(群集11)愛鷹山(あしたかやま)生物群集保護林
1.森林管理署
静岡森林管理署2.森林計画区
富士森林計画区3.所在地
静岡県駿東郡長泉町・沼津市・裾野市4.林小班
404は外5.面積
723.74ha(保存地区:570.17ha 保全利用地区:153.57ha)6.設定年月日
平成3年4月1日(1991年4月1日)愛鷹山ブナ・スギ群落林木遺伝資源保存林に設定。平成30年4月1日 旧愛鷹山ブナ・スギ群落林木遺伝資源保存林から名称変更。
7.法的規制
水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、保健保安林、国立公園第2種特別地域、 都道府県自然環境保全地域特別地区、鳥獣保護区特別保護地区、鳥獣保護区8.設定目的
ブナ、ミズナラ、ヒメシャラ等の落葉広葉樹を主とした天然林で、林内には、ブナの純林とスギの天然林があり、また、アシタカツツジが自生し、自然状態がよく保たれた太平洋気候区の典型的な森林である。このため、当該地域の代表的な群落であるヒメシャ ラの混在したブナ林や、太平洋側気候域に残された原生的なスギ林、アシタカツツジの 生育する低木林などを主体とする地域固有の生物群集を有する森林を保護・管理することにより、森林生態系からなる自然環境の維持、野生生物の保護、遺伝資源の保護、森林施業・管理技術の発展、学術の研究等に資するため設定する。
9.特徴
標高970~1,460m。愛鷹山から位碑岳、越前岳を通る稜線の東側に位置する。
モミが混生する天然のスギ群落や、ヒメシャラの混在するヤマボウシ-ブナ群落により構成され、愛鷹山に繋がる位牌岳の稜線部には、愛鷹山の固有種であるアシタカツツジが生育している。
10.保護・管理及び利用に関する事項
保存地区の森林は、原則として人手を加えずに自然の推移に委ねるものとする。保全利用地区の森林は、原則として、保存地区の森林に外部の環境の変化が直接及ばないよう緩衝の役割を果たすものとする。
11.保護林モニタリング概要
2024調査概要(PDF : 308KB)12.位置図
愛鷹山生物群集保護地域(PDF : 2,778KB)お問合せ先
関東森林管理局計画保全部計画課
担当者:生態系保全係
ダイヤルイン:027-210-1158