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第4回 上川フォレスターの集い
【空知森林管理署 北空知支署】
上川中部森林管理署・空知森林管理署北空知支署では、フォレスター(森林総合監理士)関係者による「上川フォレスターの集い」を開催しています。
※この集いは、北海道(森林室)・市町村・林野庁という所属や立場に関係なく、フォレスターとして互いにフラットな立場で諸情勢にとらわれることなく、地域に最適な森林施業を自由に発想していくことを通じて、スキルアップ等を目指すものです。
第2回開催の記事はこちら https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/square/kakutidayori/2021/211026_1.html
今回は幌加内町にある北海道大学の雨龍研究林にメンバーが参集しました。 テーマは「北空知地域の天然力を活かした森林づくりと利用方法」です。
「豪雪・極寒等による厳しい条件のなかでどのように森林づくりを行っていくべきか」を副題とし、北空知支署と連携して相互交流見学会・試験研究を行っている雨龍研究林のスタッフにご案内いただきました。
1.ミズナラ二次林の将来木施業・天然林の保持林業
道北地域では大変珍しい、ミズナラの天然林にて10箇所2タイプの試験地 プロット配置
将来木施業設定地:ヘクタール当たり150本のミズナラ優良木等残(クリックすると多きくなります) 青=残す木 赤=間伐する木 今後、豊作の年に樹冠下層のかきおこし → 天然更新促進
2.1本の木の価値を高めるための採材・販売方法の検討
仕訳けた丸太の用途等の説明 例:薪用、ナメコ菌床用、広葉樹フローリング用、合板用、銘木市用
最後に、上川総合振興局南部森林室からの道有林の取り組みの紹介と当支署の国有林で試験・研究を行っている「表土戻し施業」(北竜町・雨竜町・深川市)を紹介をしました。 また、今年の夏に当支署で実施予定の現地見学へお誘いしました。
当支署管内では造林・育林に関わる課題(寒冷・多雪の気候、土壌水分が多い(ポドゾル化等))がありますが、森林・林業関係者が各々の森林フィールドや施業試験を共有・情報提供し、多様な手法で森林の保持・経営が成り立つような方向を見出していければと考えています。
(業務グループ 森林整備官 中嶋)
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お問合せ先
総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271
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