綾の照葉樹林プロジェクトとは
綾の照葉樹林プロジェクトは、学術的にも貴重な宮崎県綾川流域に残された日本最大級の原生的な照葉樹林を厳正に保護するとともに、この照葉樹林の周辺に存在する二次林や人工林を照葉樹林に復元するため、九州森林管理局・宮崎県・綾町・(公財)日本自然保護協会・(一社)てるはの森の会の5者が、連携・協力・協働して取り組むプロジェクトです。
・プロジェクトの仕組み
参画者5者が協定書を締結し「連携会議」の下、計画の初期の段階から協力して取組を進めています。
・プロジェクトの位置
プロジェクトの位置は、宮崎県のほぼ中央に位置し、宮崎市から西方約30km、大淀川の支流・綾北川、綾南川をさかのぼったところにあり、綾町、小林市、国富町、西都市、西米良村にまたがる約1万haの区域です。
・対象地域の取扱
国有林約9千haを核に、隣接する県有林、町有林も加えた約1万haを舞台として、原生的な照葉樹林で保護する区域(1,2,4,7、12)、二次林や人工林から照葉樹林に復元を図る区域(3,5,6、14、16)、森林環境教育への利用を目指す区域(8,9、13、17)、持続的な林業経営を行う区域(10,11、15、18)にゾーニング(小エリア)し、適切に管理しています。
・30年後、50~100年後の姿
50~100年後には保護林と復元された区域により6,000ha以上の連続した広大な照葉樹林の復元を目指します。
【30年後の姿】【50~100年後の姿】