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九州森林管理局

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     屋久島菌従属(きんじゅうぞく)栄養植物等希少個体群保護林

    1.概要

    屋久島菌従属栄養植物等希少個体群保護林は、屋久島固有の気候や渓流沿いの発達した常緑広葉樹林の環境で生育してきた菌従属栄養植物等の固有種、希少種が存在する貴重な環境を有している。


    オオバシシラン

    ヤクシマソウ

    2.目的

    本保護林では、菌従属栄養植物などの希少種や固有種の個体群の確保及びこれらが生育している常緑広葉樹林の維持を図り、野生生物の保護、学術研究等に資することを目的とする。

    3.所在地

    鹿児島県熊毛郡屋久島町

    4.設定年月日

    令和6年4月1日設定

    5.面積

    79.07ha

    6.関係森林管理署

    屋久島森林管理署

    7.現況

    地質:花崗岩
    土壌型:褐色森林土
    林齢:150年生以上

    8.法指定等

    水源かん養保安林、砂防指定地

    9.取り扱い方針

    保護・管理及び利用に関する基本的な事項については、保護林設定管理要領(平成27年9月28日付け27林国経第49号)に定められた希少個体群保護林の取扱い方針に従う。また、令和3年度及び令和4年度の森林基礎調査結果を踏まえて、取り扱うこととする。森林基礎調査の結果を踏まえ、本保護林については、原則として人手を加えず、自然の遷移に委ねた保護管理を行うこととし、これらの盗採・盗掘、踏み荒らしの防止などの観点から、区域情報は公表しないこととする。本保護林の区域内では、ヤクシカ被害対策のため、地元関係団体及び地元関係機関等と連携した取組がされており引き続き実施するとともに、モニタリング調査の継続的実施や既設の植生保護柵の維持管理、必要に応じて柵の新設、保護林周辺におけるヤクシカ捕獲の実施を検討する。
    また、保護林周辺のスギ人工林における森林施業は、関係機関や地元関係団体との定期的な情報交換等を踏まえた上で、保護・管理の対象個体群等に十分配慮した上で実施することとし、当該保護林への急激な環境の変化を避けるため、原則として皆伐による施業は行わず、間伐、複層伐及び択伐を中心とした育成複層林施業又は天然生林施業を行うものとする。

    お問合せ先

    計画保全部計画課
    担当者:生態系保全係
    ダイヤルイン:096ー328ー3612

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