おおとうさんしょうようじゅりん
大塔山照葉樹林希少個体群保護林
1.概要
▶ 所在地 和歌山県田辺市▶ 設定年 平成5年
▶ 面 積 56.76ha
2.設定目的・保護林の状況
当該保護林の保護対象種は、アカガシ、シラカシ、シイなどの照葉樹林及び当該対象と一体的な森林環境の構成種です。保護林内は、ツガ、コウヤマキ、ウバメガシなどの大径木が林冠を形成しており、保護対象種のアカガシのほか、ウラジロ
ガシなどの中径木やクロバイ、アセビ、リョウブなどの小径木が生育しています。また、下層植生においては、アカガシやシ
ラカシなど常緑樹の実生や稚樹もわずかに確認されています。一部の崩壊跡地では、アカメガシワ、ミズメ、エゴノキ、カナ
クギノキなどの大径木が林冠を構成しています。
また、ニホンジカの被害は、現状で顕著ではないものの、一部の崩壊跡地に陽地性植物が増加していることから、ニホンジ
カが集まってくる可能性もあり、注視していきます。
このような、希少な野生生物の生育・生息に必要な森林の保護や管理を目的として設定しています。
3.法指定等
水源かん養保安林、鳥獣保護区、カモシカ保護地域、吉野熊野国立公園4.管轄森林管理署等
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お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:森林施業調整官
代表:050-3160-6700(内線3557)
ダイヤルイン:050-3160-5696