赤い谷のブログ2023年12月
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赤谷の日(12月) 2日 |
自然環境モニタリング会議 4-5日 |
哺乳類ワーキンググループ 20日 |
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第2回哺乳類ワーキンググループを開催しました12月20日(水曜日)に今年度2回目の哺乳類ワーキンググループが開催されました。
参加者 哺乳類ワーキンググループ委員・環境省・赤谷プロジェクト地域協議会・公益財団法人日本自然保護協会・ 関東森林管理局・利根沼田森林管理署・赤谷森林ふれあい推進センター 議題 1.2023年度哺乳類モニタリング調査 2.2023年度二ホンジカに関する取組みの確認 3.要注意エリアの状況確認と二ホンジカ対策の検討 4.20周年記念関連 今回のWGでは、今年度実施したモニタリング調査の状況説明があり、一部の地域においてセンサーカメラに写るシカの頻度が高くなっているデータが提供されました。この結果、当該地域については「既に『健全』の評価域を脱している可能性があり、今後の影響を注視していく必要がある」との見解が出され、赤谷の森においても二ホンジカによる影響が確実に出始めていることが確認されました。 赤谷センターでは現在、エリア内にて二ホンジカの誘引及び生体捕獲による行動把握調査を実施中です。 センサーカメラ等によるシカの出没状況把握と合わせて、より多くの情報収集にも努めていきたいと思います。 今回が、2023年最後のワーキンググループでした。 今年もお世話になりました。 皆さん、よいお年を! 報告者:しゅん これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。 また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。 https://www.nacsj.or.jp/2022/07/31350/ (公財)日本自然保護協会ホームページより |
自然環境モニタリング会議を開催しました12月4-5日の2日間にわたって自然環境モニタリング会議が開催されました。
参加者 自然環境モニタリング会議委員・植生管理ワーキンググループ委員・みなかみ町・赤谷プロジェクト地域協議会・公益財団法人日本自然保護協会・関東森林管理局・利根沼田森林管理署・赤谷森林ふれあい推進センター 1日目(午後~) 南ヶ谷での伐採地の現地視察を行いました。 ここでは、生物多様性に配慮した伐採方法に関する情報共有が行われたほか、広葉樹の残置状況などを確認し「今後の伐採時における広葉樹の残置方法等」について検討しました。 視察終了後、渓流環境ワーキンググループについて報告や質疑応答を行いました。 2日目(全日) 午前中は、赤谷林道の伐採地にて現地視察を行いました。 今後、この伐採地が猛禽類の新たな狩場となることが期待されています。 午後は、上毛高原観光センターの会議室に移動し、以下の議題について話し合いました。 1.赤谷エリアの伐採地について 2.各ワーキンググループ(以下WG)の進捗状況報告 (植生管理WG、猛禽類WG、哺乳類WG、環境教育WG、地域づくりWG) 3.赤谷プロジェクト20周年記念関連について 報告者:しゅん これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。 また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。 https://www.nacsj.or.jp/2022/07/31350/ (公財)日本自然保護協会ホームページより |
赤谷の日の活動(12月)を実施しました 12月2日(土曜日)に赤谷の日の活動を行いました。
天候:晴れ、参加者:16人 【赤谷の日とは?】 赤谷プロジェクトでは、毎月第1週目の週末を「赤谷の日」と名づけ、サポーターとプロジェクト関係者による協働作業日にしています。赤谷の日は、プロジェクトの拠点であるいきもの村の環境整備や、森のこと、生き物のこと、そして、赤谷の土地に育まれた伝統技術をみんなで学ぶ場であり、この活動に毎月赤谷センターも参加しています。 本日の活動は「桐植栽地の冬支度(野ウサギ除けネット設置作業)」と「二ホンジカ捕獲用箱罠「目隠しカバー」の製作」、「二ホンジカGPS装着個体追跡」の3本立てで行いました。 桐植栽地の冬支度(野ウサギ除けネット設置作業) いきもの村の近くには、桐材を地域の産業に活かしたいという思いから、地域協議会が主導となって植栽した「桐の植栽試験地」があります。
これらの植栽木に対し、野ウサギなどによる食害を防ぐためのネット設置を行いました。 植栽した桐には、蕾(つぼみ)が見られました。もう少しで桐の花を見れるかもしれません! 二ホンジカ捕獲用箱罠「目隠しカバー」の作成 二ホンジカは人間の姿を見るとひどく暴れてしまい、それにより怪我につながることが判りました。 赤谷センターでは、二ホンジカの追跡を目的としているため、怪我をさせずに捕獲する必要があります。 その対策の一つとして、捕獲されたシカの視界から外部を見えにくくするため、試験的に導入する目隠しカバーの作成を行いました。 今回、完成までは至りませんでしたが、サポーターからも様々な意見や提案が出されたことから、今後の捕獲試験に活かしていきたいと考えています。 二ホンジカGPS装着個体追跡 二ホンジカに装着しているGPS首輪発信機からのデータ追跡調査を行いました。 GPSのデータを受信するためには、ある程度の距離まで首輪装着個体に接近する必要があります。 そのため、個体がいると思われる場所まで移動して、データのダウンロードを行いました。 2023年における赤谷の日の活動は、今回が最後になります。 参加いただいた皆様、ありがとうございました。 来年もよろしくお願いいたします。 報告者:しゅん これからもどんどん、赤谷プロジェクトの様々な取組を紹介していきます。 また、赤谷プロジェクトでは、サポーターを随時募集しています。 https://www.nacsj.or.jp/2022/07/31350/ (公財)日本自然保護協会ホームページより |
お問合せ先
0278-60-1272
担当者:赤谷森林ふれあい推進センター
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