大滝根林道欠入線
1.大滝根林道欠入線の概要
名称:大滝根林道 欠入線(おおたきねりんどう かけいりせん)運用者:郡山営林署
延長:4,789m
幅員:1.8m
平均勾配:1/20
最急勾配:1/10
最緩勾配:1/150
最小半径:7m
森林鉄道としての存続期間:大正10年度~昭和8年度
所在市町村:大越村(現在の田村市)、山根村(現在の田村市)
2.大滝根林道欠入線の歴史
大正9年度、田村郡大越村大字上大越字日向前より田村郡山根村大字早生川字鬼五郎国有林に至る、4,789mの牛馬道を新設。
翌大正10年度に、全線4,789mに軌条を布設し、軌道となります。
なお、磐越東線大越駅から大滝根林道欠入線の起点までは、当時の資料に「外に石材会社既設軌道延長1,760間(3,200m)」とあります。
当時の計画では、年間輸送量は、木材1,000m3、木炭50,000俵(1俵15kg)でした。
昭和7年度には、1,300mが廃止され、撤去軌条は昭和7年7月23日付けで棚倉営林署に保管換となり、同年、真名畑林道の軌条布設に流用されます。
昭和8年度には、残る3,489mも廃止され、撤去軌条は、昭和8年5月20日付けで岩村田営林署外3営林署に保管換となります。
廃止後の4,789mの軌道は、昭和9年3月13日付けで、歩道に変更となります。
大滝根林道位置図

お問合せ先
福島森林管理署
ダイヤルイン:024-535-0121