このページの本文へ移動

近畿中国森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    森の巨人たち100選「桃木峠の大杉観察会」を開催しました!

     令和7年8月3日(日曜日)に、山の日を記念して森の巨人たち100選「桃木峠の大杉観察会」(主催:桃木峠の大杉保全協議会、共催:福井森林管理署、阪谷公民館)を開催しました。

     桃木峠の大杉は、大野市の経ヶ岳国有林に所在する樹齢500年以上と言われるスギの巨木です。現在の福井市で生まれ白山を開山した(たい)(ちょう)大師が、峠を通過する際に食事し、食後に地面に突き刺した箸が成長して大杉になったという伝説があります。大野市指定天然記念物に指定されており、平成12年には「森の巨人たち100選」に選定されました。

     当日は子どもから大人まで幅広い年代の参加者約20名が、集合場所の大野市阪谷公民館からマイクロバスに乗り合わせて大杉に向かい、現地で桃木峠の大杉や周囲の自然観察を行いました。また、森林への理解を深めてもらうために署で用意した森林に関する紙芝居とクイズを実施しました。

     山道に不慣れな参加者はバスを降りてから大杉までの約5分の道のりを苦労しながら歩いていましたが、幹回りが8mもある大杉を見ると、その迫力に圧倒されつつも、笑顔で大杉に触れたり、参加者同士で記念撮影をしたりしていました。また子どもたちは、大杉の幹回りの計測を楽しそうに手伝い、紙芝居の読み聞かせやクイズでは一番前に座り話に耳を傾け、積極的にクイズに答えていました。

     日頃、大杉の保全活動を行う桃木峠の大杉保全協議会や地域住民の方々に感謝するとともに、私たちも責任をもって後世に引き継ぐことができるよう大杉の保全に努めていきます。

    大杉看板前での集合写真    紙芝居に夢中の子どもたち
    大杉の看板前での集合写真 紙芝居に夢中の子どもたち

    お問合せ先

    福井森林管理署

    ダイヤルイン:050-3160-6105