民有林と連携した森林整備等の推進~民国が連携した効率的・効果的な施業の実施~
また、管内各地で発生しているシカ被害対策として、地域の協議会等に積極的に参画し、個体数管理を含む総合的なシカ対策に取り組んでいます。 |
森林共同施業団地の設定
- 地域における施業集約化の取組を支援するため、民有林と連携することで施業の効率化や低コスト化等が図られる区域については、民有林所有者と合意形成を図り森林共同施業団地を設定し、民有林と国有林を連結した効率的な路網の整備と相互利用、計画的な間伐等の実施、団地設定によるスケールメリットを生かした民有林材と国有林材の協調出荷などに取り組んでいます。
- 共同施業団地の概要
- 森林共同施業団地の設定状況(PDF : 91KB)
公益的機能維持増進協定制度の活用
- 国有林に隣接・介在する民有林の中には、小規模で孤立分散し立地条件が不利であること等から、森林所有者による施業が十分に行われていないものがみられ、その位置関係等により当該民有林における土砂流出等の発生が国有林の発揮している国土保全等の公益的機能に悪影響を及ぼしたり、外来樹種の繁茂が国有林で実施する駆除の効果に支障を生じさせたりする場合があります。
- こうした課題に対処するため、平成24年に森林法等が改正され、「公益的機能維持増進協定制度」が創設されました。当制度は、国有林の有する公益的機能の維持増進を図るため必要と認められるとき、民有林の森林所有者と森林管理局長が協定を締結し、森林管理署長等が民有林と国有林とを一体的に間伐等の森林整備を実施することにより、民有林、国有林双方の公益的機能の維持増進に寄与することとしています。
- 公益的機能維持増進協定制度の概要(PDF : 464KB)
- 公益的機能維持増進協定の締結状況(PDF : 66KB)
- 協定区域内森林整備対策の実施状況(PDF : 1,082KB)
シカ等獣害対策
- 野生鳥獣被害対策として、地域の協議会等に積極的に参画し、個体数管理を含む総合的なシカ対策を実施するとともに、新たな捕獲対策、食害等への対策について、委託による個体数管理、森林整備等を通じた生息環境の整備・保全、防護柵の設置等による被害の防除等の対策を推進しています。
- また、(国研)森林総合研究所等の研究機関の協力を得ながら、「ニホンジカ影響簡易チェックシート」の活用等による被害状況の把握を行っています。
- 関東森林管理局におけるシカ被害対策への取組について(PDF : 4,045KB)
- ニホンジカ影響簡易チェックシートの概要(PDF : 1,675KB)
治山対策:災害発生時における都県への支援
- 大規模な山地災害等が発生した際に、山地災害対策技術・経験を有する職員の派遣やヘリによる初動対応を通じた支援等を行っています。
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お問合せ先
森林整備部 技術普及課
担当者:流域管理指導官
ダイヤルイン:027-210-1175