オニグルミの播種試験
輸入材の減少による、国産広葉樹へのニーズが高まる中、島根森林管理署では国有林フィールドを生かした取組として、島根県中山間地域研究センターと共同でオニグルミ(早生樹)播種試験を実施しています。

島根森林管理署の取組
島根森林管理署では島根県中山間地域研究センターと共同で国有林の伐採跡地で、オニグルミの播種・育成の実証に取り組んでいます。
平成31年4月にオニグルミの実を同センターと共同で伐採跡地に播種し、現在はその追跡調査を行っています。
今後、随時記事を更新していく予定です。
☆オニグルミの成長記録









オニグルミの良さ
オニグルミには「材質が良い」「低コストで造林できる」「くるみを収穫できる」といった良さがあります。
1.材質が良い
クルミ科の木材はウォールナットとして知られ、世界三大銘木の一つと言われています。オニグルミもまた、クルミ科であるため材質が良く、日本で収穫できるウォールナットとして期待されています。
2.低コストで造林できる
オニグルミはスギ・ヒノキとは異なり、種を蒔くことで造林することが可能です。初期成長が良いことでも知られており、低コストでの造林が期待できます。
ただし、ほかの樹種同様、種の選別は必要です。
3.くるみを収穫できる
オニグルミはクルミ科なのでクルミを収穫できます。クルミにはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。一般に広く食されているペルシャグルミと比べ、可食部が小さい、実が取りにくいといった難点はありますが、
味は渋みが少なく、クリーミーで濃厚であると言われています。
お問合せ先
島根森林管理署
ダイヤルイン:050-3160-6130