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北海道森林管理局

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    各地からの便り

    白老中学校生徒による職場体験学習

    【胆振東部森林管理署】


    令和6年9月5日(木曜日)から6日(金曜日)の二日間、白老中学校の2年生が「職場体験学習」で胆振東部森林管理署の仕事を体験しました。
    「職場体験学習」は、中学生が実際の職場で仕事を体験する事を通じて、やりがいや苦労を実感し、生徒自身の進路に対する意識の向上や職業観を高めることをねらいとして行われています。今回は森林や環境に興味のある生徒1名が当署を希望してくれました。

    1日目の午前は、森林管理署の業務や林業、現場で講じられている安全対策等について講義を受けた後、ポロト自然休養林に移動し、輪尺やトゥルーパルスといった測定機器を実際に使用し木の体積(材積といいます)を測る等、収穫調査について学びました。また、オヒョウニレ等が植栽されているアイヌ文化に貢献する森林づくりについても学びました。
    輪尺で木の直径を調査
    輪尺で木の直径を調査

    午後は、樽前地区の治山ダムや融雪型火山泥流に備える導流堤で現地実習を行いました。治山ダムでは担当よりダムの構造や設置の目的などの説明を聞いた後、実際に鋼製の治山ダムを見学しました。導流堤では、工事を担当している事業体より工事の内容やドローン、最新のICT技術を使用した機材について説明いただきました。
    ICT技術を活用した機材を覗くと、完成予定の構造物が画面に表示
    ICT技術を活用した機材を覗くと、完成予定の構造物が画面に表示

    2日目は、管内で仕事をしている請負事業体にご協力いただき、製品生産現場にて高性能林業機械を主に見学しました。まず、社会人のマナーとして現場代理人の方との名刺交換を体験。続いて高性能林業機械(フェラバンチャやハーベスタ)による伐倒・集材から巻立までの一連の工程を見学しました。
    生徒は、フェラバンチャがいともたやすく伐倒していく様に、圧倒された様子でした。
    社会人のマナー名刺交換を体験
    社会人のマナー名刺交換を体験

    フェラバンチャによる伐倒を見学
    フェラバンチャによる伐倒を見学

    チェンソーによる伐倒
    チェンソーによる伐倒

    追い口やクサビの使いかたといった伐倒技術について学ぶ
    追い口やクサビの使いかたといった伐倒技術について学ぶ

    木材の計測を体験
    請負事業体の方の指導の下、はい積み(玉切りしサイズを揃えた丸太が積まれたもの)した木材の計測を体験

    午後からは管理署に戻り、生徒が絵や文章等創作活動に関心が高かったので、北海道森林管理局の職員が作成した森林・林業などを漫画でわかりやすく解説した「北の森漫画」ができるまで等広報についての学習にカリキュラムを変更した座学を行いました。その後、二日間を振り返り感想をまとめたり、職員との意見交換を行い、二日間のプログラムを終了しました。

    生徒から「森林管理は”ただ見て管理するだけ”だと思っていた。2日間を通して、森林の管理というのは、見守るという単純なものではなく、たくさんの人々が関わることで今の山がある事を知ることができた。」旨の感想が発表され、森林管理署の仕事を理解してもらうというこの行事の目的が十分達成されたのではないかと感じています。


    (主任森林整備官 藍原)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:011-622-5228

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