「アカエゾマツサミットin弟子屈町・川湯」に根釧西部署が参画!!
【根釧西部森林管理署】
令和7年9月6日(土曜日)、7日(日曜日)に多くの可能性を秘めたアカエゾマツの有効活用方法を共に考えることを目的とした「アカエゾマツサミット」が弟子屈町で開催され、根釧西部署が参画しました。
このサミットは、一般社団法人Pine Geaceが事務局となって、毎年開催されており、今回で11回目の開催となりました。
アカエゾマツサミットチラシ
アカエゾマツサミットチラシ
徳永弟子屈町長による来賓挨拶
6日は、日本草本研究所の古谷氏より草木と食をテーマとして「山を食べる、おいしい新経済循環。」の基調講演が行われ、その後、古谷氏、本田氏(林野庁職員)など5名により、それぞれの専門的な立場からアカエゾマツをテーマにパネルディスカッションが行われ、一般参加者からも多くの質問、意見などが寄せられました。
パネルディスカッションの様子
また、会場では、アカエゾマツの精油を使用したハンドマッサージコーナーやアカエゾマツの新芽のシロップ漬けの試食コーナーなどもあり、参加者はそれぞれ楽しんでいました。
アカエゾマツの精油を使用したハンドマッサージコーナー
アカエゾマツの新芽のシロップ漬け
6日の夜には、関係者により意見交換会が行われ、それぞれ自己紹介とアカエゾマツに対しての熱い想いなどを語る場面もしばしば…
意見交換会の様子
7日は「川湯の歴史を知り、アカエゾマツの巨樹を訪ねる」ガイドウォークが実施されました。
天気予報は雨でしたが、幸いにも雨に降られることもなく、私有地のアカエゾマツの巨樹を見学し、胸高直径1mを超える魅力的なアカエゾマツの巨樹には皆が抱きつき記念撮影していました。
アカエゾマツの巨樹に抱きつき記念撮影
巨樹の前で記念撮影
そして、なぜか最後の講演を任され「森林技術指導官から教わる、アカエゾマツの魅力」と題して、約60分の講演を行いました。
森林技術指導官から教わる、アカエゾマツの魅力
本公演を依頼された経緯は、「弟子屈町春の名木ツアー」の際に川湯硫黄山生物群集保護林の説明をしたところ、
https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/square/kakutidayori/2025/250524.html
「国有林のアカエゾマツ保護林」について、講演依頼を受けたところからスタートしましたが、結果的にアカエゾマツの専門家が集まる場でアカエゾマツの魅力を伝えるという、壮大なテーマになってしまいました。
講演では、アカエゾマツの特徴や林木育種の成果、アカエゾマツの保護、アカエゾマツの巨樹・天然記念物、アカエゾマツの活用事例などを紹介しました。
講演の様子
参加者からは好評を博し、多数の質問が寄せられ、時間を延長し、質問を受けたり、意見交換するなど盛況でした。
様々な専門家が集まり、意見交換などを行うことができ、有意義な2日間でした。
また、企画課平田が作成した北海道の木のえほんやアカエゾマツ保護林、森の巨人たち百選なども紹介できたため、国有林をアピールする絶好の機会となりました。
本講演で、本局のSNSなども紹介しましたので、フォロー数が増えることを願っています。
(森林技術指導官 佐藤)
お問合せ先
総務企画部 企画課
ダイヤルイン:011-622-5228