大又(おおまた)のカツラ
特徴
通常カツラの生息する森林帯は温帯であり、この巨樹のように温暖な土地に自生していることは珍しく、三重県でも海抜400メートル以上に稀にあるだけで、貴重な巨樹です。
なお、この巨樹は三重県発行の「みえの樹木百選」に記載されています。
由来
かつては、紀州藩所有の留山(とめやま)であり、過去この巨樹の横には神棚もあったことから山の神として祀(まつ)られていました。
周囲の状況
スギ・ヒノキの人工林となっています。
訪ねるにあたっての注意事項等
巨樹に近づきすぎたり根元周辺を踏み歩くことにより、根元部分の表土が堅くなり、悪影響を及ぼす恐れがあるので要注意。
下久保林道入口のゲートは施錠しており、一般車両の通行はできません。
交通アクセス
《公共交通機関によるアクセス》
JR紀勢本線熊野市駅下車、バスに30分乗車し、大又大久保バス停で下車、徒歩で下久保林道を経て10分(林道端からは歩道のないところを1分)
または、熊野市駅から自動車で30分で下久保林道入口に着く。
《自家用車で訪れる場合のアクセス》
熊野市役所から国道42号線を北上し、大久保橋を経て下久保林道入口に着く。
所在地 | 三重県熊野市 大又国有林869林班ろ2小班 |
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樹種 | カツラ |
胸高直径 | 直径:320 cm幹周:1,060 cm |
樹高 | 32 m |
樹齢(推定) | 300年以上 |
管理署 | 三重森林管理署 |
お問合せ先
森林整備部 技術普及課 企画係
ダイヤルイン:050-3160-6751