札幌市立明園小学校5年生 北海道森林管理局見学会開催
【森林整備部 技術普及課/総務企画部 企画課/石狩森林管理署】
11月20日(月曜日)札幌市立明園小学校5年生73名の児童が北海道森林管理局の見学に訪れ、職員による森林・林業の解説や、チェーンソーの実演を行いました。
小学校5年生は、社会の授業で日本の森林・林業について学びます。
明園小学校の児童の皆さんも、授業の内容をさらに深め、北海道の森林・林業の特徴や北海道森林管理局の仕事のこと学びたいと要望をいただいての見学会でした。
まずは大会議室にて、北海道の森林の歴史や、今の状態、森の働きをお金に換算すると等を、クイズも交えてお話ししました。
元気に手を挙げる児童の皆さん
児童の皆さんは皆、活発に手を挙げて、授業で学んだ森林の働き等は職員がびっくりするくらいしっかり応えてくれました。
続いてのプログラムは、外の車庫に移動。
実際の林業現場の装備に身を固めた職員が作業着や装備について解説し、チェーンソーで木を切る実演を見学してもらいました。
チェーンソーの力強さを知ってもらうべく、手ノコとの輪切り競争形式で行われた実演では、チェーンソーエンジンの音やにおいを間近で体験し、手ノコが1枚輪切りする間に、4枚以上を切ったチェーンソーに歓声が上がりました。
手ノコとチェーンソーの輪切り対決!
昔使っていた大きなノコギリも見てもらいました
さらに、北海道森林管理局1階のウッディホールに移動し、北海道に自生する多様な樹種を実物に触れながら学んでもらいました。
ひだか南森林組合さんが展示してくれていた様々な樹種の板を見学
特にアオダモからつくるバットを紹介するコーナーでは、丸太が少しずつバットに変わっていく過程を興味深く見学。
実際にプロ野球選手が使ったアオダモバットに触れる体験もしてもらい、生活の様々な場面に木が使われていることを伝えました。
アオダモがバットになる過程を見学
最後に「北海道の木のえほん」と木のコースターをお土産にしてもらい、約1時間の見学会を終了としました。
<児童からの感想>
- 木に触れられたり、木のことがたくさん知れたりするブースがたくさんあって、とても勉強になりました。大ホールなども木でできていて、木のすごさを改めて感じました。
- 木のことについて色々聞けたので、沢山知ることができました。プロ野球選手が重い木のバットをあの球場で振っているなんて、とても力がないとできないので、すごいなと思いました。チェーンソーとのこぎりでとても違いがあったので、現代でチェーンソーがなくなったら、木を切るのが大変になってしまうな。と思いました。とても学べたし、木の香りもしたし、コースターもいただいてしまってありがとうございました。また行きたいです。楽しかったです。
- 森林のことについて、色々知れてよかったです。実際にチェーンソーで切っている所やプロ野球選手が使っていたバットなどにも触れることができてよかったです。館内はほとんど木でできていてすごいと思いました。勉強したことなども知ることができてよかったです。友達と協力して行くことができたと思います。ありがとうございました。
児童の皆さんからは、「楽しんで木について学んだ」ととても嬉しい感想をいただきました。
今後も北海道の森林について、少しでも楽しんで興味を持ってもらえるよう、職員一同頑張りたいと思います。