にしのこう
西ノ河モミ・ツガ遺伝資源希少個体群保護林
1.概要
▶ 所在地 和歌山県日高郡日高川町▶ 設定年 昭和63年
▶ 面 積 44.53ha
2.設定目的・保護林の状況
当該保護林は、モミとツガが主に優占しており、アカガシ、ウラジロガシなどのカシ類や、アカシデ、イヌシデなどの落葉広葉樹が混生、または一部優占しています。また、亜高木層以下には、シキミ、アセビなどの常緑種物やヒメシャラが多く生
育しています。また、枯れたスズタケが点在しているなど、ニホンジカによる下層植生への影響も確認されています。
平成25年度にパッチディフェンスを2箇所設置しました。設置したシカ防護ネット内の植生調査結果では、ネット内は下層
植生が成立しているのに対し、ネット外の下層植生は貧弱であり、ニホンジカによる強い採食圧が確認されました。引き続き
、今後の変化を継続して観察する必要があります。
このような、希少な野生生物の生育・生息に必要な森林の保護や管理を目的として設定しています。
3.法指定等
水源かん養保安林、鳥獣保護区、和歌山県自然環境保全地域4.管轄森林管理署等
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お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:森林施業調整官
代表:050-3160-6700(内線3557)
ダイヤルイン:050-3160-5696