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近畿中国森林管理局

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    カワウ森林被害対策

    ○カワウ森林被害対策

     琵琶湖に面した伊崎国有林(約57ha)は、滋賀県近江八幡市の琵琶湖東部に位置する伊崎半島にあり、森林にはヒノキ、コナラ、シイ等が生育しています。また、この一帯は琵琶湖国定公園等にも指定されており、風光明媚な森林景観を期待されている地域です。
     昭和63年(1988年)頃にカワウの営巣が確認されて以降、生息数が増加し、平成16年(2004年)には、滋賀県で4万羽、伊崎国有林には竹生島に次ぐ1万羽が生息し、大幅に増加したカワウの営巣に伴う枝折り、糞の葉への付着等により、ヒノキの枯死等の森林被害が深刻化しました。
     このため、伊崎国有林の森林被害対策に取り組むこととし、学識経験者と箕面森林環境保全ふれあいセンター(当時)、関係機関、当署職員によるワーキンググループを設け検討を重ね、平成19年(2007年)4月に「伊崎国有林の森林管理におけるカワウ対策方針」を策定しました。
     
    伊崎国有林の森林管理におけるカワウ対策方針〈抜粋〉(平成19年4月策定)(PDF : 7,207KB)
    カワウ営巣による森林被害
    カワウ営巣による森林被害
     

    ○プロジェクトの実施

     この対策方針に基づき「カワウの被害から守る森」、「カワウ被害植生回復の森」、「カワウが生活できる森」の3区分にゾーニングし、ワーキンググループに意見を聴きつつ、カワウの営巣状況や森林への影響等のモニタリング調査を行いながら、各区分ごとに森林管理・植生回復対策、カワウ抑制対策を行う「伊崎国有林カワウと人の共生の森プロジェクト」を実施しています。
     また、カワウ抑制対策の中で、滋賀県カワウ第二種特定鳥獣管理計画に基づき進められている個体数調整などの対策に協力しています。
     
    取組の紹介(PDF : 2,960KB)
    対策目標区域区分図
    対策目標区域区分図

    お問合せ先

    滋賀森林管理署

    〒520-2134
    滋賀県大津市瀬田3-40-18
    Tel:050-3160-6115/077-544-3871

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