再造林の推進
森林は、木材等の生産の場であるだけでなく、国土の保全や、水源の涵養、地球温暖化の防止、生物多様性の保全等の公益的機能も有しています。我が国の森林面積は、国土の3分の2を占め、このうち4割が人工林となっています。
そして現在、この人工林のうち6割が本格的な利用期を迎えており、将来にわたる公益的機能の持続的な発揮や、資源の循環利用のため、主伐後の再造林を確実に実施することが重要です。
そして現在、この人工林のうち6割が本格的な利用期を迎えており、将来にわたる公益的機能の持続的な発揮や、資源の循環利用のため、主伐後の再造林を確実に実施することが重要です。
再造林の現状と課題
人工林資源が本格的な利用期を迎えている一方、造林面積は3万ha程度で推移しており、再造林が進んでいない状況にあります。主伐後の再造林が進まない要因には、木材価格の低迷や造林費用の負担が大きいことによる所有者の経営意欲の減退、育林従事者数の減少などがあります。



再造林の課題への対応
再造林を進めるためには、木材販売収入の増加と造林費用の縮減による収支の転換が重要であり、造林費用の縮減に向けて、造林作業の省力化や低コスト化を図る必要があります。

再造林をめぐる状況
再造林の現状と課題、再造林の推進に向けた取組について概要をまとめていますので、以下リンクよりご覧ください。再造林の推進に向けた現場での取組事例
再造林の推進に向け、各地域で独自の取組が進められており、他地域でも参考にし実施例を増やすことが重要です。そのため、各地の現場での省力化・低コスト化技術や、再造林の推進に向けた取組の事例をご紹介します。




造林の省力化・低コスト化に向けて
林業を持続的な産業へと発展させ、伐採後の再造林を確保していくためには、造林に係る労力やコストの削減が不可欠です。
伐採と造林の一貫作業システムや低密度植栽、早生樹利用など、造林の省力化・低コスト化技術等について、調査報告書やパンフレットなどの資料をまとめました。森林整備を効率的・効果的に進めるためにお役立てください。
伐採と造林の一貫作業システムや低密度植栽、早生樹利用など、造林の省力化・低コスト化技術等について、調査報告書やパンフレットなどの資料をまとめました。森林整備を効率的・効果的に進めるためにお役立てください。
お問合せ先
林野庁森林整備部整備課造林間伐対策室
担当者:造林間伐企画班
ダイヤルイン:03-3502-8065