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国有林とは?

世界有数の森林国といわれている日本。その国土面積の約7割は森林です。

森林は、木材などの生産のほかに、渇水や洪水を緩和し良質な水を育む水源かん養機能、山地災害の防止機能、二酸化炭素の吸収・貯蔵や騒音防止などの生活環境保全機能、レクリエーションの場の提供・教育の場の提供・野生鳥獣の生息の場などの保健文化機能など多面的な機能を持っています。

国有林野の面積は、760万ヘクタールあり、我が国の国土の約2割、森林面積の約3割を占めています。これを、都道府県別・市町村別に見ると、都道府県別ではすべての都道府県に、市町村別では、約半分の市町村に国有林野が所在しています。

 国有林野の分布状況

国有林野の分布状況

各地方における総土地面積に占める国有林野の割合

北海道:37%

関東甲信越:10%

中国:  5%

東北:32%

東海:10%

四国:10%

北陸:15%

近畿:3%

九州 ・沖縄:13%

 

 

 

 

 

 

国有林は全国各地に広がり、その多くは地形の急峻な奥地の山々や河川の源流に分布しています。また、民有林に比べて原生的な天然林が広く分布し、野生動植物の生息地や生育地として重要な森林も多く含まれています。こうしたことは保安林の約5割、国立公園の約6割が国有林であることからも分かります。

国有林野事業は、第二次世界大戦で荒廃した森林の整備や、戦後の復興期から高度経済成長期にかけての旺盛な木材需要に対する積極的な資材供給等、それぞれの時代の要請に応えつつ、森林の多様な機能の確保に努めてきました。
その結果、231万ヘクタールに及ぶ人工林(国有林野面積の約3割)が造成されたほか、461万ヘクタールの天然林(国有林野面積の約7割)が維持・管理されています。

また、我が国の国土は南北に長く、気候の変化に富んでいることから、国有林野内においても、トドマツ、エゾマツ等の生育する亜寒帯林から、東南アジアによく見られるマングローブの生育する亜熱帯林まで、多様な森林が成立しています。
このような多様な森林を有する国有林では、「持続可能な森林経営」へ向け、森林の持つ公益的機能の発揮に向けて管理をしています。

さらに、私たちが使う国産材の約3割も国有林で生産しています。このようにさまざまな恩恵を与えてくれる国有林は、私たちの生活に欠かすことのできない大切な財産なのです。 

機能類型ごとの森林の取扱

森林の取扱いに当たっては、重点的に発揮させるべき機能によって三つの類型に区分し、それぞれの特性に応じたきめ細かな管理経営を行っていきます。

 国有林野の機能型別森林面積

kinouruikeiengraph

 

水土保全林

土砂流出・崩壊の防備、水源かん養等安全で快適な国民生活を確保することを重視した森林の整備を行います。
土砂流出防備保安林、土砂崩壊防備保安林や水源かん養保安林が含まれています。

国土保全タイプ

目指す森林の姿

森林施業の特徴

水源かん養タイプ

目指す森林の姿

森林施業の特徴

森林と人との共生林

原生的な森林生態系等貴重な自然環境の保全、国民と自然とのふれあいの場としての利用を重視した森林の整備を行います。
森林生態系保護地域や森林生物遺伝資源保存林等の保護林や、世界遺産である白神山地、屋久島が含まれており、また、自然休養林、風致探勝林等のレクリエーションの森も含まれます。

自然維持タイプ

目指す森林の姿

森林施業の特徴

森林空間利用タイプ

目指す森林の姿

森林施業の特徴

資源の循環利用林

国民生活に必要であり、環境に対する負荷の少ない素材である木材等林産物の計画的・安定的生産を重視した森林の整備を行います。

 

目指す森林の姿

森林施業の特徴

 

国有林の森林計画制度

国有林では、国民の大切な森林を管理するために、地域の皆さんはもとより、地方公共団体など関係の行政機関の意見を聞いて立てる森林計画に即して、適切な管理経営に努めています。

 

国有林の森林計画体系

 国有林計画体系

  

森林関連専門用語の注釈

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