「選手村ビレッジプラザ」における木材利用の取組

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI(2020年8月時点/内装整備前)
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「選手村ビレッジプラザ」は、オリパラ競技会場等における⽊材利⽤量ランキング 第3位!
⽊材使⽤量(材積):約1,300立方メートル(63⾃治体、42事業協⼒者から提供された、約4万本)
構造:⽊造平屋建て、⾼さ約6m
使⽤⽬的に則した3つの⽊構造架構
レシプロカル架構
間仕切り壁を必要としない空間に適している。
3本の斜柱をツイストさせた組柱により、耐震性を持たせた構造。

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI(2020年8月時点/内装整備前)
トラスアーチ架構
樹形状のつえを段階的に追い出すことにより、大スパンを可能とする構造。

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI(2020年8月時点/内装整備前)
格子梁架構
鋼製ブレースと斜め方向の組梁により、耐震性を持たせた構造。

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI(2020年8月時点/内装整備前)
(参考)ビレッジプラザ外観

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI(2020年8月時点/内装整備前)
選手村ビレッジプラザは、大会期間中の選手の生活を支える施設であり、雑貨店等の店舗、カフェ、メディアセンター等が配置され、認証を受けたオリンピック・パラリンピックファミリーや、メディア関係者、居住者の関係者が訪れる施設です。
大会後は各自治体でレガシーとして活用
木材活用リレーとは?
プロジェクトの概要
全国の⽊材で⼀つの建物を作ることで、オールジャパンの⼤会参画を実現し、各地の⽊材を建物の様々な箇所に使うことで多様性と調和を表現。
また、国産木材の使用は林業の再生など、持続可能な森林の保全に寄与するとともに、各地域において大会参画の証が残されるようにレガシーとして活用していただくことで環境負荷を低減し、持続可能性の実現を目指す。
プロジェクトの流れ
・木材提供者の公募により、全国各地の63自治体を事業協力者に決定。
・各自治体は提供する木材の製材、加工、塗装を行い、現場に搬入。
・全国の自治体から借り受けた木材でビレッジプラザを建築。
・大会後には選手村ビレッジプラザを解体し、各自治体は解体された木材を持ち帰り、公共施設などでレガシーとして活用。

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI(2020年8月時点/内装整備前)

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI(2020年8月時点/内装整備前)

ビレッジプラザ内覧会時撮影(2020年1月末時点)
プロジェクト詳細は、「日本の木材活用リレーみんなで作る選手村ビレッジプラザ(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会サイト)」をご覧下さい。
また、「提供木材の紹介と東京2020大会へのエール」はこちらからご覧ください。
木材エンブレム記念盾(オリンピック)

ビレッジプラザ内覧会時撮影(2020年1月末時点)
※ 各自治体に記念品として配布されたエンブレム盾は、ご当地の木材を使用しています。
木材エンブレム記念盾(パラリンピック)

ビレッジプラザ内覧会時撮影(2020年1月末時点)
お問合せ先
林政部木材利用課
ダイヤルイン:03-6744-2298