
ダイヤルイン:026-236-2612