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北海道森林管理局

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    令和元年度森林総合監理士育成研修日記4日目

    4日目

    最終日は作成した森林経営のビジョンを発表します。

    政策決定権のある、市町村長(=首長)にプレゼンするという設定で行います。

    首長は忙しいので長い時間を割くことはできません。
    そのため制限時間は12分としました。

    限られた時間で首長の心を動かすプレゼンができるでしょうか?





    発表者は間伐や路網整備の必要性、事業の収益性やコストについて根拠を示して丁寧に説明します。


    どのグループも首長が短時間で理解できるよう、図表や写真を効果的に使っています。

    専門用語を使わずに一般的な言葉で言い換えたり、基本的な内容も丁寧に説明する配慮も見られました。


    発表が終わるとそれに対して他のグループから2通りの質問をしてもらいました。

    1つは首長の立場から、もう1つは同じフォレスターの立場からの質問です。

    首長の立場からは事業を実行するにあたり、実施するメリットや費用対効果、予算など気になる点について、

    フォレスターの立場からは「なぜここに林業専用道をつくるのか?」「搬出はどのように行うのか?」など技術的な点に関する質問をしてもらいました。

    他のグループからの質問や感想を受けて新しい気づきがあったのではないでしょうか。


    すべての発表が終わり、林野庁  森林・林業技術者育成担当官が講評とフォレスターの役割について事例の紹介を交えて講義しました。しめくくりに、いろいろな考えがある中それを1つにまとめるということは、フォレスターとしてさまざまな利害関係者の意見を聞いて合意形成を図る上でも、日常の業務の中でも必要なことであるため今回の経験を今後に活かしてほしいと激励がありました。


    研修の日程をひととおり終え、最後は輪になって1人1人から「こんなフォレスターを目指します」という決意表明をしてもらいました。


    「信頼されるフォレスターになる」「人と人を繋ぐ」など強い思いのこもった言葉ばかりです。

      研修生のみなさん、この研修の経験を活かして理想のフォレスター像に近づけるようこれからも頑張ってください!


      4日間お疲れ様でした!

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    お問合せ先

    森林整備部 技術普及課
    担当者:民有林連携・人材育成担当
    ダイヤルイン:011-622-5245