地域協働型登山道整備（幌加内・三頭山）

【空知森林管理署 北空知支署】 

空知森林管理署 北空知支署では、北海道百名山の1つである幌加内町「三頭山（さんとうさん）」（標高1,009メートル）を地元（幌加内町）役場・山岳部等と協働して広くPRし、地域振興につなげるための取り組みを企画・実行しています。

これまでの取り組みはこちら（三頭山の日記念行事）
https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/square/kakutidayori/2021/211018-1.html

令和3年10月16日に「幌加内日本一の蕎麦の里・幌加内推進協議会」による「三頭山の魅力向上に向けたモニタリング調査会」が開催され、北空知支署へ森や樹木、植物の案内役として協力依頼があり、参加することになりました。


美しく色づいた紅葉

【この会はどういったもの？？】
・地元山岳会、山や森、動植物、登山に詳しい方を招聘し、三頭山の魅力、特徴を再確認する。
・三頭山に登山者がより多く来ていただけるよう、改善策があったら良いモノ、コトを聞き出す。
・女性でも安心して登山を楽しめるような仕掛けづくり。
・PR等の宣伝用に写真、動画撮影を行い、パンフレット作成や情報発信に活用する。
・行動食として製作した「そばぼうろ」と試作の「そばの実おにぎり」を実食する。
  などの取組を行っています。


3合目付近では麓は雲海に包まれました

「森」と地域の「人」の距離が遠くなっているのは、どの地域でもありますが、幌加内も例外でありません。
地域の関係者と課題を共有し、地域資源について同じ方向を目差して検討する今回の取組は、大変有意義な会であり、招聘いただき感謝しております。


5合目から一頭山方面

当日は山岳部のリードにより、札幌在住の登山＆グルメブロガー、幌加内町役場、幌加内町観光協会、地域おこし協力隊、北海道大学学生、ドローン動画撮影事業者と、様々な関係者が地域の「宝」である三頭山の魅力発信、地域振興等について考え、意見交換を行いました。


整備された歩道から眼下の紅葉


頂上で集合写真

森林を管理する、森林管理署だけでなく、地域内外の様々な立場の方が集い、将来に向け想いを共有できる。
三頭山がそんな「場」になればと考えております。

（森林整備官 中嶋）