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近畿中国森林管理局

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    暮らしを守る治山事業

      管内の国有林は、風化花崗岩など脆弱な地質の箇所が多いことから、地域住民の安全・安心の確保に向け、荒廃山地の復旧や山地災害の発生防止のための治山事業を行っています。

    • ☑ 国有林の91%を水源かん養や土砂流出防備等の保安林に指定し、法規制のもとに開発を極力防止し、森林の整備などを行って、その健全化に努めています。
    • ☑ 治山施設(治山ダム等)の設置等により、荒廃山地の復旧対策等を進めています。

    ○治山工事施工事例

    甲賀市:大河原国有林甲賀市:大河原国有林

    大津市:関寺国有林 
    大津市:関寺国有林

     高島市:荒谷山国有林
    高島市:荒谷山国有林

        ○一丈野の治山事業(PDF : 1,684KB)
    •   滋賀県の大津市南部から栗東市にかけての一丈野・金勝山国有林(1,136ha)は、かつて、万葉集の歌にも詠まれたほど古くから、度重なる遷都や社寺の建立のためにヒノキが伐り出された結果、江戸時代には「田上の禿げ」として全国に知られる禿げ山となっていました。
        その後、明治8年(1875)、政府により招聘されたオランダ人技術者であるヨハネス・デ・レーケの指導により、16種の試験砂防対策工が施工されました。以降、今日に至るまで治山事業及び砂防事業により復旧が行われ、現在では緑がよみがえりました。
        現在では、これらの地域は琵琶湖や天ヶ瀬ダムの重要な水源地帯であるとともに、近江湖南アルプス自然休養林に指定され、多くの人に親しまれています。
     
        ○平成25年台風18号災害の復旧状況(概要)(PDF : 707KB)
        ○平成25年台風18号災害の復旧状況(参考:箇所別)(PDF : 3,324KB)

    •   滋賀県内の国有林では、平成25年9月の台風18号の影響により多数の山腹崩壊及び渓流荒廃が発生し、人家への土砂流出や道路・鉄道が不通となるなど甚大な被害が発生しました。
        滋賀森林管理署では崩壊地の拡大やそれに伴う再度の災害を防止するため、治山事業により森林の復旧・整備を図り、早期に保安林機能の回復を果たすことを目的に、平成26~30年度において重点的に復旧工事を進め、平成30年度をもって被災箇所の復旧工事が概ね完了しました。
        今後は、治山事業実施箇所における森林への移行状況の確認や治山施設の点検等を定期的に実施し、土砂の流出防止等、適切な保安林機能の確保に努めていきます。   また、平成30年7月豪雨等の影響により新たに山腹崩壊等が発生したことから、その早期復旧に向けて、引き続き全力で取り組みます。   

     

    お問合せ先

    滋賀森林管理署

    〒520-2134
    滋賀県大津市瀬田3-40-18
    Tel:050-3160-6115/077-544-3871

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