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北海道森林管理局

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    知床らうす発!グリーン・サポート・スタッフBLOG

     らうすGSS通信

    2011年9月

    2011年9月30日(金曜日)平成23年度第3回森林公開講座 

    今日は、根釧東部森林管理署による年に一度の大イベント!森林公開講座の羅臼湖バスツアーの日です。GSSもガイド役として参加します。
    今年は3年ぶりに秋の開催となりました。お天気がちょっと心配ですが全員長靴を着用し4班に分かれて笑顔でスタートです。

    4班に分かれて笑顔でスタートです

    紅葉のシーズンには少しは早かったですが、登山口入口ではミヤマナナカマドが紅く色づいていました。

    紅葉のシーズンには少しは早かったですが、登山口入口ではミヤマナナカマドが紅く色づいていました

    藪こぎではありませんが。この中にちゃんと登山道があるんです。ここでは、ハイマツをかきわけて足元に注意して進みます。

    ハイマツをかきわけて足元に注意して進みます

    ハイマツ帯の中にはゴゼンタチバナの実がありました。見た目は固くおいしくなさそうです。

    ゴゼンタチバナの実がありました

    2の沼に到着したと時は羅臼岳が見えました。雲が怪しくもくもくしているのが気がかりです…。
    お願いだから今日だけは雨をふらせないでください!!と山の神様にお願いしておきました。

    3の沼に来ました

    3の沼に来ました。風がない時は沼の水面にまわりの木々がきれいに写りこみます。今年はめずらしくダケカンバの木が黄葉しています。いつもは黄葉する前に寒さにやられてしまい枯れてしまうのですが、なかなかきれいに色づいています。

    沼に写りこむ羅臼岳

    沼に写りこむ羅臼岳を見に登山道より少し離れた場所にある展望台へ移動です。がしかし、さっきまで見えていた羅臼岳は雲の中に消えてしましました。私たちもここで小休憩です。

    登山道より少し離れた場所にある展望台へ移動

    登山道より少し離れた場所にある展望台へ移動

    ガイドによって説明箇所や内容は少し変わってきますが、枯れ沢からあやめが原までの間はちょっとした所見ポイントです。みなさんどんな話を聞いているのか気になります。

    みなさんどんな話を聞いているのか気になります

    みなさんどんな話を聞いているのか気になります

    みなさんどんな話を聞いているのか気になります

    登山道脇で観察できた植物です。シラタマノキ(実の状況)と笹に上手に巻きついているツルリンドウ(実の状況)です。接写のため焦点が微妙になってしまいちょっと残念です。

    シラタマノキ(実の状況)

    ツルリンドウ(実の状況)

    羅臼湖まであとちょっとです。羅臼湖登山道沿いは高層湿原の植生を観察することができますが、最近は笹の進入が目につくようになりました。今あるここの湿原植生も将来的には変わってしますのかもしれません。

    高層湿原の植生を観察

    羅臼湖展望台でしばし休息&班ごとでの集合写真タイムです。
    まずは1班、案内役はGSS小林(上段右端)です。先頭の班でもあり少し緊張気味でした。
    下段右端の男性は8月に着任した署長です。
    先頭の班でもあり少し緊張気味でした。

    1班集合写真 

    次に2班、案内役は佐藤業務課長(下段中央)です。

    2班集合写真

    そして3班。案内役は田中ヰ森林ふれあい係長(上段中央)です。

    3班集合写真

    最後に4班、案内役はGSS大野(上段左から2人目)が担当しました。

    集合写真のとおり雲がだいぶ低い所まできています。どうやら雨は降らなさそうですが登山でのケガは気がゆるんだ帰り道に多いと言います。万が一の時のために緊急時に対応するためスタップ等も待機しており万全を期しておりますが、参加者の皆さんで気を引き締めて戻りましょう。

     

    4班集合写真

    3の沼に戻ってきた辺りから全体的にガスってきました。それにしても何と幻想的風景かガスの中のトドマツやエゾマツが水面にくっきりと写りこんでいます。

    何と幻想的風景かガスの中のトドマツやエゾマツが水面にくっきりと写りこんでいます。

    ゴールの国道まで全員無事に到着です。今年は一人も脱落する人もなく参加者全員が羅臼湖まで歩き戻ってくることができました。

    ここで迎えのバスが来るまでの待ち時間参加者同士で話しが盛り上がっていました。
    この森林公開講座の羅臼湖ツアーは毎回募集定員を超え抽選で参加者が決まるという“毎年大人気のツアー”です。今回参加できたラッキーな皆さんお疲れ様でした。

     迎えのバスが来るまでの待ち時間参加者同士で話しが盛り上がっていました

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    2011年9月26日(月曜日)羅臼湖登山道整備 

    今日は登山道を管理する北海道・根室振興局の呼びかけで関係者が集まり、羅臼湖の登山道沿いのササ刈りをしてきました。

    登山道を管理する関係者の集まり

    ササのみの植生の箇所は刈り払い機で一気に刈ってしまいますが、そうでない箇所は高山植物等が生えているところもありますので、刈り込みばさみでササだけを狙って地道にちょきちょきしていきます。
    この作業は結構腰にくるんです…

    刈り込みばさみでササだけを狙って地道にちょきちょきしていきます

    ササの中に素敵なキノコが生えていました

    ササの中に素敵なキノコが生えていました。
    キノコは刈らずにそのままにしておきました。 

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    2011年9月25日(日曜日)羅臼湖の巡視 

    知床の紅葉はまだまだな感じですが、
    とりあえず、ナナカマドがほんの少し赤く色づいてきました。

    ナナカマドがほんの少し赤く色づいてきました

    台風のあとなので、登山道がどのくらいぐちゃぐちゃに荒れているかなぁとわくわくしていましたが…
    なんてことはない、いつもの感じに戻っただけでした。

    いつもの感じの登山道 

    沼もいつもの水位に戻りました。

    沼もいつもの水位に戻りました

    雲は多少ありますが、三の沼からの羅臼岳です。沼の水面が水鏡となり羅臼岳が綺麗に映りこんでいます。

    ハイマツのトンネルを歩いていると目の前を鳥が横切っていきました。
    なかなかのんびりした子でしたので、撮影に成功!
    ギンザンマシコかと思われます。

    ギンザンマシコかと思われます

    本日の羅臼湖です

    本日の羅臼湖です。
    雲に覆われた日でしたが、オホーツク海方面には青空が広がっていました。

     本日の毛虫

    本日の毛虫
    いつもの名無しさんです。

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    2011年9月24日(土曜日)相泊~観音岩の巡視 

    台風一過で、久々のお天気となりました。
    気候は秋めいてきましたが、コエゾゼミが最後の力を振り絞り鳴いていました。
    コエゾゼミは背中にあるアルファベットの『M』が目印です。

    コエゾゼミが最後の力を振り絞り鳴いていました

    海岸線にも台風の置きみやげを発見しました。
    まずは岩に生えた天然昆布。岩ごとの打ち上げです。

    岩に生えた天然昆布

    それと、はるばる韓国よりスプレー缶の漂着物。
    それにしても、このデザインなかなかイケてると思います。

    はるばる韓国よりスプレー缶の漂着物 

    本日の芋虫

    アゲハチョウ。お食事中でした

    アゲハチョウ。お食事中でした。

    ウミウが波打ち際で飛んでいました

    普段は人間の近くで姿をあまり見せないウミウが波打ち際で飛んでいました。
    ウミウは警戒心が強く、私たちの姿を確認するとすぐ逃げてしまいます。

    海岸線 

    本日の入林者はいませんでしたが、釣りの方が4名。
    帰り道はみるみる曇って肌寒い巡視となりました。

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    2011年9月23日(金曜日)林道の巡視 

    台風が過ぎたあとの巡視はわくわくするんです。
    台風は森の中に何かしら置きみやげをしてくれるからです。

     ほら、ありました!
    林道をまたぐように柳の木が倒れていました。

    林道をまたぐように柳の木が倒れていました 

    こういった倒木は、ノコギリで小さくしていって…

    はい!すっきり!片付けました

    はい!すっきり!

    林道の奥に進んでいくと、今度はエゾライチョウを発見!
    でも、その前に車を運転する小林GSSの太ももの上にリンゴドクガの幼虫を発見!!
    太ももの上にリンゴドクガの幼虫を発見

    いつもは芋虫、毛虫の撮影で楽しく彼らとやっていますが、この距離感はいただけない・・・
    しかし、大野GSSはエゾライチョウの撮影の為に車を降りて行ってしまいました・・・(泣)
    小林GSSは撮影の邪魔にならないよう、車の中でじっと待機です。
    でも耐えたおかげで、こんな素敵なエゾライチョウの撮影に成功。

    こんな素敵なエゾライチョウの撮影に成功

    撮影終了後、毛虫さんには笹藪の中へご帰宅してもらいました。 

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    2011年9月19日(月曜日)羅臼湖巡視 

    せっかくの連休は雨のスタートでしたが、最終日の今日は雨降りも落ち着き曇り空となりました。

    そんな雨上がり後の羅臼湖登山道はすごいことになります…

    そんな雨上がり後の羅臼湖登山道はすごいことになります

    ぬかるみが続くところが多く、長靴が重宝します。
    羅臼湖トレッキングについてよく聞かれるのが『長靴で長時間歩くのが不安だ。』ということ。
    羅臼湖登山道はぬかるみの他にもこんな箇所もあります。

    羅臼湖登山道はぬかるみの他にもこんな箇所もあります

    この写真は登り風景ですが、石の上に足をかけて木につかまり1歩を踏み出しているところです。
    平坦な木道がある箇所もあれば、足場が悪く手も使って上り下りする所もあったりします。
    そんな中、皆さん転ばないように必死で歩きます。
    そうすると・・・
    長靴を履いて歩いていることなんて忘れちゃって、長靴と体が一つになっちゃっている感じさえするのです。
    だから、最初は不安でも帰る頃には『長靴サイコー!!』って気分になりますよ。
    長靴必須なのはご理解いただけたかと思いますが、軍手や手袋があればもっとサイコーです。

    9月も中旬をすぎると気になるのが紅葉です。
    知床の紅葉(主に知床峠)は10月第1週が毎年見頃で、この時期はまだまだでありますが湿原の中の水苔類の紅葉が綺麗でした。

    湿原の中の水苔類の紅葉が綺麗でした

     

    本日の羅臼湖本日の羅臼湖

    今日は風が強く体感温度は13度位だったでしょうか・・
    知西別岳は半分雲の中でした。
    そんな中、本日の入林者は8組37名。皆さん、寒い中ご苦労様でした。

    本日の毛虫

    本日の毛虫

    雪解けの早い季節から一番多く遭遇している子ですが、何の幼虫かは不明です。
    はぁ、あなたの名前が知りたいなぁ。

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    2011年9月16日(金曜日)相泊巡視 

    羅臼もここ最近は、不安定な天気が続いてます。

    羅臼もここ最近は、不安定な天気が続いてます。

    相泊に着くと天気は快晴、カラフトマス釣りの人が何名か居ました。
    釣果は中々の様です。

    ラフトマス釣りの人が何名か居ました 

    河口にヒグマの痕跡が有りました。釣りに来られる方は、ゴミや魚を残さないようにお願いします。

    河口にヒグマの痕跡が有りました

    お昼になると晴れてきて暑くなってきました。
    なんだか、吸い込まれそうな青空です。

    なんだか、吸い込まれそうな青空です

    エゾオグルマもまだまだがんばります。

    エゾオグルマもまだまだがんばります。

    今年は残暑が厳しいですが、シカ達はそろそろ衣替えの季節の様です。

    今年は残暑が厳しいですが、シカ達はそろそろ衣替えの季節の様です

    今年は残暑が厳しいですが、シカ達はそろそろ衣替えの季節の様です

    巡視の帰り道は暗く厚い雲が多くなってきて肌寒くなってきました。
    これからの時期は天気が変わりやすいので、お出かけの際は十分な装備を心がけましょう。

    巡視の帰り道は暗く厚い雲が多くなってきて肌寒くなってきました

    巡視の帰り道は暗く厚い雲が多くなってきて肌寒くなってきました

    巡視の帰り道は暗く厚い雲が多くなってきて肌寒くなってきました

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    2011年9月15日(木曜日)羅臼岳の巡視 

    天気は曇りの日が続きますが、気温は高く蒸し暑い日が続いています。

    本日の羅臼岳

    本日の羅臼岳
    今日の山頂部分は朝から雲の中で、この時点では見えていません…
    写真はスズラン峠から撮ったものです。

    夏の終わりに咲く花、毒草としても有名なトリカブトです 

    夏の終わりに咲く花、毒草としても有名なトリカブトです。
    トリカブトは分類や同定がむずかしい植物でもあり、この写真のトリカブトも何トリカブトだかは不明です。
    世界には約300種のトリカブトがあるそうですが北海道に自生するエゾトリカブトの毒は大変強く、アイヌ民族の狩猟では熊を捕らえるときの毒矢として使われていたということです。

    きれいなヘビの抜け殻

    今日の入林者はいませんでしたがいろいろなものに会うことができました。
    まずはきれいなヘビの抜け殻。
    目玉の跡までわかるでしょうか?

     

    それと、素敵なキノコ達

    サンゴの様なキノコ

    サンゴの様なキノコ

    卵の殻から飛び出したようです。テングダケかタマゴダケの仲間でしょうか?

    卵の殻から飛び出したようです。テングダケかタマゴダケの仲間でしょうか?

    紫色がとても怪しいキノコです。

    紫色がとても怪しいキノコです。

     

    本日の毛虫
    2匹に会うことができました。

    キドクガの幼虫 

    キドクガの幼虫

    リンゴドクガの幼虫

    リンゴドクガの幼虫

    なお、このリンゴドクガの幼虫は白いタイプのものが9月1日の巡視でも確認されており、この時は何の幼虫なのか不明でしたが、どうやら色違いの様です。

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    2011年9月14日(水曜日)羅臼湖の巡視 

    9月中旬になるのに、陽射しが強く暑い中での巡視となりました。
    先週の台風で潤いを取り戻した二の沼です。

    二の沼 

    羅臼湖への道は5つの沼と湿原を横切って行くので木道がない場所の登山道はぬかるみが
    ひどく、植生保護の為にも長靴をはいていくのが羅臼湖登山道では、もはや常識です。
    知床自然センターでは長靴のレンタル(一日500円)をしています。
    今日のぬかるみはこんな感じでした。

    ぬかるみ 

    ぬかるみ ぬかるみ

    本日の羅臼湖
    羅臼湖展望台では雲が湖にかかっていて展望はよくありませんでした。
    写真では涼しく見えますが風はない上、陽射しが強く、ジリジリと暑かったです。

    本日の羅臼湖

    キノコもぼちぼち出てきました。
    今日はツルタケと思われるキノコがキレイでした。

    ツルタケと思われるキノコがキレイでした 

    今日の入林者数は8組10名。
    ぬかるみがひどい中、おつかれさまでした。

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    2011年9月8日(木曜日)羅臼湖の巡視 

    台風の影響で雨続きでしたが、羅臼もようやく晴れました。
    雨の後で空気が澄んで、国後もくっきり見えています。

    横断道路より国後島を望む

    ここ数日降り続いた雨のせいで、歩道がぬかるんでいます
    長靴を着用し、植生保護の為にも歩道や木道をはずれないようお願いします。

    本日の羅臼湖 

    本日の羅臼湖

    本日のいもむし、ノコメトガリキリガ

    本日のいもむし、ノコメトガリキリガ

    道路上に大量発生していました。

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    2011年9月1日(木曜日)羅臼岳の巡視 

     9月にはいるといろいろなキノコが登山道脇で出没し、楽しませてくれます。

    ホコリタケ

    ホコリタケ:若いうちは食べられるそうです。

    ラクヨウ

    ラクヨウ:正式名称は『ハナイグチ』ですが、北海道ではラクヨウという名称で親しまれています。

    テングダケ

    テングダケ:色々なテングダケがあるみたいですが、この写真のキノコは色が変わったタイプのテングダケではないかと思われます。テングダケは毒キノコとして有名です。

    キノコは種類の特定が難しく、毒キノコも多く存在します。安易に採取し、口にすることはとても危険です。

    ツルニンジン

    ツルニンジン:新しい花を見かけること少なくなりましたが、今日はツルニンジンが開花していました。

    本日の毛虫

    本日の毛虫:じっとしていたのでどちらが頭なのかお尻なのか不明です。まるで、釣りで使うフライの様にキレイな毛虫でした。