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林野庁

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第1部 特集2 第1節 新型コロナウイルス感染症の影響(1)

(1)我が国の経済・社会への影響

新型コロナウイルス感染症については、令和元(2019)年12月、中国で肺炎患者の集団発生が報告されて以来、令和2(2020)年に世界的な大流行に発展し、我が国を含め世界の経済・社会に大きな影響を及ぼしている。令和2(2020)年1月には我が国においても感染者が確認され、1月30日には世界保健機関(WHO)により「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」が宣言された。3月には欧州や米国を始めとして世界各国で感染者の急増が確認され、これらを受けて人々の移動等の行動制限が各国で実施された。我が国においても、政府は、感染者の増加を受けて4月7日から5月25日までの間、全国において緊急事態宣言を発出し、店舗の営業自粛や国民への外出自粛を要請した。これらの対応により、世界各国で一時的に経済活動が大幅に縮小される事態に陥った。

令和2(2020)年1月以降、低調に推移していた我が国の製造業業況判断D.I.(*1)は、3月以降の世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、急速に落ち込んだが、6月を底に徐々に回復がみられている。我が国の個人消費支出についても、3月から5月にかけて大きく落ち込んだ後、徐々に回復がみられる(資料 特2-1)。しかし、令和3(2021)年にかけても、感染が収束しない状況が続いており、我が国経済への影響の長期化が懸念されている。

資料 特2-1 一般経済と住宅関係指標の動向

新型コロナウイルス感染症の拡大は、我が国の林業・木材産業にも木材の需要や流通の面で大きな影響を及ぼした。この特集では、これらの影響及び社会の変容を受けた対応を記述する。


(*1)Diffusion Indexの略。企業の業況等の判断を指数化したもの。



お問合せ先

林政部企画課

担当者:年次報告班
代表:03-3502-8111(内線6061)
ダイヤルイン:03-6744-2219

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