2015年9月
2015年9月29日(火曜日)曇りのち雨
八剣山
 本日は八剣山(中央口)を巡視いたします。
 中央口は池の奥にあります。
 朝までの雨が上がり太陽が射してきました。天候が変わらぬうちに山頂を目指します。
 真っ赤に実ったホウノキの実が地面に落ちていました。
 山頂付近の様子です。剣のように尖った岩が連続しています。八剣山の名前の由来です。
 八剣山山頂(498メートル)
【ご挨拶】
本日の活動をもちまして、私たち石狩GSSの今シーズンの業務を終了させていただきました。
今後もこのブログから出来るだけ多くの情報を、出来るだけ分かり易くお伝えし、皆さんが安心、安全に登山が出来るよう、きめ細やかな保全管理活動を行って参ります。この活動を通じ、皆様のお役に立てば幸いです。
そして国有林に入林されるすべての方々に、自然の素晴らしさ、登山の素晴らしさを次の世代に伝えて頂くことが私たちの願いです。
短い間ではございましたがGSSブログをご覧頂き、ありがとうございました。
石狩グリーンサポートスタッフ
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2015年9月27日(日曜日)曇り一時雨
空沼岳
本日は空沼岳を巡視いたします。
 万計山荘から山頂までを巡視します。
 万計沼の様子です。スッキリしない曇り空で気温も低めです。
 真簾沼まで0.7キロメートルの歩道の様子です。 昨日の雨が乾ききっておらず、歩道は滑りやすくなっています。
 真簾沼の様子です。 風もあり水面が少し波立っています。
 先週の巡視時からかなり紅葉が進んでいました。歩道も落ち葉でいっぱいです。
 札幌岳へ向かう縦走路との合流地点です。 縦走路は現在整備されておりません。 植生繁茂(大部分がササ)により遭難が続いていますので注意してください。
 空沼岳山頂(1251メートル) 山頂の少し手前で真っ黒な雷雲が立ち込め激しい雨に見舞われました。
 山頂からは恵庭岳が見えました。頭上の雷雲と、遠く晴天下の恵庭岳が不思議なコントラストです。
【注意】 この時期の雨は急に降り出します。こまめに空や風向きを観察して、予兆がある場合は待避や下山をしてください。雨具の早めの着用をおすすめします。
本日の巡視では植生等の盗掘、踏みつけによる荒廃、不法投棄は確認されておりません。
2015年9月26日(土曜日)曇り時々雨
春香山
本日は春香山を巡視いたします。
 桂岡からのコースと小樽内川奥林道の合流地点にある「銀嶺荘」です。 紅葉も始まり秋の気配を感じます。
林道入口から約5キロメートル進んだ場所です。ここから山頂までは30分程度で到着です。
 銀嶺荘からの歩道入口の様子。 本日は雨天のため登山者は少ないようです。
 春香山山頂(907メートル)
 山頂から望む石狩湾です。
 山頂の右手にはアンテナが目印の手稲山が望めます。
 引きつづき空沼岳の歩道入口を巡視いたします。
 木天蓼小屋の中には「ルールとマナー」「札幌近郊の山々」など、4種類のリーフレットを用意しています。 どうぞご自由にお取りください。
【注意】 昼と夜の長さがほぼ等しくなる秋分が過ぎたこの時期は、気温が下がり日没時間も早まってきます。 外気温や天候の急激な変化に対応できる服装と装備をおすすめいたします。
2015年9月25日(金曜日)晴れ
小天狗岳
本日は小天狗岳を巡視いたします。
 定山渓ダム下流園地の様子です。 小天狗岳の歩道入口はダム資料館の横にあります。
 小天狗岳歩道入口(登山口)
 道は急斜面が多く、勾配もきついので大部分が階段になっています。 下りの際も足下に十分注意して通行してください。
 山頂手前から望む「さっぽろ湖」と「定山渓ダム」 紅葉が待ち遠しいです。ここからの眺めは美しいことでしょう。
 山頂には周囲に隣接する山々の円型案内板があります。
 三等三角点 柱石は、花崗岩など硬い素材の石が使用されています。
 小天狗岳山頂(765メートル)
【注意】 小天狗岳は急傾斜の歩道が続きます。特に下山の際は滑りやすいので、 無理をせずゆっくりと足下に充分注意をして通行してください。
2015年9月22日(火曜日)晴れ
紋別岳
本日は紋別岳を巡視いたします。
 紋別岳歩道入口(登山口) 紋別岳の登山道は山頂まで作業車両専用道路を登ります。
 道の枯れ葉が秋の気配を感じます。山頂までは約1時間30分の道のりです。
 山頂までは螺旋状に道が続いています。
 360度ロケーションが良い山頂には、放送局と電話会社の中継局があります。
 紋別岳山頂(865.8メートル)山頂からの眺めは最高です。
 山頂から望む恵庭岳(右手)
 風不死岳と樽前山
 眼下に望む支笏湖温泉
2015年9月21日(月曜日)晴れのち雨
無意根山
本日は無意根山(元山コース)を巡視いたします。
 無意根山(元山コース)歩道入口(登山口)
 そろそろ山ブドウも実ってきました。
 長い歳月で木に取り込まれた案内板。
 ツバメオモトの果実
 長尾山のピークをすぎると千尺高地に出ます。平地がしばらく続く長い1本道です。 歩道脇のササは刈り取られているので歩きやすくなっています。
 千尺高地の途中にある休憩場所です。木のベンチで一息つきます。
 休憩場所から遠くに見える山頂まではあと3.7キロメートルです。 雲行きが怪しくなってきました。
 薄別コースとの合流地点です。山頂まであと1.2キロメートルです。 雨が降って来たので本日はここで引き返します。
午後からの雨予報でしたので入林者の数も少ないようです。元山コースは長い距離を歩きますが、 急な登りも少なく楽に登れるコースです。
2015年9月20日(日曜日)
イチャンコッペ山
本日はイチャンコッペ山を巡視いたします。

イチャンコッペ山歩道入口(登山口)

最初の急斜面をすぎると風不死岳と樽前山が綺麗に見えます。

歩道脇に地面を掘った跡を発見しました。土に残っていた動物の毛から、野生鹿が『泥あび』をしたと思われます。

気候も快適で多くの方が登山を楽しんでいます。

ツチグリ 星型の外皮が特徴的なキノコです。

イチャンコッペ山山頂(828.9メートル)

巡視途中で通り雨が降って来ました。秋の天気は変わりやすく、晴れていても油断はできません。 雨対策をお忘れなく。
本日の巡視では植生等の盗掘、踏みつけによる荒廃、不法投棄は確認されておりません。
2015年9月19日(土曜日)
砥石山・藻岩山
本日は砥石山(中の沢ルート)・藻岩山(北の沢ルート)を巡視いたします。

砥石山中の沢ルート歩道入口(登山口) 砥石山には3つのルート(中の沢ルート・小林峠ルート・源八沢ルート)があります。本日は、中の沢ルートをT4分岐点まで巡視いたします。

しばらくは小川に沿って歩道が続いています。清らかな小川のせせらぎが聞こえてとても良い雰囲気です。

入口のすぐ横にある『八垂別の滝』です。 左中の沢川にかかり、水が緩やかに滑り落ちる流麗で小さな滝です。

歩道上で発見したニホンザリガニ

マムシグサの実が赤く色づいてきました。美味しそうですが有毒で食べる事が出来ません。ご注意ください。

T4分岐点 小林峠ルートとの合流地点です。

藻岩山北の沢ルート歩道入口(登山口) 午後からは藻岩山北の沢ルートを馬の背まで巡視します。

『馬の背』 慈啓会病院ルートとの合流地点です。悪天候のため登山者は少ないようです。
本日の巡視では植生等の盗掘、踏みつけによる荒廃、不法投棄は確認されておりません。
2015年9月18日(金曜日)
八剣山・神威岳短絡路・無意根山
本日は八剣山・神威岳短絡路・無意根山歩道入口(登山口)を巡視いたします。

八剣山8合目の岩場の様子。

ツリバナの実です。薬玉が割れたように開いています。

八剣山山頂(498メートル) 山頂のスペースは狭く、歩行や休憩の際には注意が必要です。

こちらは神威岳短絡路の様子です。歩道を覆っている木を撤去します。

ベニテングダケ

無意根山薄別コース歩道入口(登山口)

無意根山元山コース歩道入口(登山口)

ホコリタケ
頭部の外皮にある一個の穴から胞子を外部へと放出・分散するキノコです。 丸い部分に触れると煙状の胞子が飛び出してきます。
【注意】秋になると外気温の急変や通り雨が多くなってくるため、防寒具やカッパなどの準備が必要です。 また、日没時間も早まってきますので、無理のない計画を立てることをお勧めします。
2015年9月15日(火曜日)
空沼岳
本日は空沼岳(万計沼から真簾沼まで)を巡視いたします。

万計沼の様子です。ここから真簾沼までは約30分、1.6キロの道のりです。

歩道の一部がぬかるんで歩きづらい状態です。木の丸太や、石の上を上手に渡り進みます。滑りやすいので転倒しないよう注意してください。

此方もかなりぬかるんでいますが、歩道脇の乾いている部分を通って歩きます。

真簾沼

この時期の真簾沼は水位も低く岩が多く露出しています。沼水は透明度抜群でとても澄んでいます。

午後からは札幌岳の冷水小屋周りの草を刈ります。

3メートルを超えるイタドリを刈取ります。

冷水小屋の横に5~6台分の駐車可能なスペースを確保しました。
2015年9月13日(日曜日)
野幌自然休養林
本日は野幌自然休養林を巡視いたします。

大沢口の様子です。雨のため散策している方は少ないようです。

中央線にある案内板が破損しています。材料の木材が腐食していました。

腐食した木の中にはアリの巣が出来ていました。巣を取り除き、周囲8カ所を固定します。

モミジコースの中間にある案内板です。ネジが緩み傾いています。

釘で固定して方向を合せます。

こちらはトド山口の駐車場の様子です。

駐車場には多くのゴミが捨てられていました。

捨てたごみは誰かが片づけなければなりません。社会のルールを守りましょう。
【注意】心無い人たちによるゴミのポイ捨ては、自然環境が汚染されるばかりでは無く、『軽犯罪法違反』や『廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反』の対象となり、法律で罰せられる行為です。
2015年9月12日(土曜日)雨のち曇り
支笏湖方面
本日は支笏湖方面を巡視いたします。
 美笛の滝へ向かう入口です。 昨年9月の大雨による災害で滝へ向かう市道が通行止めになっていましたが、9月11日に復旧しました。
  復旧した市道の様子です。
 美笛の滝へのルートは決壊のため現在のところこれ以上は進めません。
 風不死岳北尾根コース登山口
 恵庭岳の被災箇所も復旧作業が開始されました。
 イチャンコッペ山登山口
【注意】 支笏湖周辺は昨年9月に発生した台風の影響で大きな被害に見舞われました。 現在複数個所で災害復旧工事が進められています。
登山道の一部が崩れている危険箇所も多く見受けられます。登山をされる際は十分注意をしてください。
2015年9月11日(金曜日)曇りのち雨
小天狗岳・神威岳(短絡路)・八剣山
本日は小天狗岳・神威岳(短絡路)・八剣山を巡視いたします。
 小天狗岳登山口です。
 鉄杭が露出している箇所があります。
 ハンマーで叩き鉄杭を地中に埋め込みます。
 こちらは神威岳の短絡路です。 歩道脇の木が枯れて倒れかけていたので高枝ノコギリで切断して撤去します。
 こちらは八剣山西口コース9合目付近です。 補助ロープが切れていましたので新しいものを設置します。
 二重8字結びでしっかりと固定します。
 約10メートル下の木に固定して設置終了です。
 八剣山山頂(498メートル)
【注意】 雨の日の歩行は注意が必要です。岩や、登山道にある刈り取られたササは、とても滑りやすくなっています。 特に下りの際、露出した木の根に足をかける場合は十分お気を付けください。
2015年9月8日(火曜日)晴れ
風不死岳(樽前コース)
本日は風不死岳(樽前コース)を巡視いたします。
 右側に見えるのは風不死岳、左側は樽前山です。本日は視界も良好で遠くまで綺麗に見渡せます。
 樽前山7合目ヒュッテの前に入林者名簿があります。 樽前コースの歩道入口はすぐ横にあります。
 シラタマノキの果実
 イワギキョウ
 7合目付近の岩場です。 段差が大きく足場が少ないため、登り下り用の補助ロープを設置しました。 特に下る際は細心の注意をしてください。
 風不死岳山頂1102メートル 山頂では登山者に対し国有林内でのルールとマナーについて啓発・指導を行い、 リーフレットと携帯用のトイレを配布しました。
山頂は展望を遮るような樹木も無く360度のパノラマが楽しめます。 東側には羊蹄山、北側には恵庭岳と支笏湖、南側には樽前山と太平洋が見渡せる素晴らしい展望です。
 南側に望む樽前山と太平洋です。
 西側に望む支笏湖と羊蹄山(中央)と尻別岳(左)です。
2015年9月6日(日曜日)晴れのち曇り
札幌岳(豊滝コース)
本日は札幌岳(豊滝コース)を巡視いたします。
 盤の沢林道の入口ゲートです。 豊滝コース歩道入口までは3.5キロの道のりです。 ここで入林ポスト内にある入林名簿に記入してください。
 札幌岳豊滝コース登山口
 本日は16名の登山者とすれ違いました。 みなさんカラフルな姿で秋の登山を楽しまれています。
 空沼岳へ向かう縦走路との合流地点です。 札幌岳は右方向です。あと500メートルで山頂到着です。
 合流地点から望む札幌市内
 山頂までは身長を越える程のササで覆われた箇所が所々に見受けられます。 ササを刈りながら前へ進みます。
 札幌岳山頂(1293メートル) 山頂は薄っすら曇り空ですが、遠くには羊蹄山の姿が見えます。
【注意】 札幌岳から空沼岳への縦走路は、現在整備されておりません。 植生繁茂(大部分がササです)により遭難が続いていますので注意してください。
2015年9月5日(土曜日)晴れ
朝日岳・夕日岳
本日は朝日岳・夕日岳を巡視いたします。
 定山渓の西側背後にある朝日岳は、山頂までのコースが2つあり途中で合流しています。 本日は岩戸観音のある岩戸公園コースを巡視します。
 朝日岳岩戸公園コース歩道入口(登山口)です。
 3名のグループが山頂を目指していました。山頂までは約1時間の道のりです。 9月に入り歩道脇には多くの種類のキノコが見うけられます。時々足を止め、キノコを観賞されていました。
 山頂と旧豊林荘へ向かう分岐点です。右へ進み約10分で到着です。
 朝日岳山頂(598メートル)
 夕日岳歩道入口(登山口) 午後からは定山渓の東側にある夕日岳を巡視いたします。昨日確認した倒木の撤去作業を行います。
 歩道に掛っている危険な倒木を高枝ノコギリで撤去します。
 木の折れ目からノコギリを当てて切断します。切断後の倒木は谷側に撤去します。
朝日岳と夕日岳は1時間程で登れる初心者にも優しい山です。 四季折々の動物や植物が楽しめます。マナーを守って自然を楽しんで頂きたいと思います。
本日の巡視では植生等の盗掘、踏みつけによる荒廃、不法投棄は確認されておりません。
2015年9月4日(金曜日)雨
夕日岳・札幌岳
本日は夕日岳・札幌岳を巡視いたします。
 夕日岳歩道入口(登山口) 本日は雨ですので入林者はいないようです。
 『見晴らし台』手前の分岐地点です。右側の歩道は立入禁止になっています。 今は廃道になっている『白糸隧道前コース』の歩道跡です。
 見晴らし台から見える『定山渓ダム』と『小天狗岳』です。
 山頂付近の歩道脇にベニナギナタタケを見つけました。
 夕日岳山頂(590メートル)
 こちらは札幌岳の駐車場の様子です。一台の駐車も無くひっそりとしています。
 歩道脇で見つけたツタウルシも9月に入り紅く色付いていました。
 林道との合流地点まで巡視して本日は終了です。
最近の雨続きで冷水沢の水量も多くなっています。 9月に入り秋の気配が増してきました。これからの紅葉が楽しみです。
2015年9月1日(火曜日)曇りのち晴れ
迷沢山・神威岳短絡路
本日は迷沢山・神威岳短絡路を巡視いたします。
 定山渓レイクライン沿いにある上平沢林道の入口ゲートです。 本日は迷沢山の山頂までの林道(登山道)を車で巡視します。
 迷沢山登山口は林道入口から始まります。山頂までは約5.6キロメートルの道のりです。
 途中にある送電線の鉄塔へ向かう分れ道です。山頂は右の道に進みます。
 林道を登りきった場所の右手側に山頂へ向かう歩道の入口があります。 ここから150メートルほど進むと山頂へ到着です。
 迷沢山山頂(1005メートル)周りは木々に覆われています。
 百松橋から見下ろす豊平川です。遠くにカモの姿も見えました。
 神威岳短絡路入口
 歩道は広く平坦で歩きやすい状況です。林道との合流地点まで巡視して本日は終了です。
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