襟裳国有林で枝打ち体験を実施しました~中高一貫教育・えりも高校~
【日高南部森林管理署】
令和7年9月10日(水曜日)、えりも町百人浜(襟裳国有林)にて「百人浜に学ぶフィールド学習B(枝打ち体験)」が、えりも高校の1年生により実施されました。スタッフとして当署職員のほか、日高振興局林務課、えりも町役場産業振興課、えりも町教育委員会、ひだか南森林組合の職員が参加しました。
枝打ち体験の前に、えりも中学1年生の時にカミネッコンを使って植樹体験をした箇所にて、3年経過した広葉樹の様子を確認してもらいました。(令和7年度の植樹体験の様子はこちら えりも中学校で講演会と植樹体験を実施しました:北海道森林管理局)順調に育っているもの、植樹したのに探しきれなかったものなど様々でしたが、見つけたときには高校生たちから大きな歓声が上がり、自分のネームプレートを持って記念撮影する生徒もいました。
クロマツ林内に樹下植栽した広葉樹を探す高校生
目印のプレート
植樹体験個所を後にし、枝打ち体験場所へ移動。当署職員から枝打ちの注意事項・クロマツを植樹してからの経緯や枝打ちの必要性の説明後、植樹されてから約30年がたったクロマツ林の枝打ち作業が開始されました。
風のない湿度の高い日だったこともあり、生徒たちは汗をかきながら一生懸命枝を落としていました。枝が固いと苦戦する生徒もいましたが、それぞれが丁寧に枝打ちすることで、うっそうとしていた林内が開けて歩きやすくなりました。
最後に標柱を立てて記念撮影をしました。「簡単な作業かと思っていたが実際にやってみると難しかった」などの感想もあり、生徒たちにとって良い体験になったのではないかと思います。
枝打説明の様子
枝打ち体験状況
この「中高一貫教育 百人浜に学ぶフィールド学習B」は、えりも岬緑化事業の目的と大切さを改めて学習してもらうため、当署の治山事業所が主体となり、関係機関と連携しながら長年継続してきたイベントです。
昨年に引き続き、今回も北海道の推進事業の一つの「道民ひとり一本植樹・育樹運動」にも協賛する形となりました。
集合記念写真
(えりも治山事業所 田代)
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総務企画部 企画課
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