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「有明体操競技場」における木材利用の取組

湾岸エリアに浮かぶ木の器

有明体操競技場1
 Tokyo 2020 / Uta MUKUO

有明体操競技場(全景)
Tokyo 2020 / Uta MUKUO


新設会場で最も多い約2,600立方メートルの木材を最大限に利用したデザインで、12,000人を収容する。
かつての貯木場という立地にふさわしく、屋根、外装、観客席にふんだんに木材を利用。
オリンピックでは体操競技の会場、パラリンピックではボッチャの会場として使用される。

「有明体操競技場」は、オリパラ競技会場等における⽊材利⽤量ランキング 第1位!

木材使用量(材積):約2,600立方メートル
   主な部位
     大   梁:約1,670立方メートル(集成材)

     外   装:約  430立方メートル(製材)
     観覧席:約  100立方メートル(集成材)
     段   床:約  400立方メートル(合板等)
構造:鉄骨造一部木造地上3階建て、高さ約30m


国内最大級の大屋根空間を実現

木造アーチ状屋根と格子状の木架構

屋根には鉄骨などを用いない木構造梁が採用され、世界最大級となる全長約90メートルの木造のアーチが屋根を支える構造となっています。
競技エリアの天井には国産のカラマツ材の木架構が施され、格子状の木目と屋根にはり付けられた黒の吸音材が特徴的な天井になっています。

木造アーチの長さ:全長約90m
大梁には、北海道、長野県産のカラマツ集成材を採用。

有明体操競技場(内部)
Tokyo 2020 / Uta MUKUO




木材をふんだんに使用した外装

外装には、秋田県、静岡県、鳥取県、徳島県、高知県、佐賀県、宮崎県のスギを利用。

有明体操競技場(外装)
Tokyo 2020 / Uta MUKUO




建物の内外部に積極的に⽊材を利⽤

観客席には、三重県産のスギ集成材が使用されており、屋根から観客席まで木のぬくもりを感じることのできる空間になっています。
仮設部分の観客席は大会後に取り外されることになりますが、観客席に使用されている木材は学校の下駄箱などに再利用することが検討されています。

有明体操競技場(内部正面)
Tokyo 2020 / Uta MUKUO








お問合せ先

林野庁林政部木材利用課

ダイヤルイン:03-6744-2296