マメザクラの復元
約3000年前に噴火した皮子平の火口跡(筏場国有林)は、カヤが生え、周囲には伊豆・箱根独特のマメザクラが咲く、市民自慢の景勝地でした。ところが、数年前からマメザクラが衰退し始め、カヤも見られなくなりました。この衰退の原因を突き止め、往時の風景を呼び戻すことが出来ないかと、平成19年4月26日(木曜日)、伊豆市、環境省、自然保護団体などとともに現地調査を実施しました。
調査の結果、火口跡周囲に約160本のマメザクラが確認されましたが、生木は49本であることが分かりました(生きてはいるものの数年後には枯れそうなものを含む。)。
また、火口跡に相当数のシカの糞が確認されたことから、シカが与えている影響についても調べようと、土壌のサンプルを持ち帰りました。
今後については、協議会を立ち上げ、取り得る有効な手立てについて話し合うことにしました。
調査方法を打ち合わせる参加者
お問合せ先
伊豆森林管理署
ダイヤルイン:0558-74-2522