
赤井川村の「カルデラの森」で植樹をしました!
【石狩森林管理署】
令和7年6月10日(火曜日)、赤井川村の冷水峠にある「カルデラ展望所」周辺の国有林において、植樹活動が行われました。
冷水峠展望所上空から望む赤井川村のカルデラ地形と植樹参加者(手前)
赤井川村と石狩森林管理署は、冷水峠展望所からの素晴らしい景観を地域の方々や観光で来られた方々に楽しんでいただくため、展望所に面した台風被害地の国有林を対象に、平成30年度「ふれあいの森における森林整備活動等に関する協定」を結び「カルデラの森」と名付けました。
毎年、このカルデラの森において植樹した木の枝払いや雑草木の刈払いなどの森林整備活動を実施しています。
今年度は、赤井川村の開村記念日である6月10日に赤井川村の赤井川小学校及び都小学校の3・4年生19名、赤井川中学校2年生7名の計26名が、アオキ・ハイビャクシン・ハコネウツギを植樹する活動を行いました。
ハコネウツギの植樹
ハコネウツギの植樹
植穴を掘って準備完了
現地には、事前に赤井川村役場の方々と一緒に植穴掘りを行い、気持ちよく植樹していただける環境を整えました。
当日、石狩森林管理署からは5名の職員がスタッフとして参加しました。
私たちは、学校から「カルデラの森」に向かうバスの中で、児童・生徒と先生方へ植樹の意義や植樹する木の特徴を説明し、苗木がポット内で土についていた面と地表面とを同じ高さにすることや、ツタウルシに触らないことなど、作業するにあたっての注意点をお知らせしました。
初夏を感じさせる陽気でかなり気温が高くなっていたため、熱中症に気を付けながらの作業となりましたが、無事に怪我なく、50本の苗木を植えることができました。
写真撮影に使用していたドローンに興味を持つ児童も多く、ドローン操縦を担当したスタッフは子供たちに取り囲まれていました。
植樹後は、馬場赤井川村長からの挨拶、そして記念撮影を行いました。
馬場赤井川村長からの挨拶
ドローンに向かって手を振る参加者
苗木には、病虫獣害対策として、玉ねぎネット(※)をかぶせ、忌避剤も散布しました。
子供たちが植樹した木が、赤井川村の地に根を張り、きれいな花を咲かせることを楽しみにしています。
獣害防除のために玉ねぎネットをかぶせた苗木(クリックすると、大きい画像が立ち上がります。)
玉ねぎ包装用ポリネットを使用したシカ被害対策について
関東森林管理局群馬森林管理署で試作・開発を行っているものです。
詳しくはこちらをご覧ください。
玉ねぎネットによるシカ被害対策:関東森林管理局
(赤井川森林事務所 村瀬)
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