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平成25年6月の日記

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 森林・林業の再生を地域でけん引する人材の育成

    森林・林業再生プランのポイントは、戦後造成し、現在充実しつつある森林資源を有効に活用するとともに、無秩序な伐採の抑制や適切な更新を確保し、持続可能な森林経営を実現していくため、新たな森林計画を実効あるものとすることです。

    そのためには、市町村森林整備計画の策定や森林経営計画の認定・実行監理など森林計画制度の運用を現場で担う市町村を技術面から支援する新たな人材として、高度な知識・技術と豊富な実務経験を有するフォレスターの育成と活用が不可欠なものとなっています。

    また、対象区域内の森林所有者をまとめ森林経営計画を作成するキーパーソンになる森林施業プランナーや森林作業道を地形、地質等の現地の条件に応じて開設したり高性能林業機械を操作したりするオペレーターなどの現場の技術者・技能者の育成が不可欠となっています。

     このような中、北海道森林管理局は平成23年度から、森林・林業再生プランを踏まえ、国有林野の多様な立地を活かして、北海道における森林経営のニーズに最も適した研修フィールドや技術を提供することなど集合研修(准フォレスター研修、林業専用道技術者研修)等を実施し、計画的な人材育成を進めています。

 

フォレスターとは

 「フォレスター」は、市町村森林整備計画の策定支援を通じて、地域の森林(もり)づくりの全体像を描くとともに、市町村が行う行政事務の実行支援を通じて、森林所有者等に対する指導等を行う人材です。

    フォレスターの育成には一定の期間を要するため、平成25(2013)年度からの資格認定を目指し、それまでの間は、「准フォレスター研修」を受けた者が市町村森林整備計画への支援業務を行うこととしています。

 

准フォレスター研修

    准フォレスターとは、フォレスターが認定され本格的に始動するまでの間、都道府県職員や国職員等のうち森林計画制度に関する研修(准フォレスター研修)を受けた者を認定するものであり、市町村森林整備計画の策定等の支援業務を行います。

    研修では、市町村森林整備計画の概要、市町村森林整備計画演習、路網と作業システム、路網線形計画、森林施業の集約化、森林経営計画の概要、森林経営計画作成演習、森林整備企画演習(路網整備等効率的な施業構想の策定)、森林施業における労働安全、木材流通・販売等の多岐にわたるカリキュラムを受講し、准フォレスターとして必要な知識と技術を習得します。

 

林業専用道技術者研修

    林業専用道とは、森林づくりを進めていく上で欠かす事のできない路網づくりにおいて、幹線となる林道を補完し、森林作業道と組み合わせて、森林施業の用に供する道路をいい、従来の林道と比較して、地形に沿った屈曲線形及び波形勾配を採用して土工量の軽減を図り、簡素な構造を目指す新たな林道です。

    研修では、林業専用道を作設していくために必要な知識、技術を講義、演習及び現地での検討等を通じて習得します。 

 

関連情報リンク

 

このブログでは、森林・林業の再生を地域でけん引する人材を育成していくために実施している、「准フォレスター研修」及び「林業専用道技術者研修」の様子や関連情報を日記形式でお伝えしています。 

 スコップを手に!林道の補修作業を行いました(平成25年7月1日)

7月8日から1週目の准フォレスター研修が始まるのを前に、現地実習地へアクセスするための林道の補修作業を現地を管理する石狩森林管理署の森林官等のみなさんが行ってくれることになり、我々研修スタッフも一緒に作業を行いました。

 

砂利敷き

現地実習は、小樽市の塩谷国有林で行うことになっており、現地へは土場沢林道をバスで移動します。

砂利道のため、路面が雨水などで傷んだ場所があり、バスの走行に支障がないように軽トラックで砂利を運びながらスコップで敷き詰めて補修しました。 

 

砂利敷き2

暑い中、スコップでの作業で大変でしたが、路面も平坦になり、安心してバスが走れる道になりました。

 

排水工

また、水たまりができて路面が傷まないようにクワで排水路を掘ったり、草刈り鎌でバスの走行の支障になる草本の刈り払い作業も行いました。

開講に向けて、現地の受け入れ体制も着々と進んでいます。


 Posted by 技術普及課|2013.7.1|フォレスター研修日記
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 研修講師とスタッフの事前演習を行いました(平成25年6月24日)

 「准フォレスター」は、市町村森林整備計画の策定支援を通じて、地域の森林(もり)づくりの全体像を描くとともに、市町村が行う行政事務の実行支援を通じて、森林所有者等に対する指導等を行う森林・林業技術者です。

北海道森林管理局では平成23年度から、このような准フォレスターを養成するために、北海道庁、市町村の林務担当者及び国有林の森林管理署の民有林支援担当者等を対象にこの研修を実施しています。

准フォレスター研修事前演習 

6月20~21日の2日間、今年度の研修が7月からスタートするのを前に、准フォレスター研修の講師及びスタッフによる事前演習会を行いました。

初日は研修カリキュラムや講義内容などについて、実際に使用するテキストや資料などを使って打合せを行い、2日目は、現地演習を行う小樽市の塩谷国有林を実際に歩きながら、指導するポイントなどを一つ一つ確認しました。 

講義内容を確認し合う講師のみなさん

間もなく始まる今年の研修にむけ、講師陣、スタッフとも鋭意準備を進めています。

 

平成25年度の准フォレスター研修は、小樽経済センター(小樽市)を会場に、北海道庁、市町村及び国有林の森林管理署から48名の研修生が参加し、2グループに分かれ下記の日程で実施します。

  • 研修Ⅰ-① 7月8日(月曜日)~12日(金曜日) 4泊5日
  • 研修Ⅰ-② 8月5日(月曜日)~9日(金曜日) 4泊5日
  • 研修Ⅱ-① 9月2日(月曜日)~6日(金曜日) 4泊5日
  • 研修Ⅱ-② 10月7日(月曜日)~11日(金曜日) 4泊5日

 

なお、研修の模様はこのブログで随時お知らせしていきますので、研修が始まりましたらぜひご覧ください。  


Posted by 技術普及課|2013.6.24|フォレスター研修日記
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 研修講師とスタッフの事前演習を行いました(平成25年6月19日)

林業専用道とは、森林づくりを進めていく上で欠かす事のできない路網づくりにおいて、幹線となる林道を補完し、森林作業道と組み合わせて、森林施業の用に供する道路をいい、従来の林道と比較して、地形に沿った屈曲線形及び波形勾配を採用して土工量の軽減を図り、簡素な構造を目指す新たな規格をもった林道です。

北海道森林管理局では平成23年度から、林業専用道の設計作設等を行う技術者を育成していくために「林業専用道技術者研修」を、北海道、市町村の林務担当者、森林組合、国有林職員、森林土木の調査設計や施工を行う企業のみなさんを対象に実施しています。

6月19日(水曜日)に、7月22日からの開講に先駆け、研修講師及びスタッフによる、事前演習会を行い、研修カリキュラムや現地演習箇所での指導のポイントなどの確認と打合せなどを行いました。 

 林業専用道技術者研修の事前演習

今年は現地演習の実施箇所を昨年と一部変更し、平成23年に新設された林業専用道である「中央農場林道」(北広島市大曲の国有林)で行うため、講義のポイントなどを現地を歩きながら詳細に検討し、その進め方などを確認しました。

  

平成25年度の林業専用道技術者研修は、NTTセミナーセンタ(札幌市)を会場に、下記の日程で4回実施する予定です。

  • 7月22日(月曜日)~24日(水曜日) 2泊3日
  • 8月21日(月曜日~23日(水曜日) 2泊3日
  • 9月18日(水曜日)~20日(金曜日) 2泊3日
  • 10月7日(月曜日)~11日(金曜日) 2泊3日 

Posted by 技術普及課|2013.6.19|フォレスター研修日記
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国有林・准フォレスター活動だより

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お問い合わせ先

森林整備部技術普及課
ダイヤルイン:050-3160-6285

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