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近畿中国森林管理局

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    平成23年度 森林環境教育セミナー

    小学校・中学校、幼稚園の先生を対象に開催しました

    8月10日(水曜日)に大阪府箕面市にある箕面国有林勝尾寺園地周辺において、箕面市の小・中学校経験2年目の先生や豊中市の小学校の先生、今回から幼稚園の先生も加わり、計23名に参加してもらい、京都大阪森林管理事務所とボランティア団体の協力を得ながら、森林環境教育セミナーを開催しました。

    森林環境教育セミナーは、学校教育における森林環境教育の推進を目的として、箕面市教育委員会との共催により平成17年度から実施しており、今回で7回目の開催となります。

     

      山下宏文教授の講義の様子 箕面森林官による箕面国有林の概要説明

      
                                


    今回のセミナーの内容は、従来の京都教育大学の山下宏文教授による講義「森林環境教育の重要性と進め方」、箕面森林官による箕面国有林の概要説明、間伐体験に加え、当ふれあいセンターで作成した森林環境教育推奨事例集の中から、間伐に付随した事例として「木の高さを目測する」(左写真)、「木の年輪を数えよう」、「間伐、ナメコの植菌」を実践してもらいました。

     


    初めて林内で刃物を使用して作業する先生方の安全を優先して、切りやすい高さで体験していただきました。


    間伐した材の枝をはらう(枝払い)。


    間伐した木材の利用。
    今回はナメコ菌の植菌を体験。


    間伐した木の年輪を数えて樹齢を知ります。

     セミナーの終わりには一日を振り返ってもらい、参加した先生からは、山下教授の講義を聴いて「森林面積が何年も変わっていないことは知らなかった」、間伐を体験して「木を伐り倒す体験はめったにできないことでよい経験になった」、全般としては「自分たちで木を伐ったりナメコを植えたり、普段の生活の中で経験できないことができてよかった。普段木に目を向けることはあまりなかったけれど、今後は意識してみようと思う」、「こどもたちにも自然の中に入って、木にさわったり葉にさわったりして自然に近づく体験をしてほしい」などの感想が聞かれ、今回楽しく体験したことや推奨事例集の楽しい事例を、学校の授業等を通して先生からこどもたちに伝えていただくことを期待するところです。

    最後に当方の指導普及課長から、「国際森林年」のPRとともに、「森林環境教育の場として、皆さんの身近にある箕面国有林を活用してほしい」とお願いし、セミナーを終了しました。

     

    お問合せ先

    箕面森林ふれあい推進センター

    ダイヤルイン:050-3160-6745