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北海道森林管理局

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    知床らうす発!グリーン・サポート・スタッフBLOG

     らうすGSS通信

    2013年8月

    2013年8月31日(土曜日) 

    英嶺山野外活動(登山)

    今日は羅臼中学第一学年野外活動、英嶺山登山のサポート・ガイドの為、英嶺山へ行ってきました。

    登山ポスト
    英嶺山の歩道入口は羅臼市街地北付近の高台上に建つ羅臼中学校裏にあり、登山ポストがあります。

    羅臼市街を見渡して
    トドマツ植林地の急斜面を登り切ると羅臼市街が見渡せます。

    羅臼中学校
    左手に見える三角山を過ぎると、羅臼中学校が見えます!
    生徒達は中学校を上から見下ろすこの景色を眺めて楽しんでいました。

    熊見台
    四ツ倉沼を越え、ルートを半分過ぎた辺りの熊見台にて一休みです。
    展望台からは知床峠への国道や、天気が良いと羅臼岳を見ることが出来ます。

    登山中の中学生
    今日の天候は曇りで、暑くも寒くもなく登りやすい気候でした。
    登山をするのが初めての生徒も多くいましたが、みんな元気に登っていきます。

    山頂手前の最後の急斜面
    山頂手前の最後の急斜面はロープを使いながら登ります。

    山頂
    山頂に到着です!!
    山頂からは全員登り切るまでみんなで応援している姿が印象的でした。
    無事全員登頂でき、集合写真を撮ったりして楽しそうにしていました。

    山頂からの羅臼市街
    山頂からは羅臼市街が見渡せます。
    知床連山はあいにくの天候で見ることが出来ませんでしたが、学校裏から登れる英嶺山。
    天気がいい時に、知床連山と国後島が浮かぶ根室海峡の美しい景色を見に、また登りに来てほしいと思います。

    連日の雨により滑りやすい歩道で転倒する生徒もいましたが、
    大きな怪我もなく英嶺山を無事に登りきる事ができました!
    生徒28名、職員5名の総勢33名による登山となりました。

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    2013年8月30日(金曜日) 

    春苅古丹川魚道調査

    知床の河川にも治山ダムが設置されている箇所があります。

    治山ダムは渓流の浸食や土砂の流出を防止する等を目的として設置されていますが、
    森林環境保全の立場から見ると、サケ・マス類の遡上を阻害するという負の面も持ち合わせています。

    この問題を解決するため治山ダムに、魚が登り易いように迂回路としての魚道を設置し、
    その有効性をモニタリングしています。

    今日は新しく出来た魚道にどれだけのサケ・マスが遡上しているのか調査してきました。

    マスの群れのポイント
    魚の群れがありそうなところに見当をつけ、防水カメラを使っての撮影です。
    意外と綺麗に映っています。

    カラフトマスのオスの背中部分
    この時期はカラフトマスの遡上がメインの様です。
    オスは背中の前部分が盛り上がるのが特徴です。
    この盛り上がり部分は「セッパリ」と呼ばれています。

    魚道の入り口部分
    魚道の入り口部分での撮影は、たくさんのマスが上流部分を目指し魚道を上る後ろ姿を
    確認出来ました。

    川底すれすれで
    川底すれすれを泳いでいる様なので
    水中カメラで覗くとたくさんのマスがゆらゆらと泳いでいました。

    オス・メス仲良く泳いでいます
    こちらの写真はオス・メス仲良く泳いでいる姿です。
    しかし仲の良かったのもつかの間…
    他のメスが乱入してこの場を乱していきました。

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    2013年8月21日(水曜日) 

    羅臼岳・歩道整備

    お盆も過ぎ、少し涼しくなってきた羅臼には、トンボがたくさん飛んでいます。
    写真はシオヤトンボ(オス)かと思われます。

    シオヤトンボ(オス)かと思われます

    お花も夏の終わりに開花するツルニンジンが開花していました。

    ツルニンジンが開花していました

    草が伸びてきたので歩道脇の草刈りをしました。

    草刈り前 草刈り後

    草刈り前                                                                              草刈り後

    草刈り前 草刈り後

    草刈り前                                                                             草刈り後

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    2013年8月17日(土曜日) 

    海岸線の巡視

    お盆も終わり、海岸線に立ち並ぶ昆布番屋がまた賑わってきました。

    番屋を守る犬
    番屋には番犬として番屋を守る犬もいれば優しく出迎えてくれる犬もいます。

    エゾオグルマ
    エゾオグルマがたくさん咲いていました。

    エゾモメンヅル
    エゾモメンヅルは実りはじめています。

    フレッシュなクマの糞
    フレッシュなクマの糞です。
    よく見る繊維質なタイプの糞ではないので、何か変わった物でも食べたのでしょうか?

    コムラサキ
    知床ではあまり見かけないコムラサキが飛んでいました。
    今度はオオムラサキ(国蝶)も連れて来てね。

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    2013年8月16日(金曜日) 

    羅臼湖巡視

    今日は羅臼湖への巡視です。

    雪田群落と呼ばれる雪が吹き溜まる場所
    新しい歩道入り口から入って一番最初にある沼が二の沼です。
    雪田群落と呼ばれる雪が吹き溜まる場所には未だに雪が残っています。

    三の沼
    三の沼です。今年のお盆は天候が悪く、街は晴れていても標高の高い知床横断道路は
    毎日雲の中でなかなか晴れる事はありません。この時は珍しく晴れました。

    ぬかるみ
    今日のぬかるみです。
    この夏、雨は少ないのですが、連日の霧でぬかるんでいる箇所が多く見られました。
    羅臼湖へは植生保護を意識し長靴を履き、歩道の真ん中を歩きましょう。

    羅臼湖歩道でみられるお花です。

    アオノツガザクラ
    アオノツガザクラ

    コイチヨウラン
    コイチヨウラン

    ミミコウモリ
    ミミコウモリ(咲き始め)

    ヒメタケシマランの実
    ヒメタケシマラン(実)

    ツルリンドウ
    ツルリンドウ

    ウメバチソウ
    ウメバチソウ

    ナガボノシロワレモコウ
    ナガボノシロワレモコウ

    羅臼湖
    今日の羅臼湖
    入林者は7組20名でした。

    木道の隙間に生えるタチギボウシ
    羅臼湖展望台に伸びる木道の隙間に生えるタチギボウシ、今年は全滅のようです。
    エゾシカによる食痕を確認しました。

    ルリボシヤンマ
    ルリボシヤンマ
    水辺でない所での羽化でしょうか?羽がくしゃくしゃで、じっとしていました。

    タテハチョウの仲間
    タテハチョウの仲間
    手をかけようとしたダケカンバの幹にいました。
    これからサナギになるのでしょうか?
    うっかり潰すところでした。

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    2013年8月15日(木曜日) 

    相泊・アメリカオニアザミ駆除

    今日は、知床財団の方々と合同で相泊海岸沿いに生えているアメリカオニアザミの駆除へ行きました。

    お盆中のぱっとしない天候
    今年のお盆は天気がぱっとしません。

    アメリカオニアザミの駆除作業中
    天気は曇りですが涼しいので仕事がはかどりそうです。

    処理前
    ≪処理前≫
    番屋の裏は立派なオニアザミの株がたくさんありました。

    処理後
    ≪処理後≫

    処理前 処理後
    ≪処理前≫≪処理後≫

    オニアザミを持ち上げているところ
    今日のオニアザミは持ち上げるとかなりの重量感で、根っこもゴボウのように立派です。

    キアゲハ
    草むらの中にキアゲハがいました。

    ハンゴンソウの隙間にキツネ
    ハンゴンソウの隙間にキツネがかくれんぼしていました。

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    2013年8月5日(月曜日) 

    知床連山・縦走路の巡視

    今日は、知床連山の縦走路の巡視を知床生態系保全センターの所長と4人で行ってきました。

     雲ひとつない朝焼けは日中の暑さを予感させます
    朝、薄暗いうちからの出発です。
    雲ひとつない朝焼けは日中の暑さを予感させます。

    携帯トイレブース
    木下小屋を出発し、2時間ほど歩いた所にある銀冷水には携帯トイレブースがありました。
    羅臼岳・知床連山縦走路・硫黄山の歩道には、山小屋やトイレはありませんので山行の際は携帯トイレを持参しましょう。

    大沢入口まで来ました。今年は、この時期でも大量の雪が残っています。 大沢入口まで来ました。今年は、この時期でも大量の雪が残っています。
    大沢入口まで来ました。冬の悪天候の影響か今年は、この時期でも大量の雪が残っています。
    大沢の半分位は雪渓が残っていましたが、緩やかな斜度と少し柔らかめな雪で登り易かったかったです。
    天候によっては雪が固くなることもある為、予備に軽アイゼン等を用意した方がよさそうです。

    エゾコザクラ
    大沢の融雪後、真っ先に咲く花・エゾコザクラです。
    朝日を浴びてはち切れんばかりのつぼみです。 お昼には開花となるのでしょうか?

    ツガザクラの群生
    また、ツガザクラの群生も見事でした。

    ツガザクラの群生

    羅臼平へ到着後は羅臼岳を背にして縦走路へ突入
    羅臼平へ到着後は羅臼岳を背にして縦走路へ突入します。
    ここまで来ると、日差しを遮る樹木もなくなり暑さとの戦いとなりそうです。

    チシマノキンバイソウ
    三ツ峰への登りでは黄色が鮮やかなチシマノキンバイソウが大きな花びらを重たそうにして咲いていました。

    三ツ峰のテント場にあるフードロッカーです
    三ツ峰のテント場にあるフードロッカーです。
    知床連山の縦走路には4箇所のキャンプ指定地(羅臼平、三ツ峰、二ツ池、第一火口)には、フードロッカーが設置されています。
    これは熊を寄せ付けないための対策です。キャンプをして行かれる方はテントの中には食料は持ち込まずに、このフードロッカーに入れましょう。
    使用時は食料を密閉容器などに入れ、他の方も入れられるよう小さくまとめて入れましょう。また、立ち去るときは、ゴミなどを放置しないでください。

    三ツ峰のテント場横にある水場です
    こちらは三ツ峰のテント場横にある水場です。
    水が「ちょろちょろ」と途切れることなく出ていました。
    試しに味見してみたところ・・・
    鉄(サビ?)の味がしました。
    この辺りに雪渓はなく、また今年は雨が少ないため、ここの水場はそろそろ涸れそうな気配です。これから訪れる予定の方はここの水場はあてにしない方がいいでしょう。

    チングルマのお花畑

    チングルマのお花畑
    三ツ峰の後はサシルイ岳を登ります。
    ここはチングルマのお花畑でした。場所によってはお花が終わった後の綿毛の絨毯もありました。

    サシルイ岳のピークに到着です。
    サシルイ岳のピークに到着です。
    振り返って見渡すと、斜里の町まで続く知床の山々がはっきりと見え、その他にも斜里岳や藻琴山等も確認できました。
    その他にもおそらく大雪山系も双眼鏡越しに確認することが出来ました!
    海の方はというと、羅臼側の根室海峡は雲海でウトロ側のオホーツク海は見事な快晴です。
    山を隔てると天気がこんなに違ってしまうのかと驚きです。

    オッカバケ岳の手前のサシルイ岳の下りでは雪渓がありました
    サシルイ岳の次はオッカバケ岳を目指します。
    オッカバケ岳の手前のサシルイ岳の下りでは雪渓がありました。
    雪の反射はとても眩しかったです。

    オッカバケ岳のピークをすぎると眼下には二ツ池が見えてきました。
    オッカバケ岳のピークをすぎると眼下には二ツ池が見えてきました。
    二ツ池の向こうには南岳・知円別岳・硫黄山が見事に姿を見せてくれています。
    まだまだ先はありそうですが、道のりも半分は歩いたでしょうか?

    今回の目的地・二ツ池に到着です。写真は「地の池」の方です。
    今回の目的地・二ツ池に到着です。写真は「地の池」の方です。

    チシマアザミ
    ここはゼンテイカとチシマアザミが多く咲く所でした。 アメリカオニアザミは生えておらずホッとしました。
    写真はチシマアザミになります。

    この二ツ池周辺の歩道は、水はけが悪く雨が降ると川のようになってしまうところです。
    この二ツ池周辺の登山道歩道は、水はけが悪く雨が降ると川のようになってしまうところです。
    ロープなどで規制しているところは、人による踏みつけにより植生が損なわれてしまった所です。
    今後の植生回復の為にも立ち入らないようにお願いします。

    新道への入り口は少し分かりにくいのですがピンクテープを目印にし、ハイマツ帯に入ってください。
    去年から二ツ池周辺のルートが変更になっています。
    新道への入り口は少し分かりにくいのですがピンクテープを目印にし、ハイマツ帯に入ってください。

    新道のハイマツ帯の中です
    新道のハイマツ帯の中です。とても歩きやすかったです。

    シレトコスミレの葉や結実した状態のものを見かけます
    知円別岳近辺の砂礫地までくるとシレトコスミレの葉や結実した状態のものを見かけます。
    開花の時期としてはもう遅いのですが(花期は6月上旬~7月上旬)、どこかでお花が咲いていることを祈りつつ前へ進みます。

    知円別岳分岐を過ぎ、中の廊下と呼ばれる地点に来ました。
    知円別岳分岐を過ぎ、中の廊下と呼ばれる地点に来ました。
    細い稜線歩きは滑落しないよう、注意しながら歩きます。

    コケシ岩より知床半島先端部を望む。
    コケシ岩より知床半島先端部を望む。

    シレトコスミレの花が咲いているのを何株か見ることができました。
    硫黄山分岐まで来ました。
    後は下るだけなのですが、ここでやっとシレトコスミレの花が咲いているのを何株か見ることができました。
    シレトコスミレは地を這うように咲いている小さな植物です。
    硫黄山近辺の砂礫地は歩行ルート上をお構いなしにシレトコスミレの葉っぱが多く生えていました。通行の際は、シレトコスミレに限らず植生を踏んで歩いてしまわないようお願いします。

     硫黄山下りの硫黄沢は半分が雪渓として残っており、最後の雪渓歩きを転ばないように下っていきます
    硫黄山下りの硫黄沢は半分が雪渓として残っており、最後の雪渓歩きを転ばないように下っていきます。
    ここから歩道入口まで長い下りの始まりです。

    硫黄山新火口付近でカチカチのヒグマの糞がありました。
    硫黄山新火口付近でカチカチのヒグマの糞がありました。
    今回の巡視ではヒグマの目撃はなく、痕跡もこの糞だけでした。

    無事に硫黄山の歩道入口まで降りてきました。
    無事に硫黄山歩道入口まで降りてきました。
    今回の知床連山縦走は3リットルの水も飲み干してしまうほどの強い日差しでしたが、程よく風が吹き、快晴の中の巡視となりました。

    カムイワッカ湯の滝から先は通行止めになっています。硫黄山登山をされる方は日程によっては直接硫黄山の歩道入口まで車でのアクセスが出来なく、シャトルバスのみの利用となります。
    事前にマイカー規制などの情報をご確認の上ご利用ください。 

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    2013年8月1日(木曜日) 

    羅臼湖の巡視

    三の沼より羅臼岳を望む

    三の沼より羅臼岳を望む。
    今日は雲の多い日でしたが羅臼湖の歩道はすっきりと晴れて気持ちの良い天気となりました。

    涸れ沢の雪渓

    雪渓部分
    涸れ沢の雪渓です。
    やっと歩道が全部出てきました。
    雪解けの終わった所からは春のお花が咲き始めます。
    雪渓部分にも落とし穴があるかもしれません。
    道を外れないよう歩道を歩くようにしましょう。

     

    今日の植物

    クロウスゴ
    クロウスゴ(実)

    イチゴの仲間(豊作)
    イチゴの仲間(豊作)

    今日の羅臼湖
    今日の羅臼湖
    入林者は3組11名
    さわやかなお天気の中、おつかれさまでした!

    2013年8月31日(土曜日) 

    英嶺山野外活動(登山)

    今日は羅臼中学第一学年野外活動、英嶺山登山のサポート・ガイドの為、英嶺山へ行ってきました。

    登山ポスト
    英嶺山の歩道入口は羅臼市街地北付近の高台上に建つ羅臼中学校裏にあり、登山ポストがあります。

    羅臼市街を見渡して
    トドマツ植林地の急斜面を登り切ると羅臼市街が見渡せます。

    羅臼中学校
    左手に見える三角山を過ぎると、羅臼中学校が見えます!
    生徒達は中学校を上から見下ろすこの景色を眺めて楽しんでいました。

    熊見台
    四ツ倉沼を越え、ルートを半分過ぎた辺りの熊見台にて一休みです。
    展望台からは知床峠への国道や、天気が良いと羅臼岳を見ることが出来ます。

    登山中の中学生
    今日の天候は曇りで、暑くも寒くもなく登りやすい気候でした。
    登山をするのが初めての生徒も多くいましたが、みんな元気に登っていきます。

    山頂手前の最後の急斜面
    山頂手前の最後の急斜面はロープを使いながら登ります。

    山頂
    山頂に到着です!!
    山頂からは全員登り切るまでみんなで応援している姿が印象的でした。
    無事全員登頂でき、集合写真を撮ったりして楽しそうにしていました。

    山頂からの羅臼市街
    山頂からは羅臼市街が見渡せます。
    知床連山はあいにくの天候で見ることが出来ませんでしたが、学校裏から登れる英嶺山。
    天気がいい時に、知床連山と国後島が浮かぶ根室海峡の美しい景色を見に、また登りに来てほしいと思います。

    連日の雨により滑りやすい歩道で転倒する生徒もいましたが、
    大きな怪我もなく英嶺山を無事に登りきる事ができました!
    生徒28名、職員5名の総勢33名による登山となりました。

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    2013年8月30日(金曜日) 

    春苅古丹川魚道調査

    知床の河川にも治山ダムが設置されている箇所があります。

    治山ダムは渓流の浸食や土砂の流出を防止する等を目的として設置されていますが、
    森林環境保全の立場から見ると、サケ・マス類の遡上を阻害するという負の面も持ち合わせています。

    この問題を解決するため治山ダムに、魚が登り易いように迂回路としての魚道を設置し、
    その有効性をモニタリングしています。

    今日は新しく出来た魚道にどれだけのサケ・マスが遡上しているのか調査してきました。

    マスの群れのポイント
    魚の群れがありそうなところに見当をつけ、防水カメラを使っての撮影です。
    意外と綺麗に映っています。

    カラフトマスのオスの背中部分
    この時期はカラフトマスの遡上がメインの様です。
    オスは背中の前部分が盛り上がるのが特徴です。
    この盛り上がり部分は「セッパリ」と呼ばれています。

    魚道の入り口部分
    魚道の入り口部分での撮影は、たくさんのマスが上流部分を目指し魚道を上る後ろ姿を
    確認出来ました。

    川底すれすれで
    川底すれすれを泳いでいる様なので
    水中カメラで覗くとたくさんのマスがゆらゆらと泳いでいました。

    オス・メス仲良く泳いでいます
    こちらの写真はオス・メス仲良く泳いでいる姿です。
    しかし仲の良かったのもつかの間…
    他のメスが乱入してこの場を乱していきました。

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    2013年8月21日(水曜日) 

    羅臼岳・歩道整備

    お盆も過ぎ、少し涼しくなってきた羅臼には、トンボがたくさん飛んでいます。
    写真はシオヤトンボ(オス)かと思われます。

    シオヤトンボ(オス)かと思われます

    お花も夏の終わりに開花するツルニンジンが開花していました。

    ツルニンジンが開花していました

    草が伸びてきたので歩道脇の草刈りをしました。

    草刈り前 草刈り後

    草刈り前                                                                              草刈り後

    草刈り前 草刈り後

    草刈り前                                                                             草刈り後

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    2013年8月17日(土曜日) 

    海岸線の巡視

    お盆も終わり、海岸線に立ち並ぶ昆布番屋がまた賑わってきました。

    番屋を守る犬
    番屋には番犬として番屋を守る犬もいれば優しく出迎えてくれる犬もいます。

    エゾオグルマ
    エゾオグルマがたくさん咲いていました。

    エゾモメンヅル
    エゾモメンヅルは実りはじめています。

    フレッシュなクマの糞
    フレッシュなクマの糞です。
    よく見る繊維質なタイプの糞ではないので、何か変わった物でも食べたのでしょうか?

    コムラサキ
    知床ではあまり見かけないコムラサキが飛んでいました。
    今度はオオムラサキ(国蝶)も連れて来てね。

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    2013年8月16日(金曜日) 

    羅臼湖巡視

    今日は羅臼湖への巡視です。

    雪田群落と呼ばれる雪が吹き溜まる場所
    新しい歩道入り口から入って一番最初にある沼が二の沼です。
    雪田群落と呼ばれる雪が吹き溜まる場所には未だに雪が残っています。

    三の沼
    三の沼です。今年のお盆は天候が悪く、街は晴れていても標高の高い知床横断道路は
    毎日雲の中でなかなか晴れる事はありません。この時は珍しく晴れました。

    ぬかるみ
    今日のぬかるみです。
    この夏、雨は少ないのですが、連日の霧でぬかるんでいる箇所が多く見られました。
    羅臼湖へは植生保護を意識し長靴を履き、歩道の真ん中を歩きましょう。

    羅臼湖歩道でみられるお花です。

    アオノツガザクラ
    アオノツガザクラ

    コイチヨウラン
    コイチヨウラン

    ミミコウモリ
    ミミコウモリ(咲き始め)

    ヒメタケシマランの実
    ヒメタケシマラン(実)

    ツルリンドウ
    ツルリンドウ

    ウメバチソウ
    ウメバチソウ

    ナガボノシロワレモコウ
    ナガボノシロワレモコウ

    羅臼湖
    今日の羅臼湖
    入林者は7組20名でした。

    木道の隙間に生えるタチギボウシ
    羅臼湖展望台に伸びる木道の隙間に生えるタチギボウシ、今年は全滅のようです。
    エゾシカによる食痕を確認しました。

    ルリボシヤンマ
    ルリボシヤンマ
    水辺でない所での羽化でしょうか?羽がくしゃくしゃで、じっとしていました。

    タテハチョウの仲間
    タテハチョウの仲間
    手をかけようとしたダケカンバの幹にいました。
    これからサナギになるのでしょうか?
    うっかり潰すところでした。

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    2013年8月15日(木曜日) 

    相泊・アメリカオニアザミ駆除

    今日は、知床財団の方々と合同で相泊海岸沿いに生えているアメリカオニアザミの駆除へ行きました。

    お盆中のぱっとしない天候
    今年のお盆は天気がぱっとしません。

    アメリカオニアザミの駆除作業中
    天気は曇りですが涼しいので仕事がはかどりそうです。

    処理前
    ≪処理前≫
    番屋の裏は立派なオニアザミの株がたくさんありました。

    処理後
    ≪処理後≫

    処理前 処理後
    ≪処理前≫≪処理後≫

    オニアザミを持ち上げているところ
    今日のオニアザミは持ち上げるとかなりの重量感で、根っこもゴボウのように立派です。

    キアゲハ
    草むらの中にキアゲハがいました。

    ハンゴンソウの隙間にキツネ
    ハンゴンソウの隙間にキツネがかくれんぼしていました。

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    2013年8月5日(月曜日) 

    知床連山・縦走路の巡視

    今日は、知床連山の縦走路の巡視を知床生態系保全センターの所長と4人で行ってきました。

     雲ひとつない朝焼けは日中の暑さを予感させます
    朝、薄暗いうちからの出発です。
    雲ひとつない朝焼けは日中の暑さを予感させます。

    携帯トイレブース
    木下小屋を出発し、2時間ほど歩いた所にある銀冷水には携帯トイレブースがありました。
    羅臼岳・知床連山縦走路・硫黄山の歩道には、山小屋やトイレはありませんので山行の際は携帯トイレを持参しましょう。

    大沢入口まで来ました。今年は、この時期でも大量の雪が残っています。 大沢入口まで来ました。今年は、この時期でも大量の雪が残っています。
    大沢入口まで来ました。冬の悪天候の影響か今年は、この時期でも大量の雪が残っています。
    大沢の半分位は雪渓が残っていましたが、緩やかな斜度と少し柔らかめな雪で登り易かったかったです。
    天候によっては雪が固くなることもある為、予備に軽アイゼン等を用意した方がよさそうです。

    エゾコザクラ
    大沢の融雪後、真っ先に咲く花・エゾコザクラです。
    朝日を浴びてはち切れんばかりのつぼみです。 お昼には開花となるのでしょうか?

    ツガザクラの群生
    また、ツガザクラの群生も見事でした。

    ツガザクラの群生

    羅臼平へ到着後は羅臼岳を背にして縦走路へ突入
    羅臼平へ到着後は羅臼岳を背にして縦走路へ突入します。
    ここまで来ると、日差しを遮る樹木もなくなり暑さとの戦いとなりそうです。

    チシマノキンバイソウ
    三ツ峰への登りでは黄色が鮮やかなチシマノキンバイソウが大きな花びらを重たそうにして咲いていました。

    三ツ峰のテント場にあるフードロッカーです
    三ツ峰のテント場にあるフードロッカーです。
    知床連山の縦走路には4箇所のキャンプ指定地(羅臼平、三ツ峰、二ツ池、第一火口)には、フードロッカーが設置されています。
    これは熊を寄せ付けないための対策です。キャンプをして行かれる方はテントの中には食料は持ち込まずに、このフードロッカーに入れましょう。
    使用時は食料を密閉容器などに入れ、他の方も入れられるよう小さくまとめて入れましょう。また、立ち去るときは、ゴミなどを放置しないでください。

    三ツ峰のテント場横にある水場です
    こちらは三ツ峰のテント場横にある水場です。
    水が「ちょろちょろ」と途切れることなく出ていました。
    試しに味見してみたところ・・・
    鉄(サビ?)の味がしました。
    この辺りに雪渓はなく、また今年は雨が少ないため、ここの水場はそろそろ涸れそうな気配です。これから訪れる予定の方はここの水場はあてにしない方がいいでしょう。

    チングルマのお花畑

    チングルマのお花畑
    三ツ峰の後はサシルイ岳を登ります。
    ここはチングルマのお花畑でした。場所によってはお花が終わった後の綿毛の絨毯もありました。

    サシルイ岳のピークに到着です。
    サシルイ岳のピークに到着です。
    振り返って見渡すと、斜里の町まで続く知床の山々がはっきりと見え、その他にも斜里岳や藻琴山等も確認できました。
    その他にもおそらく大雪山系も双眼鏡越しに確認することが出来ました!
    海の方はというと、羅臼側の根室海峡は雲海でウトロ側のオホーツク海は見事な快晴です。
    山を隔てると天気がこんなに違ってしまうのかと驚きです。

    オッカバケ岳の手前のサシルイ岳の下りでは雪渓がありました
    サシルイ岳の次はオッカバケ岳を目指します。
    オッカバケ岳の手前のサシルイ岳の下りでは雪渓がありました。
    雪の反射はとても眩しかったです。

    オッカバケ岳のピークをすぎると眼下には二ツ池が見えてきました。
    オッカバケ岳のピークをすぎると眼下には二ツ池が見えてきました。
    二ツ池の向こうには南岳・知円別岳・硫黄山が見事に姿を見せてくれています。
    まだまだ先はありそうですが、道のりも半分は歩いたでしょうか?

    今回の目的地・二ツ池に到着です。写真は「地の池」の方です。
    今回の目的地・二ツ池に到着です。写真は「地の池」の方です。

    チシマアザミ
    ここはゼンテイカとチシマアザミが多く咲く所でした。 アメリカオニアザミは生えておらずホッとしました。
    写真はチシマアザミになります。

    この二ツ池周辺の歩道は、水はけが悪く雨が降ると川のようになってしまうところです。
    この二ツ池周辺の登山道歩道は、水はけが悪く雨が降ると川のようになってしまうところです。
    ロープなどで規制しているところは、人による踏みつけにより植生が損なわれてしまった所です。
    今後の植生回復の為にも立ち入らないようにお願いします。

    新道への入り口は少し分かりにくいのですがピンクテープを目印にし、ハイマツ帯に入ってください。
    去年から二ツ池周辺のルートが変更になっています。
    新道への入り口は少し分かりにくいのですがピンクテープを目印にし、ハイマツ帯に入ってください。

    新道のハイマツ帯の中です
    新道のハイマツ帯の中です。とても歩きやすかったです。

    シレトコスミレの葉や結実した状態のものを見かけます
    知円別岳近辺の砂礫地までくるとシレトコスミレの葉や結実した状態のものを見かけます。
    開花の時期としてはもう遅いのですが(花期は6月上旬~7月上旬)、どこかでお花が咲いていることを祈りつつ前へ進みます。

    知円別岳分岐を過ぎ、中の廊下と呼ばれる地点に来ました。
    知円別岳分岐を過ぎ、中の廊下と呼ばれる地点に来ました。
    細い稜線歩きは滑落しないよう、注意しながら歩きます。

    コケシ岩より知床半島先端部を望む。
    コケシ岩より知床半島先端部を望む。

    シレトコスミレの花が咲いているのを何株か見ることができました。
    硫黄山分岐まで来ました。
    後は下るだけなのですが、ここでやっとシレトコスミレの花が咲いているのを何株か見ることができました。
    シレトコスミレは地を這うように咲いている小さな植物です。
    硫黄山近辺の砂礫地は歩行ルート上をお構いなしにシレトコスミレの葉っぱが多く生えていました。通行の際は、シレトコスミレに限らず植生を踏んで歩いてしまわないようお願いします。

     硫黄山下りの硫黄沢は半分が雪渓として残っており、最後の雪渓歩きを転ばないように下っていきます
    硫黄山下りの硫黄沢は半分が雪渓として残っており、最後の雪渓歩きを転ばないように下っていきます。
    ここから歩道入口まで長い下りの始まりです。

    硫黄山新火口付近でカチカチのヒグマの糞がありました。
    硫黄山新火口付近でカチカチのヒグマの糞がありました。
    今回の巡視ではヒグマの目撃はなく、痕跡もこの糞だけでした。

    無事に硫黄山の歩道入口まで降りてきました。
    無事に硫黄山歩道入口まで降りてきました。
    今回の知床連山縦走は3リットルの水も飲み干してしまうほどの強い日差しでしたが、程よく風が吹き、快晴の中の巡視となりました。

    カムイワッカ湯の滝から先は通行止めになっています。硫黄山登山をされる方は日程によっては直接硫黄山の歩道入口まで車でのアクセスが出来なく、シャトルバスのみの利用となります。
    事前にマイカー規制などの情報をご確認の上ご利用ください。 

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    2013年8月1日(木曜日) 

    羅臼湖の巡視

    三の沼より羅臼岳を望む

    三の沼より羅臼岳を望む。
    今日は雲の多い日でしたが羅臼湖の歩道はすっきりと晴れて気持ちの良い天気となりました。

    涸れ沢の雪渓

    雪渓部分
    涸れ沢の雪渓です。
    やっと歩道が全部出てきました。
    雪解けの終わった所からは春のお花が咲き始めます。
    雪渓部分にも落とし穴があるかもしれません。
    道を外れないよう歩道を歩くようにしましょう。

     

    今日の植物

    クロウスゴ
    クロウスゴ(実)

    イチゴの仲間(豊作)
    イチゴの仲間(豊作)

    今日の羅臼湖
    今日の羅臼湖
    入林者は3組11名
    さわやかなお天気の中、おつかれさまでした!