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北海道森林管理局

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     各地からの便り

    共同施業で効率的な森林整備を推進~石狩市森林整備推進協定を締結

    【石狩森林管理署


    令和5年3月17日、石狩市・石狩市森林組合・石狩森林管理署の3者は、石狩市森林整備推進協定(第3期)を締結しました。

    左から石狩森林管理署長、石狩市長、石狩市森林組合 代表理事組合長
    左から石狩森林管理署長、石狩市長、石狩市森林組合 代表理事組合長

    この協定は、石狩市の森林・林業の再生に向け、森林の多面的機能の高度発揮と資源の循環利用を図るため、協定者が連携、協力して団地化を推進し、合理的な路網の整備及び効率的な森林施業の実施に取り組むことを目的として締結したものです。

    石狩市内には約5万3千ヘクタールの森林があり、その23%が民有林(77%は国有林)となっていますが、次のような現状と課題がありました。
    (石狩市森林整備計画「森林整備の現状と課題」による)

    【現状】
    民有林のうち、人工林の約7割が間伐対象の林齢(26年生以上)となっているが、このうち約6割は間伐が一度も行われていない未整備林である。

    【問題】
    必要な間伐が遅れており、このままでは森林の健全な育成が危ぶまれる。

    【課題】
    所有者毎の森林面積が小規模で分散している、また、木材を運び出す路網の未整備等により、効率的な森林整備ができない。

    そこで、この地域の民有林がかかえる課題の解決を図るため、3者が連携し、平成26年度に「石狩市森林整備推進協定」を締結、その取組をスタートさせました。
    そして、平成30年には第2期協定を締結(平成30~令和4年度末)し、継続的な取組を進めてきたところですが、このたびこの終期を迎えたことから、これまでの取組をさらに進めていくために第3期協定を締結することになったものです。

    当日は、石狩市長、石狩市森林組合代表理事組合長、石狩森林管理署長の3者が壇上に立ち、石狩振興局森林室長が見届ける中、調印式を行い、3者それぞれから第3期の取組を進めるにあたっての挨拶いただき、最後に固い握手で終了しました。
    なお、第3期協定では、下記のような取組を積極的に進めていくこととしています。

    1、3者の森林整備事業の実施箇所及び実施時期を調整し、効率的な共同施業を行うこと。
    2、民有林と国有林の木材の共同土場への搬入及び販売時期の調整により、販売数量の集約・大ロット化を図り、有利な販売となるように合同販売を行うこと。
    3、伐採時に発生する末木枝条等の未利用材をバイオマス資源として活用を図ること。

    石狩森林管理署では、国有林の広大なフィールドとその技術を活用し、石狩地域の民有林と国有林がともに発展していけるよう取り組んでいきたいと考えています。
    なお、本協定の詳しい内容は下記の資料を参照下さい。第3期協定の概要(PDF : 3,931KB)

    (森林技術指導官 中鍵)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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