(群集8)小松原(こまつばら)生物群集保護林
1.森林管理署
中越森林管理署2.森林計画区
中越森林計画区3.所在地
新潟県十日町市4.林小班
新潟県十日町市小松原子1ノ1、1ノ2国有林4は(小松原ブナ)6い外(小松原湿原)5.面積
1,498.84ha(保存地区:1,498.84ha 保全利用地区:ha)6.設定年月日
昭和63年(小松原ブナ)昭和42年4月1日(1967年4月1日)小松原風致保護林として設定されたが、六日町営林署及び大間々営林署第1次施業管理計画の保護林の再編拡充により小松原湿原植物群落保護林、小松原ブナ林木遺伝資源保存林に分割された。(変更年月日 平成5年4月1日)(小松原湿原)平成30年4月1日旧小松原湿原植物群落保護林と旧小松原ブナ林木遺伝資源保存林(ブナ、4は)統合。
7.法的規制
水源かん養保安林、鳥獣保護区 、土砂流出防備保安林、国立公園地種区分未定の特別地域(第2種相当)、国立公園普通地域8.設定目的
ヌマガヤ-イボミズゴケ群集からなる保存状態の良い中間湿原が形成され、湿原の周囲には、オオシラビソ群落、ブナ群落が広がり、極めて多様性の高い植物相が形成されている。このため、中間湿原やオオシラビソを主体とした地域固有の生物群集を有する森林を保護・管理することにより、森林生態系からなる自然環境の維持、野生生物の保護、遺伝資源の保護、森林施業・管理技術の発展、学術の研究等に資するため設定する。
9.特 徴
標高1,200~2,000m。地質及び土壌は、第三紀層、第四紀層を基岩とする褐色森林土、ポドゾル、受蝕土である。
小松原湿原は下屋敷、中屋敷、上屋敷の3段からなり、下屋敷から中屋敷の間にはブナ林があり、湿原の周囲はオオシラビソ林、ブナ林となり、湿原と森林の間にはアカミノイヌツゲ-クロベ群集のマント群落が成立している。
湿原の大半はヌマガヤ-イボミズゴケ群集が占め、窪地の池にはミヤマホタルイ、ヤチスゲなどが純群落を形成している。
湿原の登山路はすべて木道が設置され、保護状態は良い(H22基礎調査報告書)。
10.保護・管理及び利用に関する事項
保存地区の森林は、原則として人手を加えずに自然の推移に委ねるものとする。保存利用地区の森林は、原則として、保存地区の森林に外部の環境の変化が直接及ばないよう緩衝の役割を果たすものとする。
なお、湿原については、原則手を加えず、自然の推移に委ねることとするが、人為的な影響により湿原に改変が及んだ場合には、必要に応じて復元のための対策を実施する。
11.保護林モニタリング概要
2021調査概要(PDF : 395KB)12.位置図
小松原湿原生物群集保護地域(PDF : 366KB)お問合せ先
計画保全部 計画課
担当者:生態系保全係
ダイヤルイン:027-210-1265