令和6年度地域管理経営計画等に関する有識者懇談会の概要について
1 日時
令和7年2月19日(水曜日) 13時30分~15時45分
2 場所
近畿中国森林管理局 大会議室(オンライン併用)
3 議題
1. 第7次地域管理経営計画(案)及び国有林野施業実施計画(案) [ 資料1、2 ]
2. 地域管理経営計画変更計画(案)及び国有林野施業実施計画変更計画(案) [ 資料3 ]
4 審議結果
上記3の各議題について諮問を行い、適当である旨答申が行われた。
5 委員からの主な意見、回答
・森林が持っている機能は水源涵養やCO2吸収など複合的であり、森林を育てることで様々な貢献をしていることをもっとアピールしていくべき。
・SDGsや脱炭素といったことが重要な課題になっているなかで、炭などは海外に頼っている状況が明らかになってきた。都市部における炭などの林産物の需要は大きいものがあり、こういったことが計画にどう反映されているかが分かるように説明してほしい。
・「特に保護を図るべき森林」などに関して収集した自然環境の基礎データについて、広く活用できるように公表することを検討してほしい。
・現在、土木建築業の賃金水準は上昇が著しく、作業員の取り合いが顕著である。国有林野事業を進める際には、請負事業者が実行できるような価格帯、相場観で進めてほしい。
・林業分野での就労人口の減少に伴って、いつか森林管理がままならなくなることを危惧している。
・本年4月の建築基準法の改正の中には、建築分野における木材利用を促進する内容が盛り込まれているが、実際に利用拡大につなげるには、維持管理に関する情報不足など課題も多いと思う。中規模ビルの木造化標準モデルの作成など林野庁が進めている対策について情報提供をしっかりしていってほしい。
・入札不調は木材の安定供給の観点から問題であるため、予定価格や工期は適正か、情報提供が十分かなどについてしっかりと分析して対策を立ててほしい。
・花粉症対策としてスギの植え替えを進めているが、伐採したスギの使い道についてもしっかりと考えていくことが必要。
・伐採量については、四国や九州といった局管内を超えた地域間で調整が取れたものとなるよう意識してほしい。
6 資料一覧
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