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北海道森林管理局

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    森林総合監理士(フォレスター)とは

    森林総合監理士(フォレスター)とは、地域の森林・林業関係者と連携しながら森林の整備・保全と林業の成長産業化に向けた取組を牽引する技術者です。

    主な活動内容として、森林の発揮すべき機能や望ましい森林施業の内容などを定めた地域の森林のマスタープランである「市町村森林整備計画」の策定と実行の中で、以下について技術的支援を行います。

      1.構想の作成
    どのように地域の森林を整備・保全していくか、どのように林業や木材産業の活性化を進めていくかといったことについて、自然的・社会経済的な条件を踏まえながら広域的・長期的な視点に立った構想(マスタープラン)を描く

      2.合意形成
         公平・公正・中立的な立場から、地域の森林・林業関係者や地域住民の間で構想についての合意形成を図る

      3.構想の実現
         構想の実現に向け、制度や予算等を活用しながら具体的な取組を進める

    なぜ今、森林総合監理士(フォレスター)なのか

    平成23年7 月に閣議決定された「森林・林業基本計画」において、森林・林業の再生に向けた取組を実現していくため、施業の集約化、路網の整備、必要な人材の育成を軸とした各種施策の基本的な方向が位置づけられました。

    このような取組を現場レベルで実行していくためには、広域的・長期的視点に立った森林づくりと林業・木材産業の活性化に向けたビジョンを描き、ビジョンの実現に向け、関係者の合意形成を図りながら、各般の取組を進めていく中心となる技術者が必要です。

    このため、林野庁では、森林・林業に関する専門的かつ高度な知識及び技術並びに現場経験を有し、長期的・広域的な視点に立って地域の森林づくりの全体像を示すとともに、市町村等への技術的支援を的確に実施する森林総合監理士(フォレスター)について、育成を進めるとともに登録・公開制度を創設することにより、もって我が国森林・林業の健全な発展に貢献することとしています。

    資格試験・登録制度

     森林総合監理士として活動するには、林業普及指導員資格試験の地域森林総合監理区分に合格し、登録される必要があります。受験には一定期間以上の実務経験が必要となります。

    登録および公開によって森林総合監理士の活動の見える化や、国や都道府県の森林総合監理士が相互に連携できるような体制づくりを進め、我が国の森林・林業の健全な発展に貢献します。 

    森林総合監理士(フォレスター)の育成

      林野庁では森林総合監理士に求められる技術力・構想力・合意形成力を習得・維持・向上させるための研修を実施しています。北海道森林管理局では全国各地方で行われるブロック研修を実施しています。

            森林総合監理士育成研修
    これから森林総合監理士の資格を取得する人向けの研修です。
    森林総合監理士育成研修日記で研修の様子をご紹介しています。

      実践研修
          森林総合監理士の資格を取得した人向けのフォローアップ研修です。
     地域において森林総合監理士として活動していく上で必要な知識・技術力の維持・向上を図り、地域特性を踏まえた課題をテーマに設定し現地検討方式で行います。

    お問合せ先

    森林整備部 技術普及課
    ダイヤルイン:050-3160-6285