このページの本文へ移動

九州森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

     山添(やまぞえ)タブノキ等遺伝資源希少個体群保護林

    1.概要

    保存林は、鹿児島県大隅半島の肝属山東南部に位置し、太平洋を望む斜面にあり急傾斜になっており、周囲は国有林に囲まれている。林相は、天然の常緑広葉樹で、タブノキ、イスノキ、マテバシイ、スダジイ等で、樹齢は155年生以上となっている。隣接する道路網もないので地域住民等の散策等の利用も殆どない。この保存林は、平成13年4月1日設定の大隅半島緑の回廊が連結する稲尾岳周辺森林生態系保護地域や神野イスノキ等遺伝資源希少個体群保護林との一翼となっている。

     

    山添林木遺伝資源保存林_遠景 山添林木遺伝資源保存林_タブ
    山添タブノキ等遺伝資源希少個体群保護林  遠景 タブ
    山添林木遺伝資源保存林_林内下層植生 山添林木遺伝資源保存林_イスノキ林相
    林内下層植生 イスノキ林相

     

    2.目的

    タブノキ、イスノキ、マテバシイ、スダジイの保存

    3.所在地

    鹿児島県 肝属郡 肝付町

    4.設定年月日

    昭和63年3月31日

    5.面積

    69.11 ha

    6.関係森林管理署等

    大隅森林管理署

    7.現況

    標高:100m

    傾斜:急

    地質:花崗岩

    土壌:BD(d)

    林齢:155年生以上

    8.法指定等

    大隅南部県立自然公園(2特) 

    9.取り扱い方針

    伐採は、保存対象樹種の存続に支障がない限り、原則として枯損木及び被害木の除去を中心とした弱度の択伐とする。更新は、原則として天然更新とする。必要に応じて地表処理、刈出し等の更新補助作業を行う。

    お問合せ先

    計画保全部計画課
    担当者:生態系保全係
    ダイヤルイン:096-328-3612