立花山(たちばなやま)クスノキ等遺伝資源希少個体群保護林
1.概要
当保護林は立花山の中腹に位置している。山頂(367m)には立花城跡があり、ここからは玄界灘や福岡市街の街並みが見下ろされ、一方脊振山山系も展望される。
林内にはクスノキ群生地(樹齢300年以上)の北限ともいわれる原生林がある。昭和30年8月に国の特別天然記念物と「森の巨人たち100選」に選ばれた立花山大クス(樹齢推定300年以上・幹周7.85m・樹高30m)がある。林内のいたるところに巨木を見ることができる。これら旧跡地等と一体となって優れた景観を呈し、四季を通じて家族連れや遠足などで賑わい、市民の手軽なハイキングコースとして親しまれている。
立花山クスノキ等遺伝資源希少個体群保護林 遠景 1
遠景 2
クス
2.目的
クス原生林の保存
3.所在地
福岡県 粕屋郡 新宮町
4.設定年月日
昭和63年3月31日
5.面積
57.02 ha
6.関係森林管理署等
福岡森林管理署
7.現況
標高:100m
傾斜:中
地質:花崗岩
土壌:BD(d)
林齢:130~245年生以上
8.法指定等
水源かん養保安林、玄海国定公園(1~3特)、史跡名勝天然記念物、鳥獣保護区(普)
9.取り扱い方針
禁伐
更新は原則として天然更新とする。
お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:生態系保全係
ダイヤルイン:096-328-3612