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九州森林管理局

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     洞河原(どうがわら)タブノキ等希少個体群保護林

    1.概要

    当保護林は、タブノキの大径木が占有し、ヘツカラン・ナゴラン・オオタニワタリ等の南方系の着床植物が多く生育する自然性の高いムサシアブミ-タブノキ群集となっており、この群集においては全国的に残存林分は少なく、希少な植物群落である。
    また、保護林区域で生育が確認されたヘツカランは分布が大隅半島周辺に限られており、絶滅が危惧されている植物である。保護林区域においては、タブノキ等の立木や倒木において、非常に高い密度で生育しており、ヘツカランの自生地として非常に重要な植物群落である。

    2.目的

    タブノキの大径木等が生育し、ヘツカランやオオタニワタリ等の希少な着床植物を保護するとともに、学術研究等に資する。  

    3.所在地

    鹿児島県 肝属郡 南大隅町

    4.設定年月日

    平成25年3月15日

    5.面積

    20.82 ha

    6.関係森林管理署等

    大隅森林管理署

    7.現況

    標高:140m~460m

    傾斜:20°~35°  

    傾斜方位:西~南~東

    地質:深成岩(花崗岩質岩石)

    土壌型:褐色森林土(BC・BD・BD(d)・BℓC・BℓD型)

    林齢:150年

    8.取り扱い方針

    極盛相にあるものは、原則として人手を加えずに自然の推移に委ねる。遷移の途中相にあるものは、その現状の維持に必要な森林施業は行うことができるものとする。
    なお、モニタリング調査、学術研究その他公益上必要な行為、非常災害のため応急措置として行う行為、標識類の設置等、軽微な施設の設置、その他法令等の規定に基づき行うべき行為はできるものとする。

    お問合せ先

    計画保全部計画課
    担当者:生態系保全係
    ダイヤルイン:096-328-3612