平成25年度7月9日「オオクワガタの棲(す)める森づくり」下刈体験イベントを開催しました。
箕面森林ふれあい推進センターでは7月9日(火曜日)に箕面国有林において箕面市立萱野北小学校6年生66名を招いて「オオクワガタの棲める森づくり下刈体験イベント」を開催しました。
当日は、梅雨も明け、夏本番を迎え朝から蒸し暑さを感じる天候のなか、午前10時に児童や引率の先生方が到着しイベントがスタートしました。
午前中は、「オオクワガタの棲める森づくり」箇所での林内散策と下刈り体験です。児童たちは6班に分かれて、植樹した苗木の生長、防鹿柵の様子、林内と林外の気温の差、伐採したあとの植生の移り変わりなどを、順繰りにリーダー役の局や京都大阪所の職員の説明を聞きながら見て回りました。植樹箇所では、3年前に自分たちで植えたクヌギやコナラが大きく育っているのを見て「あー、大きくなってる」と触って成長を確かめてみたり、記念標柱の前ではメッセージボードの文字を懐かしそうに見いっているこどもたちもいました。
下刈り体験では、まず日本森林ボランティア協会の皆さんから下刈り鎌の使い方やなぜ下刈りをするのかなどを説明した後、実際に鎌を使って下刈りを行いました。こどもたちは「簡単に切れた。」「うまく切れないけど頑張った。」など感想も様々でしたが、炎天下のなかこどもたちの元気な歓声が響いていました。
昼食後は、樹名板の設置の体験です。各班毎に、箕面市のボランティア団体の方々に案内されて目的の木に向かいました。それぞれの班では、五感を使って、葉の形や、葉の付き方、においや木の肌の色など特徴を見つけては記録係が書き留めていきます。まずは、調べた特徴などから自分たちで名前を考えます。その後に、本当の名前を樹木図鑑で調べます。その後の発表用の見本に、枝を少しばかり取って「青空教室エリア」へと向かいました。
ここで各班毎に、自分たちの調べた木の特徴や命名した木の名前、本当の木の名前、においなど元気な声で発表していきます。命名した木の名前をにおいから「ゴマシュー」と名付けて、普通はくさいとだけしか思わないところを、においがゴマに似ていたからこの名前にしたなど、こどもの感性には驚かされました。(本当は「クサギ」)
当日は猛暑となり、こどもたちの熱中症なども心配されましたが、交代で何回でも下刈りをする児童がいるなど、準備したメニューの中では下刈りが一番人気があったようでした。
盛り沢山の里山づくり体験となりましたが、こどもたちにとって、この日の経験が、森林や林業への興味につながっていくことをスタッフ一同願いながらイベントを終了しました。
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芝生広場で開会式 |
3年前に植樹したクヌギの生長を観察 |
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下刈り鎌を使って体験 |
木の特徴を調べる |
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図鑑を使って調べる |
元気な声で各班が発表 |
お問合せ先
箕面森林ふれあい推進センター
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