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九州森林管理局

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    これまでの取り組み1(平成16年度~令和6年度)

    【令和7年2月27日】第41回綾プロ連携会議を開催

    令和7年2月27日「綾の照葉樹林プロジェクト」第41回連携会議をユネスコエコパーク会議室において連携者5者により開催しました。

    会議の副座長を務めて頂いた松本綾町長から、「20周年を迎えるに際し、私たちがやらなければならないことはたくさんあると思います。会議ではこれまでのことを踏まえ、また、これから何をすべきかについて議論いただければと思います」と挨拶がありました。

    その後、今回の議題である「令和6年度事業報告」及び「令和7年度事業計画」、並びに20周年記念事業について各連携者から説明があり、参加者から様々な意見があり、白熱した議論が行われました。

    また、日本自然保護協会の浅岡様から【単独自治体型ユネスコエコパークにおけるESDの促進要因】等について研究論文をもとに説明があり、ユネスコエコパークが関連していることから、出席者からたくさんの質問が出されました。。

    最後に九州森林管理局の池田計画保全部長から「20周年という節目を迎えることでもう一度立ち返り、改めて考える機会として、これまでの実績を確認しながら、これからもより一層皆様と連携し取り組んでいきたい」と挨拶があり、無事閉会しました。

    【令和7年2月27日】


    会議の様子


    松本綾町長の挨拶

    【令和6年8月9日】第40回綾プロ連携会議を開催

    令和6年8月9日「綾の照葉樹林プロジェクト」第40回連携会議をユネスコエコパーク会議室において連携者4者により開催しました。

    会議前日に宮崎県で震度6弱を記録する大きな地震が発生したため、一部の連携者は、地震の対応ため出席することができず、今回は4者での開催となりました。

    会議の副座長を務めて頂いた松本綾町長から、「昨日は大きな地震があり、そのような中で出席いただきありがとうございます。令和6年度1回目の連携会議となりますので、活発にご意見をいただければと思います。」と挨拶がありました。

    その後、今回の議題である「令和5年度事業報告」及び「令和6年度事業計画」について審議がなされ、両議案ともに承認されました。

    最後に九州森林管理局の池田計画保全部長から「来年には20周年を迎えるということでその準備もしっかりしていかなければなりません。各機関から様々な取り組みを行うとの事業計画の説明を受け、また今後に向けての復元に向けた取組やシカ対策について様々な意見をいただきました。引き続きこのプロジェクトが輝き続けるため各機関が連携し、計画に基づいてしっかりと進めてまいりたいと考えております。」と挨拶があり、無事閉会しました。

    【令和6年8月9日】


    会議の様子(対面とWebにより開催)


    松本綾町長の挨拶

    【令和6年2月20日】第39回綾プロ連携会議を開催

    令和6年2月20日「綾の照葉樹林プロジェクト」第39回連携会議を綾ユネスコエコパークセンターにおいて連携者5者により開催しました。

    会議の副座長を務めて頂く松本綾町長から、「本日の第39回綾プロ連携会議の開催にあたり、連携者の皆様には長きにわたりご協力いただきありがとうございます。また、2月11日開催された綾町公民館大会において、県内初の「ネイチャーポジティブ宣言」を発出させていただいており、これから何をやっていくのかが大事になってくるので、皆様のご意見等をいただきながら進めてまいりたい。」と挨拶がありました。

    今回の議題である「令和5年度事業報告」及び「令和6年度事業計画」について各連携者から説明がなされ無事承認されました。その後、報告事項として「ユネスコエコパークでの ESD に関する研究調査の報告」と題して日本自然保護協会の浅岡様から資料をもとに説明があり、出席者からたくさんの質問がなされ関心の高さがうかがえました。

    最後に九州森林管理局の池田部長から「冒頭、松本町長からのお話しに、「ネイチャーポジティブ宣言」をされたということですけども、全国の自治体では数が少なく、地方として先進的な取り組みということになろうかと考えております。また、この綾プロ自体が、このネイチャーポジティブに資する代表的な取組みの1つではないかと考えており、九州森林管理局としましてもこれらを積極的に取り組んでまいりたい。」と挨拶があり、無事閉会しました。

    【令和6年2月20日】


    会議の様子


    松本綾町長の挨拶


    日本自然保護協会 浅岡様からの研究調査の報告


    池田九州森林管理局計画保全部長の挨拶

    【令和5年9月15日】綾プロにおける照葉樹林復元への取組 ―綾中学校においてドングリ苗の移植作業を実施―

    令和5年9月15日、綾中学校において、綾の照葉樹林プロジェクトにおける「照葉樹林復元への取組」の一環として、1年生の皆さんとどんぐり苗の移植作業を行いました。この取組は森林環境教育を兼ねて実施しているもので、今年4月に1年生の皆さんが蒔き付けし、育てたどんぐりの苗をMスターコンテナに移植しました。午前の4時限目と午後の5時限目(各50分)を利用し、1時限6班ずつ計12班に分かれて、学年担当の先生方と綾プロ連携者である綾町、九州森林管理局、宮崎森林管理署、綾森林事務所、てるはの森の会の職員の総勢70人ほどで実施したものです。

    はじめに、九州森林管理局計画課の興梠経営計画官から、「4月に生徒の皆さんでどんぐりの蒔き付けを行いこれまで大事に育てていただいた苗と綾ユネスコエコパーク推進室で育てた苗を補充して、1本1本Mスターコンテナに移植します。」とお話がありました。続いて、生徒の皆さんは手順書等を見ながら、移植の手順について九州森林管理局の山本主査から説明を受けました。生徒の皆さんは班に分かれた後、各班のスタッフが示すお手本を真剣に観察した後、1人1本ずつ苗の移植を行いました。各班お互いにアドバイスしたり、助け合ったりしながら丁寧に作業に取り組んでいました。

    最後に綾町役場ユネスコエコパーク推進室の木村さんから、苗のお世話の仕方について説明があり、「苗は小さいもの大きいものがありますが、これも一つ一つの個性なので、大きさは気にせず、大事に育ててください。」といったお話もありました。

    今後、ユネスコエコパーク推進室や綾森林事務所のサポートのもと、生徒さんが水やりや成長記録などを行い、2年程度育てた後、綾プロエリア内の復元を目的として間伐を実施した場所へ、生徒さんの手によって苗を植栽する予定です。

    このような森林環境教育を通して、綾の照葉樹林に関心を持っていただけるように今後も機会を捉えながら様々な取組を進めていきます。

    【令和5年9月15日】


    先生も真剣なまなざしでパチリ


    上手くできてカメラ目線


    スタッフのお手本を見つめる生徒さん達


    名前を書いた名札を差し込み笑顔


    真剣なまなざしでお手本を見つめる生徒さん達


    作業完了してみんなでピースサイン


    各班とも協力しながら熱心に作業


    名前を書いた名札を差し込み一安心

    【令和5年9月4日】綾プロにおける照葉樹林復元への取組 ―綾小学校においてドングリ苗の移植作業を実施―

    令和5年9月4日、綾小学校において、綾の照葉樹林プロジェクトにおける「照葉樹林復元への取組」の一環として、4年生の皆さんとどんぐり苗の移植作業を行いました。この取組は森林環境教育を兼ねて実施しているもので、今回は、今年4月に4年生の皆さんが蒔き付けし、育てたどんぐりの苗をMスターコンテナに移植しました。午前の3時限分(約2時間30分)を利用し、1時限6班ずつ計18班に分かれて、学年担当の先生方と綾プロ連携者である綾町、九州森林管理局、宮崎森林管理署、綾森林事務所の職員の総勢70人ほどで実施したものです。

    はじめに、綾町役場ユネスコエコパーク推進室の木野田さんから、「4月に生徒の皆さんでどんぐりの蒔き付けを行いこれまで大事に育てていただいた苗を1本1本Mスターコンテナに移植します。」とお話がありました。続いて、生徒の皆さんは手順書等を見ながら、移植の手順について九州森林管理局の山本主査から説明を受けました。生徒の皆さんは班に分かれた後、各班のスタッフが示すお手本を真剣に観察した後、1人1本ずつ苗の移植を行いました。うまく安定しない土や力加減に苦戦しながらも、お互いにアドバイスしたり、助け合ったりしながら丁寧に作業に取り組んでいました。

    最後に綾町役場ユネスコエコパーク推進室の木村さんから、苗のお世話の仕方について説明があり、「苗は小さいもの大きいものがありますがこれも一つ一つの個性なので、大きさは気にせず、大事に育ててください。」といったお話もありました。

    今後、ユネスコエコパーク推進室や綾森林事務所のサポートのもと、生徒さんが水やりや成長記録などを行い、2年程度育てた後、綾プロエリア内の復元を目的として間伐を実施した場所へ、生徒さんの手によって苗を植栽する予定です。

    このような森林環境教育を通して、綾の照葉樹林に関心を持っていただけるように今後も機会を捉えながら様々な取組を進めていきます。

    【令和5年9月4日】


    作業手順の説明に聞き入る生徒さん達


    タブレットを使って作業の様子を動画で撮影


    各班とも協力しながら熱心な作業の様子


    真剣にお手本を見ている様子


    作業をしている様子と見守る子供達


    名前を書いた名札を差し込み一安心

    【令和5年8月2日】第38回綾プロ連携会議を開催

    令和5年8月2日「綾の照葉樹林プロジェクト」第38回連携会議をユネスコエコパーク会議室において連携者5者により開催しました。

    会議の副座長を務めて頂く松本綾町長から、「綾プロは協定締結から18年たち20周年を目前としています。当該エリアの保護、それから復元ということをやりながら、自然との共生を図り、町づくりと、これらを見どころに繋げていくというように、このプロジェクトは重要であるというふうに私は認識をしております。」と挨拶がありました。

    今回の議題である「令和4年度事業報告」及び「令和5年度事業計画」について各連携者から説明がなされ無事承認されました。その後、綾プロ20周年記念行事の開催等について意見交換を行い、実施することとして連携者間で協働しながら進めることになりました。

    議事終了後、宮崎森林管理署綾森林事務所の増田森林官補から「照葉樹林復元のためのシカ被害対策について」と題して、これまでの取組や新たな取組について情報共有があり、捕獲効果はでているのか?生息密度はどの程度か?などの質問があり関心の高い話題であることを再認識しました。

    最後に九州森林管理局の池田部長から「今回初めて参加しましたけれども、やはり間もなく20周年を迎えるということもあり、今年度の事業計画の報告をしましたが、復元に向けた取組やシカ対策について様々な意見をいただけたものと考えております。そういうところも含めまして今後、計画に基づいてしっかりと進めてまいりたいと考えております。」と挨拶があり、無事閉会しました。

    【令和5年8月2日】


    会議の様子


    松本綾町長の挨拶

    【令和5年4月27日】綾プロにおける照葉樹林復元への取組 ―綾中学校においてドングリの蒔きつけを実施―

    令和5年4月27日、綾中学校の校舎敷地において、綾の照葉樹林プロジェクトにおける「照葉樹林復元への取組」の一環として森林環境教育を兼ねて、ドングリの蒔きつけを実施しました。午後の2時限分(約1時間50分)を利用し、1年生の生徒さん、校長先生、学年担当の先生方と綾プロ連携者である綾町、九州森林管理局、宮崎森林管理署、綾森林事務所の職員の総勢70人ほどで実施したものです。

    はじめに、体育館で校長先生から、「綾プロの壮大な取組に参加できる皆さんは幸せです。」とお話があり、続いて、綾プロとドングリの蒔きつけについて、綾町役場ユネスコエコパーク推進室の木村さんから説明がありました。その後、みんなで外へ移動して12班(1班4・5名)に分かれ、ドングリの蒔きつけや水やりの作業を行い、各人ごとで立札に名前や思い思いのイラストなどを自由に書き入れ、ドングリを蒔きつけしたプランターに差し込み、全員で記念撮影をしました。生徒さんたちは樹種ごとのドングリの違いや土の感触に新しい発見をしながら、班員と協力して真剣に作業に取組んでいました。最後に局計画課の岡主事から、「以前、私は綾森林事務所に1年半ほど勤務していましたが、今回綾中学校の皆さんと取組ができてとても嬉しかったです。これからドングリの苗を大事にしっかりと育てていって欲しいです。」と話があり無事終了しました。

    今後、ユネスコエコパーク推進室や綾森林事務所のサポートのもと、生徒さんが水やり・発芽記録の管理などを行い、7月頃、生育した苗をコンテナへ1本ずつ移植し、2年程度育てた後、綾プロエリア内の復元を目的として間伐を実施した場所へ、生徒さんの手によって苗を植栽する予定です。

    このような森林環境教育を通して、綾の照葉樹林に関心を持っていただけるように今後も機会を捉えながら様々な取組を進めていきます。

    【令和5年4月27日】


    綾プロのお話


    班ごとドングリの蒔きつけ


    班ごとに仲良く水やり


    立札に思い思いに書き込み


    全員で記念撮影

     

    【令和5年4月18日】綾プロにおける照葉樹林復元への取組 ―綾小学校においてドングリの蒔きつけを実施―

    令和5年4月18日、綾小学校の校舎中庭において、綾の照葉樹林プロジェクトにおける「照葉樹林復元への取組」の一環として森林環境教育を兼ねて、ドングリの蒔きつけを実施しました。校長先生、学年担当の先生方、4年生の生徒さんと綾プロ連携者である綾町、九州森林管理局、宮崎森林管理署、綾森林事務所の職員による手伝いのもと、総勢90人ほどで実施したものです。

    午後の1時限分(45分)を利用して、18班(1班4名)に分かれて先ずはプランターに培土を入れ、次にどんぐりを蒔きつけ、最後に腐葉土を被せる作業を行い、その後、立て札に班名や絵などを自由に書き入れ、最後に全員で記念撮影をしました。

    今後、生徒さんが水やり・発芽記録の管理などを行い7月頃、生育した苗をコンテナへ1本ずつ移植し、その後、2年程度育てた苗を生徒さんの手によって綾プロエリア内の間伐跡地へ植栽する予定です。

    このような森林環境教育を通して、綾の照葉樹林に関心を持っていただけるように今後も機会を捉えながら様々な取組を進めていきます。

    【令和5年4月18日】


    校長先生のお話し


    班毎に仲良く蒔きつけ


    全員で記念撮影

     

    【令和5年2月21日】第37回綾プロ連携会議を開催

    令和5年2月21日「綾の照葉樹林プロジェクト」第37回連携会議をユネスコエコパーク会議室において連携者5者により開催しました。

    会議の副座長を務めて頂く籾田綾町長から「前田前綾町長がお亡くなりになりましたが、綾の照葉樹林プロジェクトを立ち上げ、また、ユネスコエコパークの登録も前田前綾町長の実績です。我々としましても意思をくんで、照葉樹林プロジェクトをもっとよりよいものにして、前町長に対しまして恩返しが出来るように進めて参ります。」と挨拶がありました。

    今回、令和5年度から向こう10年間の第3次綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画推進協定書(案)及び令和5年度から向こう5年間の綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画(案)について、連携者間で協力をしながら進めることで確認をしました。その後、九州森林管理局計画課の岡主事から「照葉樹林復元のためのシカ被害対策について」と題して、これまでの取組や新たな取組について情報共有があり、また、九州自然環境研究所研究員の大塚氏から「照葉樹林復元のためのシカ被害対策に係る行動・生息状況把握調査業務」の報告があり、連携者の関心の高い内容となっていました。

    最後に日本自然保護協会の大澤先生から「綾プロ(照葉樹林の復元)が行っている現地を実際確認して、これで復元の方向性がいいのか、今一度初心に返って検討していくことが大事だと思います。」と挨拶があり、無事閉会しました。

    【令和5年2月21日】


    籾田綾町長の挨拶


    会議の様子

    【令和4年7月28日】第36回綾プロ連携会議を開催

    令和4年7月28日「綾の照葉樹林プロジェクト」第36回連携会議を綾町ユネスコエコパーク会議室とWeb方式によって連携者5者により開催しました。

    会議の副座長を努めて頂く籾田綾町長からは、「先日、杜人という映画を鑑賞したのですが、自然災害にどのように向かえば良いのか、風や水をしっかり観察し水の循環、風の循環を維持していくことが大切であること。自然界のバランスが崩れることで災害が起きること。そうした所にも着目することが大事であることを感じたところです。本日は忌憚のない意見を聞かせていただければと思います。」と挨拶がありました。

    今回、議題である令和3年度事業報告、令和4年度事業計画(案)について意見交換を行いました。また、令和5年度から向こう5年間の保全管理計画書、森林環境教育基本計画及び第V期短期行動計画の策定ついて連携者で協力しながら進めることで確認がされました。その後、宮崎森林管理署綾森林事務所の岡係員から「照葉樹林復元のためのシカ被害対策について」と題して、これまでの取組や新たな取組について説明があり、連携者の関心を引きました。最後に大澤教授から、「照葉樹林復元を大命題として森林環境教育や森林ボランティア活動に結びつけていくことが利点だと思います。」と挨拶があり、無事閉会しました。

    【令和4年7月28日】


    会議の様子(対面とWebにより開催)


    シカ被害対策について説明(綾森林事務所 岡係員)

    【令和4年3月10日】第35回綾プロ連携会議を開催

    令和4年3月10日「綾の照葉樹林プロジェクト」第35回連携会議を綾町ユネスコエコパーク会議室とWeb方式によって連携者5者により開催しました。

    会議の副座長を努めて頂く籾田綾町長からは、「今年、綾町が町制90周年のちょうど節目の年。綾もウィズコロナでいつまでも縮こまっていたらダメです。今年は綾町観光産業の年ということもあり多くの方々に来ていただきたいと思っています。先日3月3日まで開催しました綾雛山祭りには多くの方に来ていただきました。是非この大切な自然を多くの方に見ていただきたいなと思っています。今日は色んな意見を聞かせていただければと思います。」と挨拶がありました。

    今回、議題である令和3年度事業報告、令和4年度事業計画(案)・連携会議会則改正(案)について意見交換を行いました。また、綾プロ事務局運営体制について連携者の合意が得られた旨報告がありました。会議の最後に、九州森林管理局山根部長から、「皆様の活発な意見等を頂きありがとうございました。今年、町制90周年、エコパーク10周年ということで、今後も連携者間で協力しながら綾プロの取組が活発になればと思っております。」と挨拶があり、無事閉会しました。

    【令和4年3月10日】

    【令和3年7月30日】第34回綾プロ連携会議を開催

    令和3年7月30日「綾の照葉樹林プロジェクト」第34回連携会議を綾町ユネスコエコパーク会議室とWeb方式によって連携者5者により開催しました。

    会議の副座長を努めて頂く籾田綾町長からは、「現在行っている町づくり座談会の中で、町内の子供たちが将来自分達の故郷を外部にしっかり紹介できる、そういう町にしていきたいという話をしている。そういう意味でも、綾プロはすごく意味のある取組と考えており、町政100年に向けて綾のプロジェクトも守って、復元に向けて進んでいきたい。」と挨拶がありました。

    今回、環境省「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を綾プロ連携会議が受賞したことで表彰伝達式を行った後、今回の議題である、令和2年度事業報告、令和3年度事業計画(案)・綾プロエリア内で検討されている電波確保事業などについて意見交換を行いました。会議の最後に、座長を努めていただいた、てるはの森の会石田会長から、「コロナで随分活動が止まっているところがあるけれど、ある程度スピード感を持ってやっていきたい。」と挨拶があり、無事閉会しました。

    【令和3年7月30日】


    綾ユネスコエコパーク推進室での会議の様子


    自然環境功労者環境大臣表彰を受賞し記念撮影

    【令和3年2月24日】第33回綾プロ連携会議を開催

    令和3年2月24日「綾の照葉樹林プロジェクト」第33回連携会議を綾町ユネスコエコパーク会議室とWeb方式によって連携者5者により開催しました。

    会議の副座長を努めて頂く籾田綾町長からは、新年度予算、養豚団地の建設を予定のことや太陽光発電(メガソーラー)施設の計画などの情報提供があり、「綾の大切な照葉樹林をどう守っていくかということが我々の使命でもある。」と挨拶がありました。その後、今回の議題である、令和2年度事業取り組み状況報告、令和3年度事業計画(案)・連携会議会則改正(案)および綾プロ事務局運営体制について意見交換を行いました。会議の最後に、座長を努めていただいた、てるはの森の会石田会長から、「コロナ感染の状況により諸活動も停滞していますが、やれるところから無理せず取り組んでいただきたい。」と挨拶があり、無事閉会しました。

    【令和3年2月24日】


    コロナ感染対策のため、Webでの参加も余儀なくされました


    籾田綾町長による挨拶の様子

    【令和2年9月24日】第32回綾プロ連携会議を開催

    令和2年9月24日、綾町の綾ユネスコエコパークセンター会議室において、各機関の代表が出席し第32回綾プロ連携会議を開催しました。

    会議の冒頭、綾町籾田学町長より「今後も皆さんと力を合わせて綾の照葉樹林を守っていくことに力を注いでいきたいと思っていますので、ご協力をお願いします」との挨拶があり、その後の議事では、令和元年度事業報告書(案)及び令和2年度の綾プロ事務局運営体制について審議が行われ、両議案ともに承認されました。

    今回の連携会議では、コロナウイルス感染症対策として初めてWeb参加による審議等となりましたが、全体的にスムーズな進行が出来たことから、今後の会議等への活用について参考となる会議となりました。

    【令和2年9月24日】


    籾田綾町長の挨拶


    連携会議の様子


    Web参加された亀山理事長(NACS-J)

    【令和2年2月20日】令和元年度2回目のシカネット設置作業を行いました。【照葉樹林復元ボランティア作業】

    令和2年2月20日、照葉樹林復元ボランティア作業において、今年度2回目となるシカネット設置を行いました。

    今回の作業には、大和ハウスの社員及び一般参加のボランティア22人が参加、冬晴れの暖かい日差しの中でシカネット設置作業に汗を流しましました。

    現地では、スタッフを含めた41人が3班に分かれて作業を行い、足場の悪い所もありましたが杭打ちやネット設置など順調に作業は進み、予定した時間に作業は終了し立派なシカネットが完成しました。

    現地で記念写真を撮った後集合場所へ移動し閉会式を行い、宮崎署山﨑泉次長より作業参加へのお礼と今後の協力について挨拶があり、今回のボランティア作業を終了しました。

    【令和2年2月20日】


    ネット設置作業の様子


    挨拶をする山﨑次長


    参加者全員で記念撮影

    【令和2年2月19日】第31回連携会議を開催【令和2年度の事業計画等を承認】

    令和2年2月19日、綾ユネスコエコパークセンターにおいて、第31回綾プロ連携会議が開催されました。

    会議では、(ア)令和元年度の事業取組状況、(イ)令和2年度の事業計画(案)、(ウ)綾プロ運営検討会について審議が行われ、(ア)(イ)の議案については原案どおり承認を得ましたが、(ウ)の綾プロ運営検討会については、事務局運営について検討の必要がある等の意見があり、来年度も引き続き検討を進めることで了承を頂きました。

    今年度の連携会議はこれが最後となりますが、今回の会議で令和2年度の方向性が示されたことから、各機関共に連携を図りながら照葉樹林帯の保護・復元に向けた取組を進めていくこととなりました。

    【令和2年2月19日】


    挨拶される増田副町長


    会議の模様

    【令和2年2月9日】綾プロ事業報告を行いました!

    令和2年2月9日、綾町公民館文化ホールで開催された、令和元年度綾町公民館大会において、綾の照葉樹林プロジェクト事業報告の一環として、照葉樹林復元ボランティア作業で行ったシカネット設置について事業報告を行いました。

    当日は、綾町民など多数の方々が聴講される中、当局計画課の森林施業調整官が、これまで行ってきた間伐作業からシカネット設置作業へと作業内容を変更した経緯について、近年のシカ被害の状況や当局が行ってきたモニタリング調査の結果などを使い説明を行った後、今年度第1回目のボランティア作業で行ったシカネット設置の作業内容などについて、写真やイラストを使いながら報告を行いました。

    綾プロ事業報告は、綾の照葉樹林プロジェクトについて、一般の方々の理解を深め取組への協力を頂くため、例年綾町公民館大会のプログラムに組み込んでいただき実施しているもので、今後も引き続き事業報告を行い、綾プロへの理解と協力をお願いしていくこととしています。

    【令和2年2月9日】


    公民館大会の様子


    開会式の模様


    報告を行う森林施業調整官

     

    【令和元年11月30日、12月1日】公開フォーラム「綾照葉樹林の生物多様性と恵み」を開催

    綾プロエリア内の国有林に設定されている、森林総合研究所九州支所の綾リサーチサイト(注1)が設定30周年を迎えたことから、令和元年11月30日と12月1日の両日に渡り、綾プロ連携会議との共催で公開フォーラムを開催しました。

    11月30日は、綾町高年者研修センターで「綾照葉樹林の生物多様性と恵み」と題し、講演やトークセッション・総合討論のほか、19の個人・団体等によるポスターセッションが行われ、綾町内外から100名を超える参加者がありました。ポスター発表には綾中学校からの参加もあり、多くの方が担当者の説明に聞き入っていました。

    フォーラム終了後には、場所を綾の里に移し番外編として綾町の若者らによる綾神楽が披露され、寒い屋外での観覧となりましたが、参加者はかがり火の中奉納される幻想的な神楽の舞に寒さも忘れ見入っていました。

    12月1日は、事前申し込みの一般参加者とスタッフなど42名で綾リサーチサイトを見学しました。現地では森林総合研究所職員の説明を受けながら調査区内の散策を行い、終了後には照葉樹林に囲まれた見晴らしの良い場所での昼食となり、参加者は綾の照葉樹林を満喫したイベントとなりました。

    (注1)綾リサーチサイトは、森林総合研究所が森の動きを解明するため1989年に綾の照葉樹林に4ha(200m×200m)の調査区を設定し、樹木の生死や生長量などについて観察を行っている所です。

    【令和元年11月30日、12月1日】


    フォーラムの様子


    注目を集めた綾中生徒のポスター発表


    綾神楽の様子1


    綾神楽の様子2


    リサーチサイト散策の様子


    散策を終えて記念撮影

    【令和元年11月23日】照葉樹林復元ボランティア作業を実施しました!

    令和元年11月23日、綾町の中尾(南俣)国有林2045に4林小班において、ソーラーフロンティア株式会社の社員・家族21人のボランティアと綾プロスタッフなど総勢40人で、照葉樹林復元ボランティア作業(シカネット設置)を行いました。

    ソーラーフロンティア株式会社の皆さんは、平成24年度からこの作業に参加いただいており、今回が7回目(昨年度は雨により中止)となり、照葉樹林復元への取組に大きく貢献いただいています。

    当日は、川中自然公園駐車場へ集合、作業内容の説明や準備運動を行った後、シカネットや支柱などを分担して担ぎ作業地へ出発、途中、既設のシカネットの所で休憩を兼ねて、宮崎署の職員から設置状況などの説明を受けながら一休み、体力を回復させて再び作業地へ向かいました。

    現地では、宮崎署の職員と、今回シカネット設置の指導をお願いした、淵上林業の北岡和義さん、雑賀隆彰さんから、手順やポイントについて指導を受けた後、3班に分かれて作業に取り掛かりました。

    シカネット設置は今回が初めての作業で、スタッフを含め経験者が少なく、ネット張りや支柱の固定に四苦八苦しましたが、どうにか予定の時間までに作業を終えることができ、最後の作業(小5の男の子が杭打ち)が終了した時には、参加者から拍手が起こりました。

    作業終了後は、設置したシカネットの中で集合写真を撮った後、駐車場へ移動し閉会式を行い、宮崎署山﨑泉次長からお礼の挨拶があり、ボランティア作業を終了しました。

    【令和元年11月23日】


    シカネット設置作業の様子


    全員の注目を浴びながら最後の作業


    作業を終えて皆さんで記念撮影

    【令和元年8月21日】第30回連携会議を開催【平成30年度事業報告及び令和元年度事業計画などを承認】

    令和元年8月21日、綾町の綾ユネスコエコパークセンターにおいて、協定5者の代表者が出席し、第30回連携会議を開きました。

    会議の冒頭、6月に就任された綾町長籾田学氏より「綾町は自然を守り、農業・観光を重視している町です、優先的に自然を守り、綾にふさわしい事業をこれからも進めていかなければならない。これからも積極的に参加させて頂き、綾の自然・照葉樹林を守っていきたいと思いますのでご協力をお願いします」との挨拶があり、引き続いて、議事の審議に入りました。

    議事では、平成30年度事業報告及び令和元年度事業計画(案)、公開フォーラム「綾照葉樹林の生物多様性と恵み」の共催について審議を行い、出席者からの意見等を反映させ修正を加えることで、各議案ともに承認されました。

    続いて、事務局活動経費の決算報告、質疑・意見交換を行い、意見交換では「イベント企画の際は、地域住民、特に若い世代が積極的に参加できるものにしてほしい」「綾プロが中核となっているユネスコエコパークを地図に表記させる働きかけを」などの意見も出され、活発な意見交換となりました。

    最後に、綾プロ連携会議石田達也会長より「綾プロも15年経ち、時代の変化の中で一番良いやり方を模索していかなければならない。持続可能な運営が一つの命題としてあり、今年度の論議を来年度以降の計画に反映させたいと思いますので、よろしくお願いします」との挨拶があり、連携会議を終了しました。

    【令和元年8月21日】


    挨拶される籾田綾町長


    連携会議の模様

    【平成31年2月22日】第29回綾プロ連携会議を開催しました

    平成31年2月22日、綾ユネスコエコパークセンターにおいて、本年度2回目、通算29回目となる綾プロ連携会議を開催しました。

    会議には、協定5者の代表及び関係者が出席し、議事として平成30年度の事業取組状況、保全管理計画書(案)、森林環境教育基本計画(案)、平成31年度の事業計画(案)について、事務局からの説明及び出席者による審議が行われました。

    特に、これまで策定が急がれていた保全管理計画書、森林環境教育基本計画については、今回の連携会議において承認を頂いたことから、両計画ともに平成31年4月1日から施行となり、今後の綾の照葉樹林プロジェクトにおける保全管理及び森林環境教育への取組みは、この両計画に基づき実施していくこととなります。

    【平成31年2月22日】

    連携会議の模様

    【平成31年2月21日】ボランティアによる間伐作業を実施しました。

    平成31年2月21日、照葉樹林復元ボランティア事業による間伐作業を、綾プロエリア内の宮崎森林管理署管内柚園国有林2049わ1林小班において実施しました。

    当日は、ボランティアとして参加頂いた、大和ハウス工業株式会社の社員及び一般の参加者25人に綾プロスタッフを加えた、総勢45人が作業に参加、作業箇所近くの綾南林道において開会式、事業説明、安全指導等を行い、5班に分かれて作業箇所へ向かいました。

    現地では、各班毎に宮崎署の職員から、再度、伐倒前の周囲確認や退避行動など安全作業についての指導が行われた後、いよいよ間伐作業に取りかかり、参加者はスギの木の伐倒や伐倒木の玉切り、枝払いに汗を流しました。

    参加者は、鋸を使っての受け口切りや追い口切りに悪戦苦闘していましたが、伐倒木が思い通りの方向へ倒れると、見守っていた人達から歓声と拍手が沸き上がるなど、緊張の中にも和やかな雰囲気で作業が行われました。

    この間伐作業は、一般の方々が参加して照葉樹林復元の取組を体験できる貴重なイベントとなっており、今後も一般の方に森づくりの大切さを体験して頂けるイベントを企画し、照葉樹林の復元に取り組んでいくこととしています。

    【平成31年2月21日】


    伐倒を行う参加者


    間伐作業を終えた参加者の皆さん

    【平成31年2月10日】綾プロ事業報告を行いました

    平成31年2月10日、綾町公民館文化ホールにて開催された綾町公民館大会において、綾の照葉樹林プロジェクト事業報告の一環として、「綾森林生態系保護地域の拡充」について、当局計画課の森林施業調整官が説明を行いました。

    当日は、多数の町民の方々が参加するなか開会行事や各種表彰式に続いて、綾の照葉樹林プロジェクト事業報告の時間を設けて頂き、保護林制度や平成27年度の制度見直し内容、「てるは郷土の森」廃止に伴う「綾森林生態系保護地域」への統合・拡充についての経緯等について、パワーポイントを使いながら分かりやすく説明を行いました。

    この事業報告は、例年公民館大会に併せて行っているもので、綾の照葉樹林プロジェクトについて、町民の方々の理解を深めて頂き、取組みへの協力を頂くため、今後も積極的に実施していくこととしています。

    【平成31年2月10日】


    公民館大会の模様


    事業報告を行う森林施業調整官

    【平成30年8月1日】第28回綾プロ連携会議が開催される

    宮崎県綾町の綾ユネスコエコパークセンターにおいて、第28回綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画(略称:綾プロ)連携会議が開かれ、九州森林管理局、宮崎県、綾町、(公財)日本自然保護協会、(一社)てるはの森の会の協定5者より代表者が出席し、平成30年度の事業計画などを審議しました。

    会議の開催に当たり、前田穰綾町長より「このプロジェクトは綾町の環境保全などの取組に大きな役割を担っており、ご協力いただいている国、県そして関係機関の皆様に心よりお礼申し上げる」と挨拶があり、審議に入りました。

    会議では、事務局から、平成29年度の事業報告、平成30年度の事業計画(案)、また、保全管理計画書及び森林環境教育基本計画の(案)作成についての報告・提起があり、代表者による審議が行われた結果、各議案ともに了承されました。

    議事の最後にその他の議題として、綾プロ事務局の今後の運営方法についての問題提起があり、将来を見据えた体制づくりなどについて今後引き続き検討していくことが確認され、全ての審議が終了し連携会議を閉会しました。

    【平成30年8月1日】


    第28回綾プロ連携会議の模様

    【平成30年2月14日】平成29年度第2回照葉樹林復元ボランティア間伐の実施

    今年度の第2回目の間伐作業は、2月14日宮崎県綾町柚園国有林2049わ1林小班において、大和ハウス工業(株)の社員の方々と一般参加のボランティア19人が参加し実施されました。

    当日は天候にも恵まれ、作業現地において主催者を代表して飯干宮崎森林管理署長による挨拶のあと、スギの木の伐倒や伐倒した木の玉切り、枝打ち作業を行いました。

    今回の参加者も立木伐倒や、鋸使用が初めてという方もおり、局署職員からの指導により伐倒の作業手順を学びながら、受け口・追い口切りを体験し、苦労しながらも、伐倒したときの迫力に感動し楽しくも充実した作業となりました。参加者からは「こんなイベントがあるなんて、宮崎は素敵なところですね」「楽しかったし、ノコギリの使い方を教えていただき、勉強になった」「いい活動ですね」などの感想の声がありました。

    【平成30年2月14日】


    第2回間伐作業の様子


    参加者の皆さん

    【平成29年11月11日】平成29年度第1回照葉樹林復元ボランティア間伐の実施

    綾の照葉樹林プロジェクトでは、照葉樹林への復元を図るため平成17年の協定締結以降、一般企業、学生、NPO、綾町民等、ボランティアの方々による間伐作業を実施しています。

    今年度第1回目の間伐作業は11月11日、宮崎県綾町柚園国有林2049わ1林小班において、国富町にあるソーラーフロンティア株式会社の職員及び家族の方々、27人が参加されました。

    当日は綾町「照葉大吊り橋」に集合し、作業地近くの綾南林道にて開会式、主催者を代表して飯干宮崎森林管理署長による挨拶の後、早速作業現地にて職場の仲間・家族等とともに、局署職員の指導の下、間伐作業に汗を流しました。

    参加者の中には、立木を伐ることや、鋸を使うのも初めてという方もおり、伐倒の基本動作、受け口・追い口切りを学びつつ、伐倒したときの迫力に歓声や拍手が上がるとともに、参加者からは「きつかったが楽しかった」「間伐をするとこんなに林内が明るくなるのか」などの声が聞かれ、緊張感を持った作業ながらも楽しい充実した時間となりました。

    【平成29年11月11日】


    間伐体験作業1


    間伐体験作業2


    ボランティアの皆さん

    【平成29年5月20日】綾の照葉樹林プロジェクト」イベントの実施について

    綾の照葉樹林プロジェクト(略称:綾プロ)連携会議主催の「春の照葉樹林散策ロングウォーク」が5月20日、綾の森が最も輝くこの時期に、一般市民14人が参加のもと実施されました。

    当日は天候にも恵まれた中、参加者は集合場所である綾町・上畑公民館に集まり、開会式が行われ主催者を代表して冨永雄二宮崎森林管理署次長が挨拶。その後、参加者全員でワゴン車にてスタート地点である「照葉大吊橋」に移動し、九州森林管理局山﨑計画課長による綾の照葉樹林及び綾プロの紹介のあと、3班に分かれスタートしました。

    コースは約9km・7kmのコースがあり、各班にガイドが同行して随所で樹木や草花についての説明をおこない、参加者は熱心に聞き入っていました。

    スタートから約3時間後に、ゴール地点の上畑公民館に全員元気に到着し、参加者からは「とても楽しかった。」「新緑の中を歩き、気持ちよかった。」などの声が聞かれました。

    【平成29年5月20日】


    照葉大吊橋からスタート


    ちょっと一休み(ガイドから説明)

    【平成29年2月21日】平成28年度第2回照葉樹林復元ボランティア間伐の実施

    綾の照葉樹林プロジェクトでは、一般企業、学生、NPO、綾町民、一般市民等、様々なボランティアの方々による照葉樹林への復元を図るための間伐作業を、平成17年の協定締結以降実施しており、今年度第2回目の間伐作業を平成29年2月21日に宮崎県綾町中尾国有林2045に4林小班に設定しているボランティア用見本林おいて、ダイワハウスの職員及び一般参加者の方々、25人が参加し実施されました。

    当日は天候にも恵まれ集合場所である綾町・川中キャンプ場において、開会式が行われ、その後、作業地に移動し職場の仲間・家族と一緒に楽しく作業を行いました。

    参加者には、立木を伐るのが初めて、鋸を使うのも初めてという方も参加し、受け口・追い口切りに悪戦苦闘しながら、息を切らせながらも楽しく作業し、伐倒したときの迫力に歓声が上がるとともに、切り口から漂うヒノキの香りを楽しんでいました。

    参加者からは「きつかったが楽しかった」「貴重な経験ができた」「今後もボランティアに参加したい」などの声が聞かれました。

    【平成29年2月21日】


    ボランティアの方々


    ダイワハウスの職員及び一般参加者の方々

    【平成29年2月20日】綾プロジェクト第25回連携会議を開催

    平成29年2月20日に宮崎県綾町役場において、「綾の照葉樹林プロジェクト(略称:綾プロ)」の第25回連携会議が、九州森林管理局、宮崎県、綾町、公益財団法人日本自然保護協会、一般社団法人てるはの森の会の関係機関5者が出席し開催されました。

    会議では、平成28年度予定事業の進捗状況について各協定者が報告するとともに、国有林における保護林制度改正に伴う、綾プロエリア内の保護林の検討状況等について報告がなされました。

    また、その他の議題として綾プロの運営について事務局を担う「てるはの森の会」が地元に密着した活動を推進するために宮崎市から綾町に事務所を移転することから特別寄付を募るキャンペーンを行うこと、さらに綾プロ全エリアを含む「綾ユネスコエコパーク」について3月から4月にかけて綾町民を対象に行われたアンケートの解析結果の概要が報告されました。

    綾プロも10年が経過し、今までの各種取組について整理し、新たな10年につなげていくこととし、今後も協定5者が一丸となり取り組むことが確認され閉会ました。

    【平成29年2月20日】


    第25回連携会議の様子

    【平成28年11月26日】平成28年度第1回照葉樹林復元ボランティア間伐の実施

    綾の照葉樹林プロジェクトは、平成17年の協定締結以来、一般企業、学生、NPO、綾町民、一般市民等、様々なボランティアの方々による照葉樹林への復元を図るための間伐作業を実施しており、今回で18回目を迎え、平成28年11月26日に宮崎県綾町中尾国有林2045に4林小班に設定しているボランティア用見本林おいて、昨年度に引き続きソーラーフロンティア社(本社、宮崎・国富工場)の職員及び家族38人が参加し実施されました。

    当日は天候にも恵まれ集合場所である綾町・川中キャンプ場において、開会式が行われ主催者を代表して鈴木正勝宮崎森林管理署長が挨拶。その後、参加者全員で準備体操を行い作業地に移動し、宮崎森林管理署職員による間伐の実演及び安全指導を受け、森林管理局・署職員の指導の下、職場の仲間・家族と一緒に楽しく作業を行いました。

    参加者は、間伐・玉切り作業が初めて、鋸を使うのも初めてという方も参加し、受け口・追い口切りに悪戦苦闘しながらも楽しく作業し、伐倒したときの迫力に歓声が上がるとともに、切り口から漂うヒノキの香りを楽しんでいました。

    参加者からは「貴重な経験ができた。今後もボランティアに参加し、森を守る活動を続けていきたい。」などの声が聞かれました。

    【平成28年11月26日】


    ソーラーフロンティア社の職員及びご家族38人

    【平成28年7月14日】綾プロジェクト第24回連携会議を開催

    平成28年7月14日に宮崎県綾町役場において、「綾の照葉樹林プロジェクト(略称:綾プロ)」の第24回連携会議が、九州森林管理局、宮崎県、綾町、公益財団法人日本自然保護協会、一般社団法人てるはの森の会の関係機関5者が出席し開催されました。

    会議に先立ち、河野耕三てるはの森の会代表理事より「綾プロは10年が経過し、次の10年を目指した最初の連携会議であり、1年間の各種取組の確認の場であることから出席者による審議をお願いします。」と挨拶しました。

    会議は、協定5者から平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画(案)が報告・提起され、満場一致で確認・承認されました。

    また、その他の議題として綾プロの運営についてや事務局を担う「てるはの森の会」をより地元に密着した活動を推進するために宮崎市から綾町に移転することから特別寄付を募るキャンペーンを行うこと、さらに綾プロ全エリアを含む「綾ユネスコエコパーク」について3月から4月にかけて綾町民を対象に行われたアンケートの解析結果の概要が報告されました。

    綾プロも10年が経過し、新たな10年を迎えたことから、今後も協定5者が一丸となり取り組むことが確認され閉会ました。

    【平成28年7月14日】


    連携会議の様子

    【平成28年2月22日】綾プロ第23回連携会議及び事業説明を実施【次の10年に向けた取組を確認】

    平成28年2月22日に宮崎県綾町役場会議室において、綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画(綾プロ)第23回連携会議が、協定5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)が出席の下、開催されました。

    会議の冒頭、河野耕三てるはの森の会代表理事は「綾プロ協定以後、10年を迎え、大きな節目での連携会議であり、次の10年を目指した重要な会議である。様々な課題もあり、今日の会議で議論いただきたい。」と挨拶しました。

    会議では、平成27年度事業取組状況(進捗状況)、綾プロ管理計画の策定、プロジェクトの運営体制、綾プロエリアの検討会設置について報告及び提案がなされ、事務局提案どおり了承されるとともに、今後も協定5者が連携をはかり各事業に取り組むことが確認されました。

    また、綾町民を対象に毎年開催している、綾プロの事業説明会を平成28年2月14日の「綾町公民館大会」に合わせて実施しました。

    当日は、綾町公民館ホールに約600名が参加する中、宮﨑森林管理署より「綾プロの10年間の取組と成果」について報告がなされるとともに、綾プロ主催で平成28年5月21日に開催予定である「綾・照葉樹林ロングウォーキング」への案内が綾町よりなされ、多くの町民へ参加を呼び掛けました。

    【平成28年2月22日】


    第23回連携会議の様子


    綾町公民館ホールにて「綾町公民館大会」開催

    【平成27年11月28日】平成27年度第1回照葉樹林復元ボランティア間伐の実施

    綾の照葉樹林プロジェクトは、平成17年の協定締結以来、今年で10年が経過したところであります。

    その間、一般企業、学生、NPO、綾町民、一般市民等、様々なボランティアの方々による照葉樹林復元のための間伐作業を実施しており、今回で17回目を迎え、平成27年11月28日に宮崎県綾町中尾国有林2045に4林小班に設定しているボランティア用見本林おいて、昨年度に引き続きソーラーフロンティア社(本社、宮崎・国富工場)の職員及び家族28人が参加し実施されました。

    当日は天候にも恵まれ集合場所である綾町・川中キャンプ場において、開会式が行われ主催者を代表して﨑野健輔宮崎森林管理署長が挨拶。その後、参加者全員で準備体操を行い作業地に移動し、宮崎森林管理署職員による間伐の実演及び安全指導を受け、森林管理局・署職員の指導の下、職場の仲間・家族と一緒に楽しく作業を行いました。

    参加した職員・家族は、間伐・玉切り作業が初めて、森林に入るのも初めての人が多く、伐倒したときの音に歓声が上がるとともに、林内に漂うヒノキの香りを楽しんでいました。

    参加者からは「鋸を使うのは初めて。伐採作業ができるなんて、貴重な経験となりました」「この森を守ることにより、我々は地下水などの恩恵を受けている。今後もボランティアに参加し、森を守る活動を続けていきたい。」などの声が聞かれました。

    【平成27年11月28日】


    ボランティアの方々による間伐作業


    ソーラーフロンティア社の職員及び家族28人

    【平成27年9月5日】綾プロ10周年記念フォーラムの開催について

    平成17年5月、九州森林管理局・宮崎県・綾町・てるはの森の会・日本自然保護協会の5者が協定を結び、照葉樹林の保護と復元を大きな柱とする「綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画」(綾の照葉樹林プロジェクト)がスタートし10年が経過しました。

    このプロジェクトにおける10年間の検証と今後の展望について、地域住民の方々を交え意見交換を行うとともに、本プロジェクトに対する一層の理解を深めることにより、今後のプロジェクトの推進を図ることを目的に、「綾の森が歩んだ10年、これからの10年」と題し、記念フォーラムを平成27年9月5日に綾町の高年者研修センターにおいて約190名が参加の中、開催されました。

    フォーラムの第一部として九州局の中山業務管理官、宮崎県の内田欽也副知事の挨拶のあと、﨑野宮崎森林管理署長による綾プロの概要及び各種取組について報告、及び綾プロと兄弟プロジェクトと言われる、関東森林管理局での「赤谷プロジェクト」の取組等について、赤谷森林ふれあい推進センターの藤澤将志所長による基調報告が行われました。

    第二部では、地域住民の方々からの質問や提案を通して今後の綾プロの在り方や、いかに地域に根ざした活動としていくのか考えるため、綾町民5名、綾プロ協定者5名による、「綾プロの10年そこが聞きたいこれが言いたい」と題したパネルディスカッションを開催しました。

    この中では、「綾プロの活動を通じて、町民が綾の良さに気づくことができた」「綾プロの町内への浸透をもっと図るべき」など色々な意見を聞くことができました。

    最後に日本自然保護協会の亀山章理事長、綾町の前田穰町長の挨拶により閉会となりました。

    【平成27年9月5日】


    綾町の高年者研修センターにおいて開催


    第二部パネルディスカッションの様子

    【平成27年6月30日】綾プロジェクト第22回連携会議を開催

    平成27年6月30日に宮崎県綾町役場において、「綾の照葉樹林プロジェクト(略称:綾プロ)」の第22回連携会議が、九州森林管理局、宮崎県、綾町、公益財団法人日本自然保護協会、一般社団法人てるはの森の会の関係機関5者が出席し開催されました。

    会議の冒頭、河野耕三てるはの森の会代表理事は「綾プロも大きな節目である10周年を迎えた。これから10年もさらに協定5者が連携・協働して取組んで行きましょう」と挨拶しました。

    会議は、協定5者から平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画(案)が報告・提起され、満場一致で確認・承認されました。

    また、事務局から平成27年5月17日に10周年記念行事として開催された「新緑の森へ行こう」についての事業報告や日本自然保護協会より新たな保護地域制度「IUCN保護地域グリーンリスト」について説明がありました。

    最後に綾プロも10周年を迎え、今後開催される記念行事も含めて、協定5者が一丸となり取り組むことが確認され閉会ました。

    【平成27年6月30日】


    宮崎県綾町役場にて開催


    第22回連携会議の様子

    【平成27年2月21日】平成26年度第2回ボランティア間伐及び森林の散策の実施

    平成27年2月21日に宮崎県綾町中尾国有林2045よ林小班において、平成26年度第2回照葉樹林復元ボランティア間伐及び森林の散策等が、綾の照葉樹林プロジェクト連携会議主催(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)で開催され、信州大学地域戦力センター1名(韓国からの留学)、宮崎大学5名、南九州大学2名、立命館アジア太平洋大学1名(別府市)の大学関係者と学生及びてるはの森の会会員9名、綾町民、水源の森関係者を含めた23名が参加し実施されました。

    綾町・川中キャンプ場において、開会式が行われ主催者を代表して﨑野健輔宮崎森林管理署長より「本日は、多くの方に参加いただきました。綾プロの目的の一つである復元事業としての間伐作業等を体験しながら、参加者間の交流も図っていただきたい」との挨拶後、松永善人九州森林管理局森林施業調整官から「綾プロの事業内容等について」説明がなされました。

    その後、準備体操、班編成を行い作業地に移動し、宮崎森林管理署担当者による間伐の実演及び安全指導を受け、間伐班と森林の散策班(ガイド:河野耕三氏)」に分かれ(60分で交代)、森林管理局・署職員の指導の下、参加者どおし友好を深めながら楽しく作業を行いました。

    参加した大学関係者・学生は、森林・林業関連を学んでいるが間伐・玉切り作業は初めての人が多く、「自分の力で初めて木を倒した。貴重な経験となりました」、「綾プロでは、韓国や長野県にない取組を行っており、今後も注目していきたい」、森林の散策では、「照葉樹林を含めた動植物の生態やトロッコ道跡、炭焼き跡など山に生きた先人の歴史について、貴重な話が聞けて良かった」などの声が聴かれました。

    【平成27年2月21日】


    開会の挨拶をする﨑野健輔宮崎森林管理署長とボランティア参加者


    間伐指導をする宮崎森林管理署職員と2班のメンバー


    伐倒方向を確認する立命館アジア太平洋大学学生の本多さん


    初めての作業に挑む信州大学助手の李(イ)さん


    慣れた手つきで鋸を入れるボランティア


    フェーリングレバーを使いこなす宮崎大学学生の田嶋さん


    玉切りにチャレンジする宮崎大学学生の川口さん


    やり遂げた充実感に笑顔の記念撮影。はーいチーズ!

    【平成27年2月10日】綾プロ第21回連携会議及び綾プロ事業説明

    平成27年2月10日に宮崎県綾町役場会議室において、綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画(綾プロ)第21回連携会議が、関係機関5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)等の出席の下、開催されました。

    会議は、平成26年度事業取組状況(進捗状況)、10周年記念行事の実施、綾プロ事業説明の実施、綾プロ管理計画の策定、綾プロの運営等について報告及び提案がなされ、事務局提案どおり了承されました。

    特に、平成27年度は綾プロが10周年を迎えることから記念行事を含めて、協定5者が一丸となり取り組むことが確認されました。

    また、これまで同日に開催していた綾プロ事業説明会は、新たに平成27年2月15日の綾町公民館大会の場で行うこととされ、協定5者の代表として﨑野健輔宮崎森林管理署長が説明を行いました。

    当日は、綾町公民館ホールに綾町民約600名が参加する中、﨑野署長より「綾プロの取組と成果、協定5者による協働の取組」について説明がなされるとともに、平成27年度は綾プロが10周年を迎えることから記念行事への支援・参加をお願いしました。

    【平成27年2月10日】


    開会に先立ち挨拶する前田穰綾町長と九州森林管理局出席者(右から3名)


    熱心に意見を交わしあう各協定者の出席者


    綾町公民館大会で挨拶する前田穰綾町長(会場風景)


    綾プロの取組と成果、協定5者の協働の取組を説明する﨑野健輔宮崎森林管理署長

    【平成26年11月29日】平成26年度第1回ボランティア間伐及び森林の散策の実施

    平成26年11月29日に宮崎県綾町中尾国有林2045い1林小班において、平成26年度第1回照葉樹林復元ボランティア間伐及び森林の散策等が、綾の照葉樹林プロジェクト連携会議主催(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)で開催され、昨年度に引き続きソーラーフロンティア社(本社、宮崎・国富工場)の職員及び家族30名並びに立命館アジア太平洋大学学生4名(別府市)が参加し実施されました。

    天候不順の日が続き開催を心配しましたが、朝から快晴となり綾町・川中キャンプ場において、開会式が行われ主催者を代表して﨑野健輔宮崎森林管理署長が挨拶、松永善人九州森林管理局森林施業調整官から「綾の照葉樹林プロジェクトの事業内容等について」解りやすく説明がなされました。

    その後、準備体操、班編成(全体を6班に分け、さらに各班を奇数班,偶数班に分けた)を行い作業地に移動し、宮崎森林管理署担当者による間伐の実演及び安全指導を受け、奇数班は間伐、偶数班及び大学生は「森林の散策(ガイド:駒田氏)」に分かれ(50分で交代)、森林管理局・署職員の指導の下、職場の仲間・家族と一緒に楽しく作業を行いました。

    参加した職員・家族は、間伐・玉切り作業が初めて、森林に入るのも初めての人が多く、興奮気味に「鋸を使うのは初めて。伐採作業ができるなんて、貴重な経験となりました」、「会社として生物多様性に取り組んでおり、来年も継続し参加したい」、「森林の散策では、山での生活の歴史や照葉樹林を含めた動植物について、貴重な話が聞けて良かった」などの声が聴かれました。

    【平成26年11月29日】


    宮崎森林管理署職員の指導の下、初めての伐倒作業です。(ドキドキしてます)


    親子でチャレンジ・・・私、上手でしょう。お父さん!


    さあーこのスギの林齢は、何年生かな?


    職人技だね!・・・僕にも出来るかな?


    「どんぐり」について説明するガイトの駒田氏と聞き入る参加者


    炭窯跡で記念撮影・・・はい!ポーズ

    【平成26年11月10日】林業経済学会現地視察及び意見交換会

    平成26年11月10日に宮崎県綾町中尾国有林2045林班周辺及び綾町高年者研修センターにおいて、林業経済学会(研究会主催者:土屋俊幸東京農工大学教授)による綾の照葉樹林プロジェクト(以下:綾プロ)現地視察及び綾の照葉樹林プロジェクト協定5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)との意見交換会が開催され、林業経済学会から54名(東京農工大学を含めた9大学の教授・学生等、森林総研、民間研究所など)が参加し実施されました。

    現地視察は、綾町高年者研修センター駐車場に集合し綾プロを代表して﨑野健輔宮崎森林管理署長が挨拶、石田達也綾町エコパーク推進室専門監から行程等の説明がなされ、2台のバスに分乗し川中自然公園に移動、2班に分かれ中尾国有林2045林班周辺の炭窯跡、インクライン跡、森林鉄道跡、製材所跡などを視察しました。

    その後、場所を綾町高年者研修センターに移し、「綾の挑戦 -持続的な地域づくりと森林管理-」と題して意見交換が行われました。

    意見交換会は、前田穰綾町長より歓迎挨拶、九州森林管理局から「綾プロの取組及び森林管理局・署の取組」、てるはの森の会から「てるはの森の会の活動報告」、綾町から「綾ユネスコエコパークについて」の説明・質疑がなされた後、総合討論として「協働プロジェクトの成果」、「森林資源管理のあり方」、「綾の地域づくりとの連動」等について、相互間での意見交換を行いました。

    主な質疑

    • 綾プロと綾エコパークとの関連性は。
    • 綾エコパーク申請・登録に至る計画と戦略は。
    • てるはの森の会の運営と活動を知りたい。
    • 綾エコパークのゾーニング(核心、緩衝、移行地域)が地域にどう影響しているのか。
    • 綾エコパークから綾プロへの影響を知りたい。
    • 綾町の地域コミュニティ(自治公民館体制)の内容とシカなどの獣害対策を知りたい。
    • 綾プロに設定されたエリア毎の計画・事業目標は決められているのか。

    【平成26年11月10日】

    【平成26年6月27日】第20回連携会議の開催

    平成26年6月27日に宮崎県綾町役場において、「綾の照葉樹林プロジェクト(略称:綾プロ)」の第20回連携会議が、九州森林管理局、宮崎県、綾町、公益財団法人日本自然保護協会、一般社団法人てるはの森の会の関係機関5者が出席し開催されました。

    会議の冒頭、河野耕三てるはの森の会代表理事は「先般、第2回国際照葉樹林サミットが屋久島で開催された。綾プロも、大きな節目である10周年を迎える。また、このプロジェクトは綾ユネスコエコパークの中核を担っており重要な取組です。さらに協定5者が連携・協働して取組んで行きましょう」と挨拶しました。

    会議は、関係機関5者から平成25年度事業報告及び平成26年度事業計画(案)が報告・提起され、満場一致で確認・承認されました。

    また、事務局から

    1. 森林環境教育基本計画策定部会の設置
    2. 綾プロ10周年記念行事の実施
    3. 有識者会議の開催
    4. 第III期短期行動計画の見直し

    について提起され、今後さらに策定部会、10周年記念行事実行委員会及び連絡調整会議の場で検討・調整することが確認され、連携会議を閉会しました。

    【平成26年6月27日】


    河野耕三座長(てるはの森の会代表)の挨拶に始まった連携会議の風景


    真剣に議論する中山計画保全部長(左)、﨑野宮崎森林管理署長(中央)、原田地域林政調整官

    【平成26年6月7日】第2回国際照葉樹林サミットin屋久島

    平成26年6月7日、鹿児島県屋久島町宮之浦の屋久島離島開発総合センターにおいて、「第2回国際照葉樹林サミットin屋久島」が第2回国際照葉樹林サミットin屋久島実行委員会主催(後援:林野庁九州森林管理局)により、「照葉樹林の理解を深め、その保護と賢明な利用に関する各地の取組の情報交換や交流を通じて持続可能な自然と人と文化の未来を展望し、地域づくりにつなげる機会とする」目的で、関係省庁、地方公共団体、有識者、民間団体、地元住民などが参加し開催されました。

    サミットは、冒頭の荒木耕治屋久島町長(実行委員長)の開会挨拶の後、来賓挨拶において川端省三九州森林管理局長は、「照葉樹林の素晴らしさや次世代に引き継ぐ重要性を多くの皆様と共有するとともに、生物多様性の保全や森林を活かした地域づくりの取組を皆様と進めて参りたい」と挨拶しました。

    その後、基調講演1(湯本貴和京都大学教授など)、2,テーマセッション1、2、全体討議が行われ、最後に屋久島・口永良部島ユネスコエコパーク再登録への取組を含めた「第2回国際照葉樹林サミット宣言」を採択し閉会しました。

    なお、平成26年5月25日には、プレイベントとして4月に設定されたヤクタネゴヨウ植物群落保護林(屋久島町西部の瀬切川左岸流域:国有林)において、町民17人及び屋久島森林生態系保全センター職員等が参加し現地見学会が開催されました。

    【平成26年6月7日】


    屋久島離島開発総合センターにおける開会式の風景


    来賓挨拶する川端省三九州森林管理局長

    【平成26年5月30日】第2回連絡調整会議及び県有林現地検討会

    平成26年5月30日、宮崎県綾町役場会議室において関係者17名が参加し綾プロ第2回連絡調整会議が開催されました。

    午前中に開催された会議では、関係機関からの報告がなされた後に、議事に入り(ア)連携会議の議題、(イ)森林環境教育基本計画策定部会の設置等、(ウ)綾プロ10周年記念行事のスケジュール等、(エ)有識者会議の開催などについて、検討・確認し閉会しました。

    午後からは、連絡調整会議出席者全員が参加し、綾プロにおける森林環境教育等の利活用を検討している県有林(綾プロエリア)の現地検討会を開催しました。

    現地検討会では、宮崎県有林担当2名が参加し現況等の説明がなされた後、実際に遊歩道や林内に入り、森林環境教育等への利活用の問題点等について質疑・検討を行い、今後さらに検討を重ねることとし現地検討会を終了しました。

    【平成26年5月30日】


    これまでの県有林遊歩道等の利用・整備の説明を聞く参加者


    宮崎県担当者と利用等について意見を交わす参加者

    【平成26年4月24日、25日】平成26年度第1回連絡調整会議及び綾プロ勉強会

    平成26年4月24日(木曜日)に、宮崎県綾町役場会議室において、綾プロ協定5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)の事務担当者18名が参加して、平成26年度第1回連絡調整会議が実施されました。

    会議は、各組織からの報告がなされた後、議事に入り(ア)平成25年度事業実行報告書の作成、(イ)森林環境教育基本計画策定スケジュール等、(ウ)綾プロ10周年記念行事の内容及びスケジュール等について検討・協議がなされ、第2回連絡調整会議を5月30日(金曜日)に開催する事を確認し終了しました。

    平成26年4月25日(金曜日)に、宮崎市の宮崎森林管理署会議室において、九州森林管理局綾プロ担当者3名(計画課長、森林施業調整官、生態系保全係長)と宮崎森林管理署職員12名が参加して、綾の照葉樹林プロジェクトについての勉強会が開催されました。

    勉強会は、﨑野宮崎森林管理署長、近藤九州森林管理局計画課長の挨拶に始まり、松永森林施業調整官から綾プロのエリア、行動計画(協定書、短期行動計画、単年度事業計画等)、運営体制、国有林の取扱い(総論)などについて説明がなされた後に、質疑や意見交換がおこなわれ勉強会を終了しました。

    【平成26年4月24日、25日】


    平成26年度第1回連絡調整会議の協議風景


    【綾プロ勉強会】運営体制等について説明する局担当者(写真奥)


    【綾プロ勉強会】質疑・意見交換の風景

    【平成26年2月24日】綾プロ・有識者との現地検討及び意見交換会

    平成26年2月24日に宮崎県綾町の国有林2091から2097林班及び綾町役場において、有識者との現地検討並びに意見交換会が、綾の照葉樹林プロジェクト連携会議主催で開催され、有識者6名(伊藤哲宮崎大学教授、西脇亜也宮崎大学教授、高木正博宮崎大学准教授、遠藤晃南九州大学准教授、河野耕三照葉樹林文化推進専門監、NPO法人宮崎野生動物研究会副理事長)と綾プロ連携会議関係者18名が参加し実施されました。

    当日の午前中は、綾プロエリア内の

    1. 間伐実施箇所(平成20年活用型)
    2. 人工林除伐実施箇所(スギ、ヒノキ除伐)
    3. 保護対策実施箇所(シカ柵実施箇所)

    において、宮崎森林管理署の説明を受け現地検討を終えました。

    午後からの意見交換会は、冒頭に綾プロ連携会議を代表し前田穰綾町長が挨拶、その後協定5者の事業説明及び意見交換のため

    1. 森林環境教育基本計画案
    2. 保護・復元の両面からのシカ被害等対策
    3. 復元のための施業方法(間伐)

    について提起がなされました。

    有識者からは、森林環境教育では「これまでの実績及び今後の可能性について情報整理が必要。誰を対象に実施し問題点を整理することによって発展性が出てくる」、シカ被害対策及び復元のための施業方法では「間伐で前生樹を伐るのはやめて欲しい。復元ではなく後退を起こしている。今は、技術的に難しいところの復元方法を主として検討しているが、優先順位を変え、やりやすいところから実施すべき」など多くの助言が出されました。

    最後に、近藤昌幸九州森林管理局計画課長が「照葉樹林の再生(復元)について、目に見える成果を見せていく取組などが重要。有識者の皆様には、今後とも助言をお願いしたい」と挨拶し、有識者との意見交換会を閉会しました。

    【平成26年2月24日】


    平成20年度間伐実施箇所の説明に耳を傾ける有識者等(現地検討風景)


    間伐実施箇所の林内で意見を交わす伊藤宮崎大学教授(左)と河野照葉樹林専門監(右)


    人工林除伐実施箇所(スギ、ヒノキ除伐)について説明する濱田地域林政調整官


    保護対策としてのシカ柵実施箇所を視察する参加者


    意見交換会の冒頭、綾プロ連携会議を代表して挨拶する前田穰綾町長


    提起事項に対し助言する西脇宮崎大学教授(中央)及び高木宮崎大学准教授(左)と伊藤宮崎大学教授(右)


    有識者と意見交換する「てるはの森の会」の面々


    綾プロ連携会議を代表して閉会の挨拶を行う近藤九州森林管理局計画課長

    【平成26年2月22日】平成25年度第2回照葉樹林復元ボランティア間伐等の実施

    平成26年2月22日に宮崎県綾町中尾国有林2045い1林小班において、平成25年度第2回照葉樹林復元ボランティア間伐及び森林の散策等が、綾の照葉樹林プロジェクト連携会議主催(九州森林管理局、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)で開催され、地元の綾中学校の生徒等及び一般参加者22名が参加し実施されました。

    当日は、綾町・川中キャンプ場で開会式が行われ、主催者を代表して木林静夫宮崎森林管理署次長が挨拶、松永善人九州森林管理局森林施業調整官から「照葉樹林や綾のプロジェクトの事業内容等について」資料を配付し説明がなされました。

    その後、安全指導、準備体操、班編成(全体を5班に分け)を行い作業地に移動し、森林管理署担当者による間伐の実演及び安全指導を受け、1~3班は「間伐」を森林管理局・署職員の指導の下に実施、4,5班は「森林の散策(ガイド2名)」に分かれ(60分で交代)、学生同士や同僚らと一緒に楽しく作業を行いました。

    参加した綾中学校の生徒は「間伐作業が初めてで、森林管理署等の皆さんの指導の下、杉の木を倒せて記念になった」、一般参加者からは「とにかく貴重な体験だった。照葉樹林や動植物の話が聞けて良かった」などの声が聞かれました。

    【平成26年2月22日】


    宮崎森林管理署の指導を受けながら間伐にチャレンジする綾中学校の生徒さん(不安げな様子・・)


    さあー!中学生には負けられんと意気込む一般参加者


    復元(間伐)作業が終了し、参加者全員での記念撮影(皆、達成感のある顔です)


    鋸を握るのも初めてなのに、何故か様になっている綾中学校の生徒さん

    【平成26年1月28日】第19回連携会議及び事業説明会

    平成26年1月28日に宮崎県綾町役場会議室において、綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画(綾の照葉樹林プロジェクト)第19回連携会議が、関係機関5者等(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)の出席の下、開催されました。

    会議における議事内容は以下のとおりで、

    1. 平成25年度事業取組状況(進捗状況)
    2. 森林環境教育基本計画策定の取組状況
    3. 有識者との意見交換会(案)
    4. 綾プロの運営について
    5. その他

    について報告及び提起がなされ、事務局提案どおり了承されました。

    事業説明会は、同日に綾町・高年者研修センターにおいて、地域住民約60名参加の下、綾プロ関係機関5者により「人とつながる綾の森林」をメインテーマに開催され、宮崎森林管理署の濱田地域林政調整官から「綾の国有林と生活の歴史」と題して、明治から平成までの国有林との関わりを、当時の写真を用いて説明を行いました。

    また、後半では参加者による「森林と人との関わりを増やすために」と題してワークショップを実施し、今後の綾プロに活かす取組が行われました。

    なお、説明内容は以下のとおりです。

    1. 「綾プロ事業報告」 日本自然保護協会 小此木 宏明
    2. 「綾の国有林と生活の歴史」 宮崎森林管理署 濱田 辰広
    3. 「森の恵みが育む生業と生活」 綾町照葉樹林文化推進専門監 河野 耕三
    4. 「森での暮らし」 綾町民(黒木氏、中武氏)

    【平成26年1月28日】


    会議の冒頭、綾の照葉樹林プロジェクトの重要性について挨拶する前田穣綾町長(座長)


    平成25年度事業計画の進捗状況等を報告する事務局


    綾プロ連携会議(協定5者)を代表して、挨拶する中山浩次計画保全部長


    ワークショップ「森林と人との関わりを増やすために」の中で、経験を発表する地元町民

    【平成25年11月30日】平成25年度第1回照葉樹林復元ボランティア間伐等の実施

    平成25年11月30日に宮崎県綾町中尾国有林2045い1林小班において、平成25年度第1回照葉樹林復元ボランティア間伐及び森林の散策等が、綾の照葉樹林プロジェクト連携会議主催(九州森林管理局、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)で開催され、ソーラーフロンティア社(本社、宮崎・国富工場)の職員及び家族32名及び毎日新聞記者1名(取材)が参加し実施されました。

    朝から快晴となった綾町・川中キャンプ場において、開会式が行われ主催者を代表して津々見正樹宮崎森林管理署長が挨拶、松永善人九州森林管理局森林施業調整官から「照葉樹林や綾のプロジェクトの事業内容等について」解りやすく説明がなされました。

    その後、安全指導、準備体操、班編成(全体を8班に分け、さらに各班を奇数班,偶数班に分けた)を行い作業地に移動し、森林管理署担当者による間伐の実技及び安全指導を受け、奇数班は間伐、偶数班は「森林の散策(ガイドは河野耕三綾町役場専門監)」に分かれ(60分で交代)、森林管理局・署職員の指導の下、職場の仲間・家族と一緒に楽しく作業を行いました。

    参加した職員・家族の多くは「間伐作業が初めて、森林に入るのも初めての人が多く」、作業や森林の散策終了後の毎日新聞社の取材に対して、興奮気味に「貴重な経験が出来てよかった。会社として継続して実施していきたい」、「照葉樹林や動植物について貴重なお話が聞けて良かった」などの声が聴かれました。

    【平成25年11月30日】


    親子で共同作業・・・息子よ頑張るぞ!


    私、鋸引くの初めてですが、これでいいですか。


    皆さん、この森林には色々な歴史が残されています。・・ガイドする河野専門監


    照葉樹の大きさに感激する参加者・・・イチイガシの大径木です。


    作業終了後に記念撮影。ソーラーフロンティア社の皆様お疲れさまでした。

    【平成25年7月6日】第6回照葉樹林研究フォーラム開催

    平成25年7月6日に宮崎県綾町高年者研修センターにおいて、「照葉樹林研究フォーラム実行委員会・てるはの森の会」主催、綾の照葉樹林プロジェクト連携会議の共催で、「第6回照葉樹林研究フォーラム」が「照葉樹林の保全とユネスコエコパーク」をテーマに、100名以上の関係者等が出席し開催されました。

    今回の「照葉樹林研究フォーラム」は、綾での森林保全の取組の歴史と事例発表から綾町の現状を理解するとともに「綾ユネスコエコパーク」の未来を考えることを目的に、各級機関から13課題が発表されました。

    発表は、二部構成でテーマ1「森の保全とユネスコエコパークとの関わり」、テーマ2「綾からの発信」と題して、九州森林管理局からは宮崎森林管理署の上別府悟総括森林整備官が「国有林の森林経営について」事例発表を行いました。

    発表終了後は、今後の綾のプロジェクトの推進に向け活発な意見交換等が行われました。なお、テーマごとの課題及び発表者は以下のとおりです。

    【テーマ1:森の保全とユネスコエコパークとの関わり】

    1. 綾の照葉樹林プロジェクトの始まりと目的:石田達也てるはの森の会事務局長
    2. 綾町の自然保護の歴史1:黒木正則綾町役場企画財政課長
    3. 綾町の自然保護の歴史2:谷口俊彦綾町役場福祉保健課長
    4. 国有林の森林経営について:上別府悟宮崎森林管理署総括森林整備官
    5. 県有林の森林経営について:野邊純良宮崎県環境森林課県営林担当
    6. 綾の里山づくり:河野耕三綾町照葉樹林文化推進専門監

    【テーマ2:綾からの発信】

    1. 綾町の有機農業・畜産業について:中薗兼次綾町役場農林振興課長
    2. 綾町におけるネイチャーゲーム活動:古田栄子フェニックス宮崎シェアリングネイチャーの会運営委員長
    3. 地域づくりワーキンググループの活動について:中馬聡杜宮崎大学教育文化学部4回生
    4. 人と自然のふれあい調査:下村ゆかりてるはの森の会事務局
    5. 森の川の市民調査:林裕美子てるはの森の会会員
    6. 綾町「いのち豊かな綾づくりプラン」について:小此木宏明公益社団法人日本森林技術協会保全研究部
    7. 綾町役場職員による「美しいまちづくり自主研究会」について:鶴田智恵綾町役場企画財政課エコパーク推進室

    【平成25年7月6日】


    事例発表に聞き入る参加者:綾町高年者研修センターにて


    国有林の森林経営について発表する上別府悟総括森林整備官(左から3番目)

    【平成25年6月26日】第18回連携会議

    平成25年6月26日に宮崎県綾町役場において、「綾の照葉樹林プロジェクト(略称:綾プロ)」の第18回連携会議が、九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、綾の照葉樹林プロジェクト推進協議会(略称:てるはの森の会)の関係機関5者が出席し開催されました。

    会議の冒頭、中山浩次計画保全部長より「4月から国有林は新たに一般会計となりましたが、公益的機能重視の管理経営の一層の推進と民有林支援などを通じて森林・林業の再生へ貢献して参ります。綾のプロジェクトについても、今後とも関係機関と連携を図りつつ積極的に取り組んで参りたい」との挨拶がありました。

    会議は、各関係機関5者から平成24年度事業報告及び平成25年度事業計画(案)が報告・提起され、満場一致で確認・承認されました。

    また、事務局から平成25年4月1日付けで各関係機関5者で「綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画協定書」の再締結(期限:平成25年4月1日~平成35年3月31日)が行われたことが報告され、連携会議を閉会しました。

    【平成25年6月26日】


    会議の冒頭挨拶する中山浩次計画保全部長


    連携会議における議論の模様

    【平成25年2月16日】平成24年度第2回ボランティア間伐等の実施

    平成25年2月16日に宮崎県綾町中尾国有林2045い1林小班において、平成24年度第2回照葉樹林復元ボランティア間伐及び「もっくん」製作等が、綾の照葉樹林プロジェクト連携会議主催(九州森林管理局、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)で開催され、宮崎市内の親子11組(小学生低学年)26名及び木育サポーター等6名が参加し実施されました。

    朝から快晴となった綾町・川中キャンプ場において、開会式が行われ主催者を代表して津々見正樹宮崎森林管理署長、濱田秀一郎九州森林管理局指導普及課長が挨拶、松永善人九州森林管理局森林施業調整官から「照葉樹林、綾のプロジェクトの事業内容、復元のための間伐作業等について」解りやすく説明がなされました。

    その後、安全指導、準備体操、班編成(全体を4班に分け、さらに各班をA、Bに分けた)を行い作業地に移動し、地元森林官(綾森林事務所)による間伐の実技及び安全指導を受け、A班は間伐、B班は「もっくん製作」に分かれ(50分で交代)、親子で楽しく作業を行いました。

    参加した小学生や保護者からは、「間伐を実施した跡に、どのような植物が発生するのですか」、「森林での作業の大変さが実感できた。それでも貴重な体験が出来て良かった」などの声が聴かれました。

    【平成25年2月16日】


    伐倒の指導をする中村森林官(左から3番目)と真剣に聞き入る参加した親子


    さあー実践です。鋸を使うの初めてで、大変です!(間伐風景)


    「もっくん」製作の説明をする相馬(てるはの森の会)さんと説明に聞き入る親子


    思い思いの「もっくん」を製作する参加した子供たち

    【平成25年1月15日】綾プロ第17回連携会議及び事業説明会

    平成25年1月15日に宮崎県綾町役場会議室において、綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画(綾の照葉樹林プロジェクト)第17回連携会議が、関係機関5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会等)の出席の下、開催されました。

    会議は、平成24年度事業取組状況、綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画推進協定の再締結(案)、短期行動計画(第III期:平成25~29年度)の見直し案が主な議題で、協定書は再締結に向けて調整することとし事業取組状況及び第III期行動計画案は提案どおり了承されました。

    また、同日に綾町・高年者研修センターにおいて、地域住民約60名参加の下、綾プロ関係機関5者により「生物多様性とプロジェクトの取組」と題して事業説明会を開催するとともに、新たな試みとして参加者による「環境、教育、観光、町づくり」ワークショップを実施し、今後の綾プロ及び事業説明会に活かす取組が行われました。

    【平成25年1月15日】


    連携会議で議論する5協定代表(正面右から1番目は矢野計画部長)


    津々見宮崎森林管理署長(左から1番目)と濱田生態系管理指導官(左から2番目)


    事業説明に聞き入る地元町民の皆さん


    九州森林管理局を代表して「綾の森にすむ動物たち」について説明する高島保護林係長


    ワークショップで各班に分かれて疑問・問題点を提起する住民の皆さん


    取りまとめた疑問・問題点について発表する代表者(環境部門)

    【平成24年11月23日】平成24年度第1回照葉樹林復元ボランティア間伐の実施

    平成24年11月23日に宮崎県綾町中尾国有林2045よ林小班において、平成24年度第1回照葉樹林復元ボランティア間伐及び森林の散策が、綾の照葉樹林プロジェクト連携会議主催(九州森林管理局、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)で開催され、地元綾町の綾中学校生徒等21名及び(株)ソーラーフロンティア環境安全部2名が参加し実施されました。

    集合場所となった、綾町・川中キャンプ場において、開会式が行われ主催者を代表して河野裕之九州森林管理局計画課長が「間伐を行うことによる照葉樹林復元の意義を感じながら生物多様性に富んだ森林にふれ合っていただきたい」と挨拶、安全指導、準備体操、班編成後(5名毎5班に分け)に作業地に移動し、地元森林官(綾森林事務所)による間伐の実技及び安全指導を受け、各班毎に分かれて間伐を行うとともに、午後から2班に分かれ「森林の散策」を実施しました。

    参加した中学生からは、「間伐は初めてなのでドキドキしたが森林管理署等の皆さんの指導で貴重な経験をさせてもらった」、「森林の大切さが少しだけど理解できた」などの声が聴かれました。

    【平成24年11月23日】


    はーい!鋸は引くときに力を入れて下さい(間伐の指導風景)


    綾の森林の歴史について学ぶ綾中学校の生徒たち(森林の散策)

    【平成24年8月7日】綾プロ第16回連携会議

    平成24年8月7日に宮崎県綾町役場において、「綾の照葉樹林プロジェクト(略称:綾プロ)」の第16回連携会議が、九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、綾の照葉樹林プロジェクト推進協議会(略称:てるはの森の会)の関係機関5者が出席し開催されました。

    会議は、各関係機関5者から平成23年度事業報告及び平成24年度事業計画(案)が報告・提起され、満場一致で確認・承認されました。

    また、綾町から「綾ユネスコエコパーク登録」に伴い、綾プロとの連携を含めた「綾ユネスコエコパーク運営体制」についての提起がなされ、「綾プロ・綾ユネスコエコパーク地域連携協議会・町づくり協議会」の三本柱の体制が確認されました。

    最後に、前田綾町長からエコパーク登録への関係機関の支援に対するお礼と9月1日に実施する「綾ユネスコエコパーク登録記念式典」への協力依頼がなされ、連携会議を閉会しました。

    【平成24年8月7日】


    会議の冒頭挨拶する上野座長


    九州森林管理局の綾プロへの取組について挨拶する矢野計画部長

    【平成24年5月12日、13日】平成24年度「森林の市」

    平成24年5月12日(土曜日)から13日(日曜日)にかけて、平成24年度「森林の市」が林野庁及び東京都、国土緑化推進機構等の主催で、東京都千代田区の「日比谷公園」において、森林・林業に関連する57団体が出展し開催されました。

    九州森林管理局は、綾の照葉樹林プロジェクト連携会議(5者の協働:九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)の一員として出展に参加し、照葉樹林の保護・復元への国有林の取組や綾の照葉樹林プロジェクトとしての活動をPRしました。

    出展では、工夫を凝らし(1)照葉樹林○×クイズ、(2)モックンの作成(ヒノキやサクラの枝を利用したキーホルダー)を実施し、出展に訪れた子供連れの家族、カップル(老若男女)に好評で、終了間際まで途絶えませんでした。

    また、「森林の市」前日の11日には、沖国有林野部長を表敬訪問し綾の照葉樹林プロジェクトの取組を報告するとともに意見交換を行いました。

    【平成24年5月12日、13日】


    照葉樹てどんなもの?・・・照葉樹林○×クイズに挑戦する来店者


    家族で「モックン作成」・・・パパここどう作るの!?

    【平成24年1月19日】綾プロジェクト第15回連携会議

    綾の照葉樹林プロジェクト(綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画)の第15回連携会議が宮崎県東諸県郡綾町の綾町役場会議室にて開催されました。

    連携機関である、九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会の5機関の代表者及び関係者が出席しました。

    会議は、平成23年度事業の取組及び進捗状況について、各機関から現時点での取り組み状況が説明・報告され了承されました。なお、当日はNHK宮崎、MRT宮崎放送の撮影・取材が行われました。

    【平成24年1月19日】


    連携会議の開催に当たり挨拶する上野登座長(てるはの森の会代表)


    報道関係者による会議の撮影風景

    【平成24年1月19日】平成23年度事業説明会

    平成24年1月19日の午後7時から綾町高年者研修センターにおいて、事業説明会が開催されました。

    本説明会は綾プロジェクト連携会議を構成する機関5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)が、ユネスコエコパーク(生物圏保存地域:BR)の概要と国内推薦に寄与した綾プロジェクトの役割と活動内容等について、地元住民(綾町民等)に対し説明することを目的として開催しています。

    当日は、あいにくの雨の中でしたが、130人以上に及ぶ綾町民及び報道関係者等が参加し、各機関からの説明に耳を傾けていました。その後、質疑・意見交換を行い説明会を終了しました。

    なお、九州森林管理局からは、指導普及課の古川浩児生態系管理指導官(宮崎森林管理署駐在)が、「綾プロエリアの保護制度と綾プロの役割について」と題して、説明しました。

    また、その他の機関からは、(1)綾町「綾ユネスコパークの概要と経緯」、(2)日本自然保護協会「BR海外先進事例紹介」、(3)宮崎県「宮崎県有林遊歩道」、(4)地域づくりWG「MAB計画委員会綾視察と綾町宝再発見」について、説明がなされました。

    【平成24年1月19日】


    説明に立つ古川浩児生態系管理指導官(宮崎森林管理署駐在)


    各機関の説明に聞き入る住民の皆様(多くの綾町民に参加頂きました)

    【平成23年11月26日】平成23年度 照葉樹林復元のためのボランティア事業(間伐)及び森の散策を実施

    平成23年11月26日に、宮崎県東諸県郡綾町の中尾国有林2045よ林小班において、第9回目となるボランティアによる照葉樹林復元作業等を、ボランティア24名(新富町山岳会、宮崎大学学生、綾町民など)の参加の下、実施しました。

    復元作業は、地面(林床)まで日光がよく届くように、人工林のスギやヒノキを抜き切り(間伐)し、地面(林床)に照葉樹(カシ、シイ類)の芽が出やすくしたり、既に生育している照葉樹を大きくするために行う作業です。

    作業前には、綾の照葉樹林や作業の目的を説明し、安全作業の手順指導及び準備体操の後、宮崎森林管理署等の職員がインストラクターとなり作業を実施しました。

    間伐作業は、全体でのインストラクターによる復元作業マニュアルの説明及び伐採の実演に始まり、参加者を5班(各班インストラクター2名を含む)に分けて、傾斜の緩やかな箇所で実施しました。参加者は、子供を含めた家族や、夫婦、大学学生と様々で、中には鋸や鉈を持つのも初めての人も見受けられ、インストラクターの丁寧な指導の下、1時間半程度の伐採作業を体験していました。

    間伐作業終了後に参加者で昼食を囲み、参加希望者による「森の散策」を実施しました。参加者を2班に分けて、河野耕三氏(綾町:照葉樹林文化推進専門監)と朱宮丈晴氏(日本自然保護協会:部長)の2人が講師となり、森の機能や動植物等について、楽しくも詳しい説明を受けていました。

    【平成23年11月26日】


    さあーもう一息だ頑張れ!…子供の間伐作業を見守るお父さん


    これは大変だ…お母さん、ここから伐るんですよ!(間伐作業を指導中)


    あ!…そこの人、これから説明しますよ!!(「森の散策」の1ショット)


    森林の役割や植物等について説明する河野先生

    【平成23年7月4日】第14回連携会議【平成23年度事業計画など審議】

    綾の照葉樹林プロジェクト(綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画)第14回連携会議が綾町役場会議室において開催されました。

    会議では、(1)平成22年度の事業報告、(2)平成23年度の事業計画(案)について審議され全会一致で承認されました。

    このほか、5月に開催された「国際照葉樹林サミット2011」について、事務局から参加者数や決算等の報告がありました。また、ユネスコ「人間と生物圏(MAB)」計画「生物圏 保存地域」について、綾町からMAB申請の現状等について説明がありました。

    【平成23年7月4日】


    第14回連携会議

    【平成23年1月21日】第13回連携会議を開催

    綾町会議室において綾の照葉樹林プロジェクト連携会議各機関5者(森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)の出席の下、第13回の連携会議が開催されました。

    今回の会議議題は平成22年度事業計画の進捗状況が主な議題で、各事業の現時点の取組状況が説明され了承されました。

    また、報告事項として、今年5月に予定している「国際照葉樹林サミット2011」の開催に向けた準備状況やユネスコ「人間と生物圏計画(MAB)」の「生物圏保全地域(BR)」指定に向けた綾町の取組状況について説明がありました。

    【平成23年1月21日】


    第13回連携会議を開催

    【平成23年1月20日】始動から5年の取組状況を説明

    綾町民の方々に綾の照葉樹林プロジェクトの取組状況を説明する事業説明会を、綾町高年者研修センターで開催しました。

    今年は、プロジェクトが発足してから5年が経過したことから、各関係機関から、それぞれ

    1. 照葉樹林の保護・復元の取組(宮崎森林管理署)
    2. 宮崎県の保護・復元の取組(宮崎県)
    3. 調査データの蓄積と共有(日本自然保護協会)
    4. 「ユネスコエコパーク」について(綾町)
    5. MAB計画委員会綾視察について(てるはの森の会)

    と題し、これまでの取組成果や取組状況等を説明しました。

    説明会には、底冷えのする午後7時からの開催にもかかわらず、地域住民や報道関係者等約100名が参加し予定時間をオーバーする熱の入ったものとなりました。

    参加者からは、「いかにちゃんと利用するか、利用する視点が重要ではないか」との意見が出されました。

    【平成23年1月20日】


    始動から5年の取組状況を説明

    【平成22年11月28日】ボランティアによる照葉樹林復元作業を実施

    今回8回目となるボランティアによる照葉樹林復元作業を11月28日に行いました。

    復元作業は、地面まで日光が良く届くように人工林のスギやヒノキを抜き伐りし、林内に照葉樹の芽が出やすくしたり、すでに生育している照葉樹を大きくするために行う作業です。

    当日は、地元からの応募者と関西からのピザハット体験ツアーの親子、合わせて31名が参加しました。

    作業前に、綾の照葉樹林や作業の目的を説明し、安全作業の手順を指導した後、森林管理署等の職員がインストラクターとなり作業を実施しました。

    作業は、傾斜が緩やかな箇所と傾斜がきつい箇所の2箇所に分かれて行いました。

    傾斜が緩やかな箇所では、親子グループが2班に分かれて交代で作業を行い、作業を行わない時間を利用して子供達は木の枝を利用した「モックン」や名札づくりを行いました。

    作業終了後、2年前に復元作業を行った箇所で照葉樹が今年芽を出している状況などを説明すると子供達は熱心に聞き入っていました。また、今年芽を出したばかりの照葉樹の根元に持っていた水をかける微笑ましい光景もありました。

    【平成22年11月28日】


    親と協力しての作業


    照葉樹の稚樹に水をかける子供

    【平成22年8月9日】平成22年度事業計画など審議

    綾の照葉樹林プロジェクト(綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画)第12回連携会議が綾町役場会議室において開催されました。

    会議では、(1)平成21年度の事業実施報告(2)平成22年度の事業計画(案)について審議がされ全会一致で承認されました。

    このほか、平成20年度設置された「地域づくりワーキンググループ」から、綾の照葉樹林プロジェクトの活性化と地域づくりのあり方について、

    検討してきた結果を綾町長に報告されました。また、今年5月に開催を予定していた「国際照葉樹林サミット」を、口蹄疫による非常事態宣言のため延期したことから、来年度の開催に向けて準備委員会を設置し検討することになりました。

    「平成21年度事業実施報告」の内容は、平成21年度に掲載しています。

    【平成22年8月9日】


    第12回連携会議

    【平成22年2月20日】第7回照葉樹林ボランティア作業を開催

    平成22年2月20日に今年度2回目のボランティアによる復元作業を行いました。

    復元作業は、造林木を抜き伐りし林内の照度を高めることで、照葉樹の発芽や林内に生育している照葉樹稚樹の成長を促すために行うものです。

    今回で7回目となり、参加された方々はこれまでにも復元作業を体験された方々が多かったこともあり、馴れた手つきで作業が進み予定した区域の作業を完了することが出来ました。

    【平成22年2月20日】


    第7回ボランティア作業

    【平成21年12月7日】プロジェクトの取組状況を綾町民に説明

    綾照葉樹林プロジェクトの取組を綾町民に説明する事業説明会を綾町高年者研修センターで開催しました。

    この説明会は、町民の方々の本プロジェクトへの参加を促すことを目的に行っているものです。

    今回は、各機関の取組状況について説明した後、

    1. 復元のための林床調査・間伐作業
    2. げんだぼの森づくり
    3. 上畑地区のふれあい調査
    4. 地域づくりワーキンググループ・都市住民との交流

    の4事業について、これら取組に参加した町民の方々の感想を交えて説明を行いました。

    説明会には町民約70名の参加があり、参加者から、自然豊かな綾町に暮らす子供たちでも自然とふれあう機会が少なくなっており、自然とふれあう機会を作ることが必要との意見が出されました。

    また、最後のまとめでは東京大学鬼頭秀一教授から、自然とふれあえる身近な場所は里山であり、里山から再生していくことが大切であるといった話がありました。

    【平成21年12月7日】


    説明会

    【平成21年11月30日】第11回連携会議を開催

    綾の照葉樹林プロジェクトの第11回連携会議が開催されました。

    会議の議題は、平成21年度事業計画の進捗状況の報告が主な議題で、各事業の現時点の取組状況について説明し了承されました。

    また、報告事項として、東アジアに広がる照葉樹林にかかる歴史、照葉樹林帯の生物多様性やこの適切な保全と利用の重要性を再認識するとともに、照葉樹林を次代によりよい形で引き継ぐことを広く訴えることを目的として、来年、「国際照葉樹林サミット」を開催することについての説明があり、今後、実行委員会を設置して具体的な準備を進めていくことになりました。

    【平成21年11月30日】


    第11回連携会議

    【平成21年11月29日】第6回照葉樹林ボランティア作業を開催

    綾の照葉樹林プロジェクトエリアで、第6回目となるボランティアによる復元作業を行いました。

    この復元作業は、林内の照葉樹の発芽や林内に生育する照葉樹の前世樹の生長を促すために造林木の抜き伐り等を行うものです。

    今回は地元の方々のほか、東京からNPO木の家だいすきの会、関西からピザハット体験ツアー親子の方々、合わせて36名の参加がありました。

    宮崎森林管理署の職員による復元作業の目的の説明と安全作業の指導の後、森林管理署のほか、森林技術センター及び局の森林管理局の職員等がインストラクターになってボランティア作業を行いました。

    また、今回の実行箇所に隣接する、昨年、ボランティアで復元作業を行った箇所では、地面から小さな照葉樹の芽が出ており、このことをインストラクターが子供達に説明すると、子供達は目を輝かせて熱心に聞き入っていました。

    【平成21年11月29日】

    第7回ボランティア作業

    【平成21年11月21日】宮崎市で照葉樹林フォーラムを開催

    宮崎市民プラザにおいて「第4回照葉樹林研究フォーラム ‐森から学ぶもの‐」が開催されました。

    照葉樹林研究フォーラムは、綾の国有林をフィールドとして調査・研究を行う研究者や市民団体が話題提供や情報交換を行うことにより、多くの人々に綾の森林を考える機会の場を提供し照葉樹林への復元につなげていくことを目的としています。

    今回は、森林総合研究所九州支所が綾の国有林内に「常緑広葉樹林動態解明試験地」を設置して20年目の節目に当たることから、九州支所と共同開催しました。

    当日は約100名の参加者があり、宮崎森林管理署長による「綾の照葉樹林復元プロジェクトの概要」の説明後、

    • 名古屋大学山本進一教授による「日本の照葉樹林‐宮崎の森を中心に‐ 」
    • 静岡大学小南陽亮教授による「照葉樹林における樹木と動物の多様な関係」
    • 森林総合研究所佐藤保主任研究員による「照葉樹林の葉はいつ落ちるの?~落葉から見た森の姿~ 」
    • 総合地球環境学研究所湯本貴和教授による「現代における照葉樹林の文化的社会的な意味 」

    についての研究発表がありました。 また、総合討論では多くの参加者から質問が出されるなど、研究フォーラムは盛会裏に終わりました。

    【平成21年11月21日】

    第4回照葉樹林研究フォーラム

    【平成21年6月8日】平成21年度事業計画など審議

    綾町役場会議室において、綾の照葉樹林プロジェクト第10回連携会議が開催されました。

    会議では、平成20年度の事業実施報告及び平成21年度の事業計画(案)について審議され、いずれも全会一致で承認されました。

    また、意見交換では、間伐材の搬出に当たっては安全を確保した上で広葉樹を残すことや、シカ被害が増加しており対応に当たっては今後とも連携していくことなどについて確認されました。

    事業実施報告については、今回から写真を入れて一般の方にも分かりやすい内容で冊子にまとめて報告されました。

    【平成21年6月8日】


    第10回連携会議

    【平成21年5月9日、10日】綾プロの普及、サポーターへの参加を呼びかけ

    東京都日比谷公園で開催された「緑の感謝祭・森林の市」 のイベントに出展・参加しました。

    両日とも天候に恵まれ、イベント会場には全国各地から70を超える団体が参加する中、「綾の照葉樹林プロジェクト」では、プロジェクトを紹介したDVDの放映、パネルの展示、照葉樹クイズ、モックン作りなど行い綾プロジェクトの普及宣伝やサポーター参加を呼びかけました。

    特に、照葉樹林クイズや木と触れ合うモックン作りコーナーでは、子供から若者、お年寄りの方まで幅広い参加があり、モックン作りでは準備した材料がなくなるほどの好評を得ました。

    【平成21年5月9日、10日】

    【平成21年2月15日】綾町公民館大会で取組紹介

    綾町文化ホールで開催された、「綾町公民館・社会福祉・青少年健全育成町民大会」において、綾プロジェクトの取組を紹介しました。

    公民館大会には小中学生を含む町民約300名が参加し、中青少年健全育成や社会福祉に貢献された方々の表彰、公民館代表の地域づくりの実践発表が行われた後、「照葉樹林プロジェクトの取組」と題して、連携会議機関の3者からパネルディスカッション形式で説明を行いました。

    森林管理局からは当プロジェクト及び森林生態系保護地域の目的等の説明、てるはの森の会からは市民と当プロジェクトを結ぶ窓口としての普及・啓発、環境教育、ボランティア活動の取組状況、日本自然保護協会からは人と自然のふれあい調査の実施状況について話をしました。

    取組の紹介では、復元ボランティア作業などに参加した小学生や地域の住民の方から感想報告があり、当プロジェクトがこれまで以上に身近なものになったとの好評を得ることができました。

    【平成21年2月15日】


    綾町公民館大会

    【平成20年12月2日】事業説明会を開催

    綾町高年者研修センターにおいて、地域住民の方々へ綾プロジェクトの取組等を紹介する事業説明会を開催しました。この説明会は綾プロジェクトへの理解と住民の参加の促進を図ることを目的として行ったもので今回で第2回目となります。

    今回は、九州森林管理局から「森林生態系保護地域ってなんだろう」と題して平成20年3月に設定した「綾森林生態系保護地域」について、保護林制度、森林生態系保護地域と世界自然遺産との関連、生息する貴重な動植物の照会など、綾の照葉樹林がいかに重要な地域であるかを説明しました。

    また、日本自然保護協会からは地域の方々と取り組んでいる、(1)復元のための調査活動、(2)上畑地区のふれあい調査の状況について照会し、地域住民が出来ることから参加してもらうよう呼びかけしました。

    説明会には、地域住民等約70名の参加があり、参加者からは、「照葉樹林復元構想の将来像は?」「復元のため伐採した木材の有効利用法はないのか」「町民は貴重な森林が身近すぎてその価値が分からない」「小中学生が参加した取組が必要」との声も寄せられました。

    同プロジェクトについては、多くの方々の参画を得て進めていくものであることから、今後も機会をとらえ情報発信を行っていく考えです。

    【平成20年12月2日】


    綾事業説明会

    【平成20年11月15日】ボランティアによる照葉樹林復元作業を実施

    綾の照葉樹林プロジェクトエリア内で、林内に生育している照葉樹の生長や発芽を促進するため、ボランティアの方々による復元作業を実施しました。

    当日は、午前、午後の部に分かれて実施し、午前の部は東京から参加のNPO木の家だいすきの会と広く一般公募したボランティアの方々31名、午後の部は関西から参加の日本KFC・ピザハット事業部企画の体験ツアー親子と地元上畑地区の親子29名が参加しました。

    参加者のほとんどが木を伐るのは初めてで、復元作業の趣旨や宮崎森林管理署の職員から安全作業の説明を受けた後、現地に移動し、インストラクターからの指導の下、照葉樹の生長と新たな稚樹の発生を期待しながら一生懸命にノコギリを引き、木が倒れると暗い林内が明るくなる光景を実感しながら作業を続けていました。

    【平成20年11月15日】

    【平成20年11月14日】第9回連携会議を開催

    綾町会議室において綾の照葉樹林プロジェクト(綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画)連携会議各機関5者(森林管理局、宮崎県、綾町、日本自然保護協会、てるはの森の会)の出席の下、第9回の連携会議が開催されました。

    今回の会議の議題は、

    1. 平成20年度事業計画の進捗状況
    2. 綾川流域照葉樹林保護・復元計画の前期短期行動計画の検証・評価、第II期短期行動計画(平成20~24年度)の策定

    であり、主な質疑意見として、「事務局運営には新規会員も獲得が不可欠であり、公民館等通じて町民に対する啓発活動を積極的に行っていくべきではないか。」「綾プロの第II期行動計画については毎年度評価や検証が必要。」等がありました。

    今後、出された意見等を踏まえ、取組んでいくことを確認し、提案事項は全会一致で了承され、今年度から第II期短期行動計画に基づきプロジェクトを展開していくこととなりました。

    【平成20年11月14日】

    【平成20年7月25日~27日】井出長官綾の照葉樹林視察

    林野庁の井出道雄長官が宮崎県北部の高千穂町から綾町までの山村を訪れました。

    このうち国有林関係では、「綾の照葉樹林プロジェクト」の復元事業箇所やエリア内の保護林を視察され、てるはの森の会などプロジェクトメンバーからプロジェクトの概要や綾の照葉樹林の貴重性、プロジェクトの普及に向けた取り組みなどについて説明を受けるとともに、活動の内容や進め方について質問・意見を頂きました。

    【平成20年7月25日~27日】

    【平成20年6月21日】照葉樹林研究フォーラム開催

    宮崎県綾町サイクリングターミナルにおいて、「照葉樹林研究フォーラム実行委員会・てるはの森の会」主催による「第2回照葉樹林研究フォーラム ‐100年後の森をめざして‐」が開催されました。

    「照葉樹林研究フォーラム」は、綾の照葉樹林を復元するために、今までの森の歴史、調査・研究の成果、未来の森のあり方など、多面からの情報交換、話題提供していただき、みんなで綾の森を考える機会とすることを目的に行っているもので、今年は約90名を超える参加者がありました。

    発表は、照葉樹林における種子散布や過去90年の綾川の流況の変化など、幅広い分野から6課題について発表があり、その後、発表者、学識経験者等による「100年後の森をめざして」と題して総合討論が行われ、今後のプロジェクトの推進に向けた活発な意見交換がなされました。

    【平成20年6月21日】

    【平成20年6月20日】地域づくりワーキンググループ誕生

    綾町役場会議室において、綾の照葉樹林プロジェクト(綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画)第8回連携会議が開催されました。

    会議では、

    1. 平成19年度の事業実施報告
    2. 平成20年度の事業計画(案)
    3. 地域づくりワーキンググループ(WG)の設置

    について審議。

    いずれの議事も全会一致で承認され、平成20年度事業が本格的にスタートするとともに、地域づくりWGが始動。会議終了後、新たに設置された地域づくりWGの委員への委嘱状交付が行われました。

    地域づくりWGは、有識者や住民代表等から構成され、より多くの地域住民が綾の照葉樹林プロジェクトに参画する仕組みづくりやプロジェクトの活動を通した地域の活性化策などの企画・提案を行うことを目的。

    今回の始動を契機に本プロジェクトがより地域に根ざしたものとなることが期待されています。

    【平成20年6月20日】


    新たに設置された地域づくりWGの委員への委嘱状交付

    【平成20年5月22日】問題等を現地協議

    「綾の照葉樹林プロジェクト」復元エリアにおいて照葉樹林復元のための現地検討会を、照葉樹林復元・局推進チームメンバーと事業実行を担う宮崎森林管理署職員の計20名に加え、綾の照葉樹林プロジェクト推進協議会(てるはの森の会)からの参加の下、開催しました。

    当日は、平成19年度に間伐を実施した林分の状況を検証した後、平成20年度計画箇所において、照葉樹導入を促すための除・間伐の優先順位や実施に当たっての問題等について話し合いました。

    その結果、照葉樹林へ復元を図るためには混交状態の人工林での除伐より一斉人工林の間伐を優先する方が効果的効率的であることや、鹿による食害が増加していることを考慮して実施する必要があることなどの意見があり、今年度の予定箇所の一部の見直しなど、箇所変更を含めた検討を行うことを決定して検討会を終了しました。

    【平成20年5月22日】

    【平成20年5月10日、11日】サポーター参加を呼びかけ

    東京都日比谷公園で開催された「森林の市」 に出展・参加し、「綾の照葉樹林プロジェクト」の普及と当プロジェクトへのサポーター参加の呼びかけを行いました。

    当日は生憎の雨模様ながら、全国各地から70を超える団体が参加し、当プロジェクトのブースでは、プロジェクトを紹介したDVDの放映、パネルの展示、パンフレットの配布などを行い、綾プロジェクトの普及宣伝やサポーター参加を呼びかけました。

    特に、木工品作成コーナーでは、木と触れ合いながら、照葉樹林への復元活動や間伐材利用の取組について理解を深めてもらうための「モックン」(間伐材を活用した木製キーホルダー)作りを行いましたが、大人から子供まで幅広い参加があり、一番の好評を得ました。

    【平成20年5月10日、11日】

    【平成19年12月14日】これまでの取組の成果等について報告

    綾町高年者研修センターで、綾町の方々に向けて、綾の照葉樹林プロジェクトの報告会を開催。

    本報告会は、同プロジェクトの普及啓発、地域づくりを目的として今年度初めて実施したもので、プロジェクトの発足からこれまでの取組の成果等について、連携会議各機関から報告を行うとともに、宮崎農業高等学校教諭の河野耕三氏が「綾の照葉樹林の魅力」と題して特別講演を行いました。

    報告会には、午後7時半からの開催にもかかわらず報道関係者や地域住民等約100名が参加し、予定時間を30分もオーバーする熱が入ったものとなりました。

    参加者からは、「綾の照葉樹林の魅力を再認識した。このプロジェクトで自分にできることは何なのかを考え、取組に参加したい。」との声も寄せられる一方、同プロジェクトの主旨等が地域の方々に十分に理解されていない部分も発見できました。

    当局では、これを機会にHP内に綾プロQ&Aコーナーを設置し、多くの方々から意見、質問を受付けるなど今後とも広く情報発信を行っていく考えです。

    【平成19年12月14日】

    【平成19年12月14日】20年度事業計画など審議

    綾町役場会議室で、綾の照葉樹林プロジェクト第7回連携会議を開催し、

    1. 19年度の事業の取組状況
    2. 20年度の事業計画
    3. ワーキンググループ(WG)の設置

    について審議。

    このうち、WGの設置については、綾プロジェクトの緊急的な課題について専門的な見地から集中的に検討を行うためのWGを新たに設置するものであり、連絡調整会議の下に、照葉樹林への復元作業の検討・検証等を行うための「調査・研究WG」及び住民の参加デザインの検討等を行うための「地域づくりWG」の設置を提案。

    出席者からは、

    1. WGでの検討結果に基づき即行した事項についても、連携会議の事後承認が必要ではないか
    2. WGで検討しても地域の協力がないと実現できないことを踏まえて考えていくべき
    3. WGで提案したことは実現に向け各機関が努力して行かなければならない

    等の意見が出されましたが、連携会議では今回の審議内容を踏まえ取り組むことを確認し、事務局からの提案を了承して会議を終えました。

    【平成19年12月14日】

    【平成19年10月31日】本年度中に保護地域設定へ

    宮崎森林管理署会議室において、報道陣をはじめ多数が傍聴する中、設定委員10名(1名欠席)出席の下、第2回綾森林生態系保護地域設定委員会を開催しました。

    出席者紹介の後、黒川計画部長が「本日は、第1回委員会で検討を求められた諸課題についてご審議を頂き、区域設定について最終的な委員会の意見の集約をお願いしたい」とあいさつ。

    引き続き、第1回委員会での指摘事項に対する対処方針及びこれを踏まえた綾森林生態系保護地域計画(案)を飯田計画課長がパワーポイントを使って説明しました。

    審議では、

    1. 保存地区に存する県道については、当該保護地域の設定目的に即して管理 ・利用が図られるようガイドラインの作成も含め、道路管理者と調整を行うこと
    2. 保全利用地区については、「枯損木・被害木及び支障木の伐倒、搬出」が行えるとしているが、天然力を活用して照葉樹林への復元を進めている綾プロジェクトの理念を踏まえ、枯損木の伐倒、搬出については管理方針を明確にすること

    の2点については議事録に残すこととして、今後、森林管理局において検討することとなりましたが、第1回委員会での指摘事項に対する対処方針を了承するとともに、計画(案)については、事務局提案どおりこれを了承。

    委員会として「案のとおりとすることが適切である」旨の答申が行われ、岩本俊孝座長から計画部長へ意見書が提出されました。

    これを受けて、計画部長が「意見書集約に当たり、委員の皆様にはお忙しい中に貴重な時間を割いてのご審議に感謝する。委員会は本日で閉じることになるが、今後ともご指導ご鞭撻をお願いしたい。」とお礼の挨拶を述べ委員会を終えました。

    今後は、答申内容を踏まえ、所要の手続きを経て、平成19年度中に正式に設定することとしています。

    【平成19年10月31日】


    岩本俊孝座長から計画部長へ意見書が提出

    【平成19年9月5日、6日】現地検討会を開催

    宮崎県綾町で「綾の照葉樹林プロジェクト」の照葉樹林復元のための九州森林管理局推進チームと事業実行を担う宮崎森林管理署の職員総勢20名参加のもと、合同の現地検討会を行いました。

    1日目は、平成18年度に照葉樹林復元エリア内で実施した除伐及び間伐箇所で、2日目は、照葉樹林復元のための間伐見本林として平成19年度に整備する箇所で検討会を行いました。

    照葉樹林復元のためのスギ・ヒノキの間伐は、残存木の生長に必要な森林の空間を生み出すことを目的とするこれまでの間伐と違い、広葉樹の侵入を促すことを目的とした間伐のため、その方法について

    1. 列状間伐における列幅の取り方
    2. 群状の抜き切り方法
    3. 従来の間伐方法

    等について意見交換を行いました。

    一朝一夕には図れない照葉樹林の復元ではありますが、その復元を確実なものにするためには、一方法にとらわれずいろいろな角度から実施、検証を繰り返して一歩ずつ進みながら取り組んでいくことを確認して、現地検討会を終えました。

    【平成19年9月5日、6日】


    照葉樹林復元のため現地で検討する職員

    【平成19年8月27日、28日】保護地域設定については概ね合意、コアとバッファの区域取りについてはさらに協議

    当局では綾の照葉樹林プロジェクトを推進する上での課題でもあった、同プロジェクト小エリア2の森林生態系保護地域設定に向けた現地調査と設定委員会を開催しました。

    27日の現地調査には設定委員等11名が参加、綾町の国有林、大森岳林道(竹野側)沿いの極相状態に近い天然林や比較的林令の若い天然林等を対象に林分状況などの調査を行いました。

    翌28日は、宮崎森林管理署会議室において、報道陣をはじめ多数が傍聴する中、設定委員全員の出席の下、委員会を開催。

    出席者紹介の後、黒川計画部長が「綾川上流の国有林には我が国最大有の原生林が残されており、その学術的な価値、希少性は非常に高い。当地は綾の照葉樹林プロジェクトが始動しており、このプロジェクトの中で最も原生的な天然林を有している小エリア2の森林生態系保護地域としての妥当性等について、現地調査の結果等を踏まえ、ご審議をお願いしたい。」とあいさつ。

    引き続き、宮崎大学教授の岩本委員を座長に選出した後、森林生態系保護地域設定案を飯田計画課長がパワーポイントを使って説明しました。

    審議では、

    1. 綾北川に接したバッファゾーンにイチイガシ等の林があるのでコアゾーンを広げることはできないか
    2. 一部に幅の狭いコアゾーンがあるが、十分な幅を確保することはできないか
    3. 将来的には、プロジェクトエリア内にいくつかのコアゾーンを設け、バッファゾーンで囲むような構想も検討してはどうか
    4. 人工林から照葉樹林への復元については、間伐の繰返しによることとしているが、もう少しまとめて伐採する方法も良いのではないか

    等の多くの意見が出されました。

    最後に座長より「設定区域については概ね合意が得られたと考えるが、コアとバッファゾーンの区域取りなどについては、次回委員会で引き続き協議したい。」と取りまとめが行われ、第1回委員会を終えました。

    【平成19年8月27日、28日】


    現地調査風景


    設定委員会(於:宮崎森林管理署会議室)

    【平成19年5月26日、27日】研究成果など報告

    宮崎県綾町サイクリングターミナルにおいて「照葉樹林文化シンポジウム実行委員会」主催による「照葉樹林文化シンポジウム2007」が開かれ、局計画課や宮崎森林管理署の関係職員が参加しました。

    1日目は、照葉樹林ウォーキングや照葉樹林の食文化、上野宮崎大学名誉教授の講話があり、約50名が参加。

    2日目は、初めての取組である「照葉樹林研究フォーラム」が行われ、綾プロエリア内で調査研究を行っている各研究機関等から、これまでの研究成果などの報告があり、約70名の参加がありました。

    伐採後の植生の回復に関する分析やエリア内の動植物の生息・生育状況など、いずれも今後の綾プロジェクトの実施に当たって、参考となる研究成果ばかりで、今後このような取組が一層進んでいくことが期待されています。

    【平成19年5月26日、27日】

    【平成19年5月12日、13日】サポーター参加を呼びかけ

    連携会議では東京都日比谷公園で開催された「森林の市」に出展・参加しました。

    「綾の照葉樹林プロジェクト」の普及と同プロジェクトへのサポーター参加を呼びかけることを目的に今回が2回目の参加。

    当日は、全国各地から70を超える団体が参加、、当プロジェクトの展示コーナーでは、プロジェクトを紹介したDVDの放映、パネルの展示やパンフレットの配布などを行い、プロジェクトの普及宣伝やサポーター募集を呼びかけました。

    また、木工品作成コーナーでは、木材と触れ合いながら、照葉樹林への復元活動や間伐材利用の取組について理解を深めてもらうため、アクセサリー「モックン」の作成を行い、大人から子供まで幅広い参加があり、好評を得ました。

    【平成19年5月12日、13日】


    「森林の市」

    【平成19年2月16日】第5回連携会議【平成19年度事業計画など審議】

    当局では、宮崎森林管理署会議室で、綾の照葉樹林プロジェクト第5回連携会議を開催。

    今年度の事業の取組状況及び翌年度の事業方針等を審議。

    特に翌年度の事業計画に向けては、

    1. 復元に向けた取組実績が出始めたことから、成果の評価を行い、事業に反映させていくべき
    2. 調査事業等については、相互に関連することから報告書を持ち寄り検討会を開くべき
    3. 取組の成果等については、広く市民へ情報発信すべき

    などの意見が出されました。

    連携会議では、今回の審議内容を踏まえて取組むことを確認し、事務局からの提案を了承して会議を終えました。

    【平成19年2月16日】


    第5回連携会議

    【平成18年11月23日】プロジェクトによる復元事業始まる

    ボランティア用見本林において、本プロジェクトによる初めての事業として、林内に生育している照葉樹の生長及び発芽を促進するための造林木を除去する「ボランティア照葉樹林復元事業」に着手。

    また、復元事業前後のモニタリング調査についてもボランティアで行いました。

    【平成18年11月23日】


    ボランティア照葉樹林復元事業に取り組む参加者ら

    【平成18年8月22日、23日】現地検討会を開催【復元の具体的方法を探る】

    当局では局署等関係職員が参加し、綾の照葉樹林プロジェクト復元事業の現地検討会を開催。

    現地検討会は、今回が2回目。

    復元方法の基本的な枠組みに現地の実態をふまえ、復元事業を着実に進めるのが目的。

    現地検討後の意見交換では、具体的な復元の実施方法等について活発な討論が行われ、最後に同プロジェクトの復元事業については、関係者が緊密に連携して取り組むことを確認し検討会を終えました。

    【平成18年8月22日、23日】


    現地検討会開く

    【平成18年7月14日】第4回連携会議を開催【平成18年度事業計画など審議】

    当局では宮崎森林管理署会議室において、綾の照葉樹林プロジェクト第4回連携会議を開催。

    特に平成18年度事業計画では、

    1. 森林生態系保護地域の新設について調査し、その妥当性について検討委員会を立ち上げ来年度設置に向けて検討
    2. 復元事業に当たっては、事業を行う前後に植生などを調査し生態系への影響などを調べる
    3. 見本林を1カ所追加し整備する

    などについて了承されました。

    【平成18年7月14日】


    第4回連携会議

    【平成18年5月13日、14日】児童が学習成果を発表

    照葉樹林文化シンポジウム実行委員会主催による「照葉樹林文化シンポジウム2006」が宮崎県綾町サイクリングターミナルにおいて開催されました。

    基調講演では、ノンフィクション作家の島村奈津さんと環境運動家で文化人類学者の辻信一さんが「森から学ぶスローライフ」と題して講演。

    引き続き行われた発表会では、地元綾小学校の児童が、「照葉樹林」について学習の成果を発表しました。

    【平成18年5月13日、14日】


    照葉樹林文化シンポジウム2006

    【平成18年4月29日、30日】サポーター参加を呼びかけ

    連携会議では、東京都日比谷公園において林野庁などの主催による「緑の感謝祭・森林の市」のイベントに出展、参加しました。

    「綾の照葉樹林プロジェクト」の普及とサポーター参加を呼びかけることを目的に参加。

    展示コーナーやクイズコーナーを設け、照葉樹林やそこで育まれてきた文化について理解を深めていただくとともに、職員手作りの宣伝用ビデオを放映、リーフレットの配布などを行い、同プロジェクトへの協力を呼びかけました。

    【平成18年4月29日、30日】


    連携会議が「森林の市」に参加

    【平成18年3月28日】自然と共生する地域づくりを

    当局では宮崎県綾町と「てるは郷土の森」を協定締結。
    対象地は天然林317.83haで契約期間は30年。

    この「郷土の森」は「綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画」(綾の照葉樹林プロジェクト)の一環として設定。

    「照葉樹林都市・綾」を宣言する綾町では同町のシンボル的存在となっている照葉大吊橋周辺の国有林の照葉樹林を適切に保護するとともに、森林の持つ公益的機能を学ぶ森林環境教育の場として活用することとしています。

    【平成18年3月28日】

    「郷土の森」
    地域における象徴としての意義を有するなどにより、森林の現状の維持について地元市町村の強い要請がある森林を保護し、併せて地域振興に資することを目的として設定するもので、7種類ある保護林制度の一つ。協定期間は原則として30年を上限としています。

    「てるは郷土の森」を協定締結

    【平成18年3月14日】国有林の取扱など承認

    当局では宮崎森林管理署会議室において、綾の照葉樹林プロジェクト第3回連携会議を開催。同プロジェクトエリア内における森林の取扱について、これまでの検討委員会の審議を踏まえ策定した「綾の照葉樹林プロジェクト国有林の取扱(総論)」が承認されました。

    【平成18年3月14日】


    第3回連携会議

    【平成18年2月5日】「官民一体」高く評価【筑紫哲也氏が特別講演】

    綾町公民館文化ホールにて、「綾の照葉樹林プロジェクト」連携会議主催による「綾の照葉樹林プロジェクト」発足記念特別講演会を、ジャーナリストの筑紫哲也さんを招き開催。

    講演会では筑紫さんが「多事争論~照葉樹林をめぐって~」と題して基調講演。

    「官と民が一緒になって照葉樹林を保護・復元していくことは非常に画期的で意義深い」と高く評価。

    その後、トークライブが行われ、当局の山田局長も参加、筑紫さんが進行役となって、今後の進め方や取組みの意義などについてそれぞれの立場から意見が出されました。

    【平成18年2月5日】

    「綾の照葉樹林プロジェクト」発足記念特別【講演会】

    【平成18年1月28日】「綾プロ」参加を呼びかけ

    宮崎市のウェルシティー宮崎で開催された「全国巨樹・巨木林の会」総会で、局計画課長が「綾の照葉樹林プロジェクト」の概要について講演し、同プロジェクトへの参加・協力を呼びかけました。

    【平成18年1月28日】


    「全国巨樹・巨木林の会」総会で講演

    【平成17年12月2日】第3回検討委員会を開催【取組の骨格固まる。検討委員会がとりまとめ】

    当局では宮崎県綾町役場会議室において、綾の照葉樹林プロジェクト第3回検討委員会を開催。

    これまで2回の検討委員会の意見等を踏まえた、保護林・緑の回廊の設定、人工林エリアの照葉樹林への復元に係る基本的枠組みのとりまとめ(案)を説明。

    基本的に了承され検討委員会としてのとりまとめを行いました。

    【平成17年12月2日】


    第3回検討委員会

    【平成17年10月25日】事業説明会【広く賛同者を募る。事業説明会に80人が参加】

    連携会議では宮崎市民プラザにおいて「綾の照葉樹林プロジェクト」事業説明会を開催。

    この説明会は同プロジェクトを推進するため、市民や企業などにプロジェクトの活動内容を理解していただき、広く賛同者を募ることが目的。

    市民参加型の森づくり「綾の照葉樹林プロジェクト」の概要や市民、企業などの参加方法について説明。

    今後も、同プロジェクトの推進に向けた様々な取組を行うこととしています。

    【平成17年10月25日】


    「綾の照葉樹林プロジェクト」事業説明会

    【平成17年10月3日】第2回検討委員会を開催【照葉樹林の復元方法はさらに検討】

    当局では宮崎森林管理署会議室で綾の照葉樹林プロジェクト第2回検討委員会を開催。

    照葉大吊り橋周辺を保護林「郷土の森」に、大森岳及び掃部岳周辺を「植物群落保護林」に設定し、これらを相互に「緑の回廊」で連結することについて了承。

    原生に近い自然生態系を残している区域については、「森林生態系保護地域」指定することについての妥当性について検討することとなりました。

    また、復元方法については本プロジェクトの根幹をなすものであることから、引き続き検討となりました。

    【平成17年10月3日】


    第2回検討委員会

    【平成17年7月1日】検討委員会が初審議

    当局では、宮崎県綾町役場会議室において綾の照葉樹林プロジェクト第1回検討委員会を開催。

    この検討委員会は、綾の照葉樹林プロジェクト「綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画」の本格的事業の開始に先立ち、有識者からの意見を聴取するため立ち上げたものです。

    会議では、人工林の照葉樹林への復元の在り方や保護林及び緑の回廊の設定などについて審議されました。

    【平成17年7月1日】


    第1回検討委員会

    【平成17年5月28日】プロジェクトが始動【官民5者が協定書に調印】

    宮崎県綾町文化ホールで中核的な参画者5者(九州森林管理局、宮崎県、綾町、(財)日本自然保護協会、てるはの森の会)が綾の照葉樹林プロジェクト「綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画」の協定書に調印。

    対象区域は綾町を中心とする国有林8700haを核とした県・町有林を含めた約1万haです。

    今回のプロジェクトは、開かれた国有林づくりのためのモデルプロジェクトとして、学術的、学際的にも貴重な綾の照葉樹林を舞台に、多様な主体が参画し、市民参加型の森づくりに取組むもの。

    これまでに準備会合を重ね、基本理念、エリア、保護・復元の在り方、活動方法や運営体制の課題について合意されたことから調印の運びとなったものです。

    同プロジェクトについては、マスコミの関心も高く調印式には多くの報道陣が詰めかけました。

    【平成17年5月28日】


    「綾川流域照葉樹林帯保護・復元計画」の協定調印

    「綾の照葉樹林ガイド」を発刊

    宮崎県綾町の綾の照葉樹林を舞台に開始される、九州森林管理局初めてのモデルプロジェクト。

    この推進に寄与することとなるガイドブックが、このほど特定非営利活動法人宮崎文化本舗より発刊されました。

    この本は、B6判・92ページで、綾の照葉樹林の素晴らしさや歴史、主要な樹木の特長、散策の方法や注意点等、また、プロジェクトも紹介されており、写真やイラストを用いて分かりやすく情報が掲載されています。

    なお、価格は1冊1000円で、その内300円はプロジェクトの推進に充てられることになっています。

    (問い合わせ先)特定非営利活動法人宮崎文化本舗

    電話:0985-60-3911


    「綾の照葉樹林ガイド」

    【平成17年2月7日、8日】宮崎県綾の照葉樹林プロジェクト(仮称)準備会合を開き現地検討を実施

    平成17年2月7日と8日の両日、宮崎県綾町役場において、九州森林管理局、宮崎県、綾町、NPO団体などが参加し、「綾の照葉樹林プロジェクト(仮称)」準備会合を開き、意見交換や現地調査を行いました。

    九州森林管理局の島田泰助局長が「50年、100年先の森を想定しつつ、住民参加型の森づくりを進めていくモデルとして、産学官及びNPOなどと連携した協働行動が出来るよう議論をいただきたい。」と挨拶。今後、基本理念や課題の整理、行動計画の策定などについて準備会合を重ね、国有林を中心に民有林も含めた照葉樹林の保護・復元、森林環境教育の推進に取組み、自然と共生する地域づくりにも貢献するとの方向で検討することとなりました。

    【平成17年2月7日、8日】


    準備会合開き現地検討

    【平成17年2月1日、2日】宮崎県綾の照葉樹林プロジェクト(仮称)準備会合を開催

    平成17年2月1日と2日の両日、宮崎県綾町役場会議室において、九州森林管理局、宮崎県、綾町、NPO団体、(財)日本自然保護協会などの関係者が参加し、綾の照葉樹林プロジェクト(仮称)の立ち上げに向けた準備会合を開きました。

    会合では、基本理念などの整理、エリア、照葉樹林の復元の在り方や活用方法、運営体制などの課題について検討。

    参加者からは多方面にわたって意見が出されました。

    今後、さらに検討を加え、次回の会合で細部を詰めることとしています。

    【平成17年2月1日、2日】


    準備会合


    お問合せ先

    計画保全部計画課

    担当者:森林施業調整官
    代表:096-328-3500(内線520)
    ダイヤルイン:096-328-3613